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ENFPside
取り調べが終わったから教室に戻った。まだ授業中だったため後ろの扉から入ると視線が集まった。その視線も席に着く頃にはほぼ無くなっていた。授業が終わるとENTPとESTPが寄ってきた。
ENTP「んで、なんで呼び出されたのw」
「え?遅刻多すぎって笑」
ESTP「まじウケるんだけどww」
ENTP「え、でもさESTPより遅刻してるイメージなくね? 」
ESTP「はぁ?ENTPにだけは言われたくないわw」
「どっちもどっちじゃね?笑」
EXTP「はぁ?ww」
なんて話してるとESTPが紙切れをENTPにバレないように渡してきた。
『放課後資料室の隣の空き教室。』
場所と時間が記された紙を渡された時驚いた。ESTPに何がバレたのか、いやでもあいつは昨日の事件を知らない、じゃあなんだ……そんなことを考えてると予鈴が鳴った。
ENTP「うげ、もう授業始まるじゃん、じゃまた後で〜」
「おけ」
そう言い解散した。
正直授業の内容なんて頭に入らなかった。ESTPのあの行動はなんだったのか、そんなことを考えていたら放課後だった。
ENTP「今日暇ー?どっか行かね?」
ESTP「わりー、俺パス。今日用事あるわ」
「俺もー、先生に呼び出されててさ笑」
ENTP「また呼び出されてんのかよww」
「ペナルティで呼び出された笑」
ESTP「ウケんだけどw」
ENTP「じゃまた明日なー!」
「おう、じゃーな」
そう言うとENTPは隣のクラスのISTPにちょっかいをかけに行ってた。ちょっと可哀想だった。同じタイミングで行くのは不自然だと思ったから俺は先に指定された場所に向かうことにした。
ガラガラガラ
「……」
そこで数分待ってるとESTPが来た
「こんな所に呼び出してどうした?笑」
ESTP「いや、俺の直感な?別になんもなかったらいいんだけどESFPの長期休みお前も関係してねーの?」
「え?してない笑、いくら仲良いとはいえ長期休みなんて知らなかったし笑」
ESTP「なんで俺がこんなこと聞いてくるか驚いただろ?」
「まぁ、それはそうだけど」
ESTP「1つ目が今日の朝の呼び出し。お前いつもギリギリではあるけど指導されるほど遅刻してないだろ?」
「えー?そうかな笑」
ESTP「……それから2つ目お前の笑い方だよ。」
「ッえ?なんの事?笑」
ESTP「それだよ。なんかいつもと違うっつーか、まぁこれに関しては直感だし確証はねーけどな。 てかESFP学校好きじゃん、だからなんの前触れもなしに長期休みってのも不自然だろ?」
直感といえ、ESTPに変化を見破られてて驚いた。
ESTP「今日の呼び出しといいESFPのことと言い何があったとかは聞かねーよ。言いたくねーだろ?俺が今日ここに呼び出したのは確証を得る為。その感じからすると何らかの関係があることは間違いじゃないだろ?まぁ、理由までは突き止めんよw…でも何かあったら話せよ。」
「うん……」
ESTP「じゃ、俺帰るから。引き止めて悪かったなー」
「ばいばーい」
ESTPはなにか察したのか何も聞かないでくれた。あいつの直感の鋭さには肝を抜かれた。まぁ言いふらすようなやつじゃないし言っても良かった気はするな……今度時間があったら簡単に説明しよう…
そんなことを考えながらESFPの家に帰った。