辰哉side
辰哉「ん…」
なんで康二たちの部屋にいるんだ?
あ〜昨日の夜なんか寂しいとかなんとかで呼ばれたんだわ。
あのうるうる目でお願いされたら行くしかないっしょ。
てか今何時なんだ?
辰哉「…6時?!」
ヤバ!朝練あんのに遅刻すんじゃん!!
ん…?なんか上重くね?
辰哉「…うわ、マジか。」
俺が仰向けになって寝てる上に大介と康二が乗っかって寝てて、俺は身動きが取れない状態。
とりあえず母さん呼ぶか。
辰哉「かあさーん!!!」
どこから声出てんのか分かんないから驚いてるのか返事がない。
まあ続けるか。
辰哉「ちょっ、助けて!」
亮平「え、ちょ、どこにいるの?!」
辰哉「4かーい!!!」
そしたらすぐに、
亮平「辰哉?…って何これ笑」
辰哉「こいつらどかしてくんね?マジで身動き取れねぇ」
亮平「ふははっ!なんだ、そういうことね。」
パシャッ📷
来てくれたのはありがたいが写真を撮ってくれなんて頼んでねぇ!
辰哉「ちょ、写真撮って欲しいとか頼んでないんだけど。」
亮平「ごめんごめん。可愛くてつい。」
それから母さんも頑張って2人を起こそうとしたが無理だった。
それからさ、たーくんってよぶなよ。もう18だぞ。新成人だぞ。恥ずいんだって。
そしてちょうどいいタイミングで父さんが起きてきた。
辰哉「父さん!この2人俺の上からどかしてくれない?それから朝練遅刻のピンチだから車で送ってって!!」
蓮「え〜まじぃ?分かった。送ってってやるよ。」
辰哉「お〜マジ?!父さん神!」
蓮「はいはい。んで?この2人をどけろと。」
亮平「お願い。」
そう言うなり母さんは下に降りていった。
蓮「よいしょ…っと。」
大介「んぁ〜…パパ?」
蓮「大介おはよう。たーくん困ってるから頑張って起きような。」
辰哉「ちょ、父さんまで…」
大介「パパおはよぉ…たーくん!おはよーピーマン!!!」
辰哉「おーおー鼓膜破れるわ。」
朝から騒がしいわ。さっきまで寝てたよな?
蓮「ふははっ元気だな〜大介。」
康二「んぅ…大ちゃん…」
大介「康二!たーくんおっき出来ないからおっきしよ!」
康二「こーちゃん、おっき…」
バタンッ
蓮「お〜あぶねぇ。大丈夫か?…あ、寝てるわ。」
康二は立ち上がったものの眠気でふらついてしまったらしく、少し大きめの音を出して床に倒れ込みそのまま、また寝てしまった。
辰哉「父さんサンキュ!」
やべぇ…時間がねぇ!!!
てか翔太は起きてんのか?
3階に降りて翔太の部屋を除くと、
辰哉「おいおい、ぐっすりじゃねぇか!!」
翔太「ふわぁ〜…りょーた、?」
辰哉「涼太大好きだな。」
翔太「りょーたがいない?!」
辰哉「…」
翔太「…」
あ、目合った。
翔太「…てか待って今何時だ?…6:30?!」
辰哉「おい無視かよ。」
そういうなり俺の横をするりと抜けていった翔太。
さて、俺も準備しますか。
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