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それからは蒼くんに私のトラウマを打ち明けたときの雰囲気が嘘のように明るくなった。
きっと雪くんや夕海のおかげだろう。
今はみんなでしりとりをやっている。
雪くんが愛してるゲームやりたーい!って言い出したけど蒼くんがソッコー却下した。
夕海は「夜やろうよ!」なんて目を輝かせてたけど。
雪「次はるちゃん!『の』だよ」
は「んーーじゃあ海苔」
雪「渋っ!」
は「うるさ」
蒼「り〜?倫理」
雪「また『り』なん!!何回目!?」
状況はというと、
私→蒼くん→雪くん→夕海の順でしりとりをまわしてたわけですが、蒼くんが一生『り』責めを雪くんにしてて…正直面白い。
雪「もうないんやけど….り…り…….りぼ…..ばらい?」
夕「雪ちゃんやばい限界すぎるそれ」
笑いが止まらない夕海。
夕「じゃあ家で」
は「えーーーー海老?」
蒼「はるちゃん食べ物ばっか」
蒼くんは蒼くんで食べ物ばっかり出す私を笑ってくる。
仕方ないじゃん、出てくるんだもん。
蒼「び…病理、で」
蒼くんは半笑いで雪くんに次の言葉を投げかけた。
病理なんて言葉普通でないだろ。
雪「なんやねんそれ知らへん」
蒼「辞書ひけ」
そんなやりとりを何度か繰り返していたら、トイレ休憩を挟むためにサービスエリアに止まった。
前の方から手すりに捕まった進藤先生が声をかけてきた。
先「おら静かにしろー。今から15分の休憩をとる。トイレとか行きたい奴はいまいけ。15分後に点呼して出発だ。ちゃんと帰ってこいよー」
そう言ってバスの扉が開くと、何人かが降りて行った。
私も行ってこようかな。
雪「僕もトイレいくー」
は「あ、私も!」
出る前にトイレ行った組と寝てる涼風くんを置いて雪くんと一緒にバスを降りてトイレへ向かう。