兄弟の日常

次の日。

🎼📢視点

こさめが昨日学校から帰ってきてから少し元気がない。でも本人に聞くとなんにもない！って言う…

🎼☔️視点

🎼☔️「じゃあ行ってきまーす！」

🎼🍵🌸「いってらっしゃーい 」

(はぁ、学校行きたくない…みんなどういう反応するんだろう…)

🎼☔️「みんなおはy」

男1「あ！こさめちゃーんﾆﾔﾆﾔ」

男2「あっほら！男の皮を被った女！」

🎼☔️「こさめは女の子じゃない！」

男1「それでも生理くるじゃーん」

男2「知ってるか？男は生理が来ないんだよ？」

🎼☔️「ｯｯｯ」

男2「また泣くんですかー」

男1「泣けばいいと思ってるのー？5年生にもなって」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

男1「また逃げたー笑」

こさだって生理なんてものなければいいって思ってる。こさだって子宮なんてものがなければ。

走って。

走って。

学校からとにかく遠ざかって。

今目の前の現実から遠ざかりたい。

👨‍🏫視点

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

👨‍🏫「おはよーよし出席確認とるぞー」

👨‍🏫 「○○ー」

「はい」

👨‍🏫「こさめー」

「…………」

👨‍🏫「だれかこさめ知ってるやついるかー？」

男1「わからないでーす」

👨‍🏫「おっけーじゃあ後でお兄さんに電話するか」

(大丈夫か？昨日は今日来るって言ってたし。当日に怖くなったのか、？)

👨‍🏫「よし、じゃあ出席確認取れたし1時間目の準備しとけーはいっ解散」

📞ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ📞ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｶﾞﾁｬｯ

👨‍🏫「あ、○○小学校の○○です。こさめさんのお兄様の電話で間違いないでしょうか？」

🎼🍵《「はい」

👨‍🏫「今日こさめさんが登校してなくてですね。今日は欠席ですか？」

🎼🍵《「え、？こさめちゃんならいつも通りの時間に家出ましたけど…」

👨‍🏫(え、？確かにいなかったよな。)

👨‍🏫「えっとそれが登校してなくてですね。こちらでも探します 」

🎼🍵《「わかりました。こっちでも探してみます 」

👨‍🏫「すみません。失礼します」ｶﾞﾁｬｯ

🎼☔️視点

走って学校から逃げて。こさめは悪い子だなぁ…

嫌なことから目を背けないって決めたのに…

お兄ちゃん達に学校から逃げたことバレちゃったかなぁ…

大丈夫。こさなら大丈夫。嫌なことでも我慢。

学校に向かって歩き出す。それでも学校に近づくにつれて足が重く感じる。

怖い。つらい。でも行かなきゃ。動かない足を無理やり動かす。

教室に入るのが怖い。先生に会いたくない。みんなに会いたくない。

でも、

🎼☔️「おはようございます。すみません遅刻して笑」

👨‍🏫「お、こさめ。お前どこいってたんだ。今お前のこと探しに色んな人が動いてるんだぞ」

🎼☔️「すみません笑ちょっと寄り道しちゃって笑」

本当は一度登校してた。なんて言えない。逃げたなんて言えない。

👨‍🏫「はぁ…ちょっと電話してくるからみんな自習しててーこさめも早く席につけ！」

🎼☔️「はーい」

先生が電話しに行ったあと

男1「こさめちゃん登校したんでちゅかーえらいちゅねーｗｗｗ」

🎼☔️「ｯｯｯ」

男1「おい無視すんなや！ほらクラスのやつもみんな注意しないってことはお前のことキモイって思ってんだよ！」

🎼☔️(我慢我慢)

男2「男1が言ってることが正しすぎて反論もできな いんだ〜弱虫！」

男1「ﾁｯあーあーキモイ上につまんねーのか。お前終わってんなｗｗｗ」

先生が戻ってきて

👨‍🏫「よし、授業続きやるぞー」

昼休み

男1「お前放課後俺んとここいよ。来なきゃ全校生徒にお前が生理くるってことバラすから」

🎼☔️「わかったよ…」