____ねぇ会長。今からヤろーよ笑
…は、
「…っ、いや、何言っちゃってんの、笑そんなのするわけ、」
そう俺が言い終わらない内に、元貴は甘く口付けをしてくる。
「あはっ、会長真っ赤じゃーんっ笑」
…きっと、コイツのことだからヤるというのは冗談ではないだろう。
そう直感的に思い、俺は教室から離れることにした。
なんとか隙を見て元貴の腕を外し、逃げる。
「…っ、」ダッダッダッ
「…あ、離れちゃった。…これは____だね。会長笑」
「はぁっ、はぁ…っ」
あれから屋上へと向かい、周りに囲っている柵にもたれ掛かる。
屋上は禁止だが、まぁバレないでしょ。
生徒会長が校則破ったって知られたらマジでオワリだがな。
屋上に走っただけなのに、もう息切れしちゃってるな。俺。
「一応中学はサッカーやってたんだけどなぁ…」
歳をとったからなのか、それとも高校に入ってから部活をしていないからなのか。
…まぁ、どちらにせよ、体力がなさすぎるのは困るな笑
そのまま屋上からグラウンドを見渡す。
グラウンドからは応援の声や笑い声、ちょくちょく怒鳴り声も聞こえてきたり。
皆青春してんなぁ…
やっぱ俺も部活に入るべきだったかなと少し後悔をしながらグラウンドを見続けていると、後ろから扉が開いた音がした。
「あ、いた。」
「…!? なんで、元貴が、、」
そう。
扉を開けたのは、紛れもなく元貴だった。
「えぇ〜だって会長、いや、若井がヤろうとしたら逃げちゃうんだもん」
うわ、、名前呼び…
少々嫌な気持ちもあるが、どこか嬉しいと思うのはきっと俺の勘違いだろう。
「…、ヤらないからな 」
「えぇなんで〜? さっきあんなことしてきたってことはシたいんじゃないの〜?」
「…違う。俺はお前を説得しようと…」
「…まぁいいや。無理矢理でもするから笑」
ガシッ
「…っ、」
そう言うと、元貴は俺を押し倒し、腕を固定してくる。
俺は頑張って今できる最大限の力で抵抗をする。
「ちょっ、離せってっ」
「言ったじゃん。お仕置きだって笑 まぁ、言ったときは逃げちゃってたもんね。」
…アレはお仕置きって言ってたのか…
ギリギリ聞こえなかったからな。
「…!?」
元貴は俺が抵抗しすぎて素直に聞かないせいか、更に力をこめて固定してきた。
「…っ、ちょ、ほんとにっ」
バンッ
「おい!!何してるんだ!!」
「…っ!!」
「……」
俺達が暴れていると、大きな音を立たせ扉を開けた先生がやってきた。
…終わった。
俺は一瞬にしてそう悟った。
せっかく生徒会長として大人しく真面目に過ごしてきたのに…
「はぁ、…とにかく、大森と若井は職員室に
来い。」
「…っ、はい。 」
「…無理。」
「は?」
な、マジかコイツ!!?
先生から呼び出しを喰らい、それでも元貴は拒否をする。
大人しく返事した方が後々楽なのにな…
「…大森は反省文追加な。」
「は!?そんなん聞いてねーし!!」
「お前が1回抵抗するからだろ」
「…くそが」
「もっと反省文増やすぞー」
「…スミマセン」
「…笑」
反省文を増やされ、素直に謝って。
その光景があまりにも面白すぎて少しニヤけていると、元貴はこちらの視線に気づいて睨んできた。
元貴が睨んでも全然怖くないんだけどな…笑
「よし、じゃあ職員室行くぞー」
大後悔した若井でした。
コメント
4件
やっぱ学パロっていいよね。神すぎ
これ好きすぎるるるるる 😼 👍️