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pr × mz
地雷さん🔙
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ベットの上に横たわると 、 おにーさんの体の熱が 、 真綿に火を灯したかのようにじわじわと俺の肌を侵食していく 。
時計の針の音だけが 、 無機質なメトロノームのように孤独を刻む 。
さっきまで 、 俺に襲いかかっていた睡魔が嘘のように 、 目が冴えている 。
静かな時間が1秒 、 また1秒と流れていくたび 、 胸の奥の棘が 、 暗闇の中でまた鋭い爪を立てて暴れ出しそうになる 。
それに耐えきれなくなって 、 俺の隣にいるおにーさんの服の裾を 、 縋り付くようにぎゅっと掴んだ 。
「 … 寝れねぇの 、 ? 」
静寂を切り裂いたのは 、 おにーさんの 、 溶け出した蜜のように優しい声だった 。
俺が小さく頷くと 、 暖かい手のひらが 、 俺の頭をゆっくりと包み込むように撫でる 。
「 大丈夫 。 … ここにいるから 、 」
その手の重みは 、 俺を縛る鎖を溶かす魔法となって 、 深い微睡の底へと俺を沈めていった 。
__ 翌朝 。
カーテンの隙間から差し込む光が 、 俺の瞼を優しく叩いた 。
朝に弱い俺が 、 どうしてか 、 おにーさんが目覚めるよりも先に目覚める 。
恐る恐る隣を見ると 、 そこにはまだ 、 昨夜俺を拾い上げたおにーさんが 、 穏やかな寝息を立てて横たわっていた 。
「 ( … こんな顔 、 しとったんや 、 ) 」
至近距離で見る 、 無防備な顔 。
おにーさんからそっと目を離し 、 部屋を見渡す 。
椅子に掛けられたパーカー 、 2つ並んだマグカップ 。 これが夢じゃないことを確かめるように視線を彷徨わせていると 、 ベットが 、 微かに沈んだ 。
「 、 … ぁれ 、 … お前 、 もう起きてたの 、 ? 」
少し低い 、 寝起きの掠れた声 。
慌てて視線を戻すと 、 そこにはまだ眠そうな瞼を開けて俺を覗き込む 、 おにーさんと目が合う 。
気まずくて顔を逸らそうとした瞬間 、 おにーさんの腕が 、 俺を自分の方へ 、 無造作に 、 けれど優しく引き寄せた 。
「 … まだ 、 寝とけ 。 … ガキが無理して早起きすんな 、 」
正面から伝わるおにーさんの熱 。
それは 、 冷え切っていた俺の心を無理やり動かす 、 残酷なまでの熱を持っていて 。
俺のモノクロだった視界は 、 パレットに落とされたおにーさんの色で描き直され始めていた 。
コメント
2件
初コメ失礼します! えっと、あの、はい、うますぎて言葉が出ませんまじでえぎいです 国語力高すぎですよ主さん(´;ω;`)
もうこれ、めっちゃ良かった……。 「真綿の熱」って表現、一発で心掴まれたわ。夜の不安から朝のぬくもりまで、温度がじわじわ伝わってくるようだった。最後の「おにーさんの色で描き直される」ってフレーズ、めっちゃ刺さった。静かな朝の時間が、二人の距離を優しく縮めてく感じがたまらん。方言混じりの台詞もリアルで、キャラの距離感がすごく自然だった。続き、絶対読む🔥
ゆ あ
47
りんりん/ペア画中!!
739
みづと(学タブ)
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