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1 - SCP-7376 二次元だって生きてるもん!!

2024年05月23日

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アイテム番号: SCP-7376

オブジェクトクラス: Archon

特別収容プロトコル: SCP-7376は基本サイト-17ではべルシア博士の自室、それ以外ではべルシア博士の自室に似せた部屋を住居として下さい。通常は普通の博士としてサイト内で仕事を与えています。SCP-7376の首元には追跡装置と監視カメラが搭載された首輪を着けてください。上層部の許可無しに他サイトへ移動することは認められません。

説明: SCP-7376はデータベース上にのみ存在するべルシア博士べルシア博士の名前が付いたファイルです。外見, 性格, 好みなどの全ての情報がべルシア博士と合致します。電子機器を通じて会話する事ができ、方法はメール, 通話など様々です。ジョークが大好きで、どんなジョークでもたいてい反応してくれます。しかし、過度な暴力表現や性的表現があるものは暴走を招くので辞めてください。べルシア博士ファイルを消そうとすると、簡単に消せます。しかしその10分後何らかの方法で復活し、代わりに消した人物が消失します。GPS装置や音声機器を着けていた場合、それらだけその場に残ります。消失した人物が何処へ行ったかは不明です。消失した人物が帰ってくることはありません。この事から、SCP-7376は小規模な現実改変能力を持っていると推測されています。

SCP-7376は空気中の電波を使い、他の電子機器に憑依する事が可能です(以下、憑依した機器をSCP-7376-1とする)。空気中を移動する際の速度は時速██mです。SCP-7376は内部からSCP-7376-1を操作する事が可能です。SCP-7376-1の電源がONになっている場合のみ操作ができます。また、パスワードやロックなどが掛かっていても無意味となり、結果的に全てのファイルにアクセスする事が可能です。これを利用し、現在は財団の開発した遠隔式アンドロイドに憑依し人間となんら変わらない生活を送っています。

SCP-7376-1は憑依されている間のみⅡ度の破壊耐性がつきます。また、電気の供給が無くても半永久的に電源がONになります。SCP-7376-1がOFFになるとSCP-7376は強制的に離脱され、空気中を彷徨います。

経緯: SCP-███の収容違反後、姿の見えないべルシア博士を探しに来た███研究員が憑依したPCを発見した事により収容に至りました。そのPCは元々それを通じて別の電子機器へと移動が出来るAnomalousアイテムとして登録されていたものでした。


インタビューログ (SCP-7376-1-A憑依時)

質問者: べルシア博士の部下、███研究員

回答者: SCP-7376


[記録開始]

███研究員: べルシア博士、あなたは何故この様な姿になってしまったのですか?

SCP-7376: うーん…少々説明が難しいね。 [沈黙]…君は、SCP-███の収容違反を覚えているかい?

███研究員: はい。

SCP-7376: 今私の憑依しているPCが Anomalousアイテムだったということは?

███研究員: それは…すみません、知りませんでした。

SCP-7376: [ため息]元々それはそいつと別の電子機器を繋いで移動できるアイテムだったんだけどね。どうやら私が移動中に死んだせいで不具合が起こったみたいだ。

███研究員: 死んだ……ですか。

SCP-7376: そう。収容違反したSCP-███に四肢をもぎ取られたりとか引き裂かれながら逃げてる内にそのPCに辿り着いてね。咄嗟に入ったんだが…

███研究員: …内部で失血死、ですか?

SCP-7376: 正解。おかげで何処ぞの首飾り博士の様になってしまった。ま、ここも案外悪くないけどね。

███研究員: …あなたを削除しようとして、逆に消えた人達の行方は?

SCP-7376: それは知らないね。多分ゴミ箱フォルダにポイだと思う。後で調べてみる?

███研究員: なるほど…上層部に掛け合ってみます。

SCP-7376: ありがと。

███研究員: …あの、1つだけ聞いてもいいですか?

SCP-7376: 何?

███研究員: 仮に、あなたがこちらへ戻れたとして…そしたら、あなたはどうなるのですか?

SCP-7376: さぁ?恐らく死ぬんじゃないか?一応失血死で死んでるわけだし。

███研究員: …そうですか。

[記録終了]


インタビューの後、███研究員に鬱の兆候が見られました。███研究員は2日に1度SCP-7376との面会を許可します。


補遺: インタビュー後、SCP-7376の言う通りにゴミ箱フォルダを確認した所、行方不明になったDクラスの名前のついたフォルダが発見されました。フォルダをUSBに移そうとすると、突然画面上に砂嵐が起こり何者かによってフォルダは全て削除されていました。

SCP-7376を三次元へ戻そうとする試みは対象の死に繋がりかねない。今後、SCP-7376を削除する行為は凍結する。-██博士


タイトル ブライト博士の人事ファイル

著者 AdminBright

URL http://scp-jp.wikidot.com/dr-bright-s-personnel-file

翻訳年 2020年

ライセンス CC BY-SA 3.0

インタビューの「何処ぞの首飾り博士」=ブライト博士はこちらからお借りしました。

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若干ネタがSCP-963と被ってしまったような…大目に見てください

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