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ガラガラガラガラドシャーンッッ!!
「おい!テメェ舐めた口聞いてんじゃねぇぞ!」
物が崩れる音に加え、汚い怒号が店外に響く
崩れた瓦礫の中にいるのはーー
🇯🇵「(痛っ…背中が…父上…早く助けにきてください!!」
数分前
「お前が声かけてこい」
日帝は冷淡な口調で日本にそれだけ伝えた
🇯🇵「え…?」
🗡️「なんかちょっかい出してこい」
🇯🇵「で、でも…相手はヤクザですよ…?」
🗡️「あいつは自分が強い奴だと勝手に吠えてる犬だ。アメリカに比べれば怖くない」
しかし日本はどうすればいいかわからず、オドオドして、こちらを見つめている
🗡️「お前の好きなようにやれ。危険になったら俺が助けに入る」
それ以降、日帝はゲームに集中するようになった。困惑した彼だったが、今はそんなことをしている場合ではない、少しでも貢献しなければ
という思いが強まった
日本は飲みかけのコーヒーが入ったコップを持ち、中年男性の元へ向かって行った
🇯🇵「少しいいですか?」
男「あ?」
バシャーンッッ…
日本はありったけのコーヒーを男にかけた
男の体は頭から腰までびちょぬれになった
男は一瞬困惑したようにこちらを見つめーー
「おい、どうしてくれんだよ。せっかく買った新品の服が、びちょぬれじゃねぇか」
と、淡々とした口調で迫ってくる
🇯🇵「はい?私の知ったことじゃありません」
と、日本は軽くあしらった
するとーーー
「ふーん…ならこっちこい!!」
いきなり怒鳴り始め、日本の腕を力強く引っ張り、店外へと連れ始めた
周りの客は冷ややかな目で日本を見ていた
🇯🇵「えっ…ちょっ…父上!?」
日帝はゲームに夢中である
🇯🇵「うっ…うぅ…」
男「オイオイ!煽ってきた割にはクソ雑魚じゃねぇかよ!」
日本は抵抗する力もなく、ひたすら男の暴行を受ける
男「テメェ俺が誰だとわかってんのか!?あの東組だぞ!?」
🇯🇵「(っ!!やはり情報は正しかった…)」
男「服を汚されたんだ!生きては返さねぇぞ
オラ!!」
うずくまってる日本の体を起こし、胸ぐらを掴んで顔を殴る
鼻は口は殴られるわで、顔は段々と紅に染まっていく
男「意地見せてみろやオラ!」
胸ぐらを掴んだまま、壁へ追いやり、次から次へと追い打ちをかける
🇯🇵「(痛い…でもこのままじゃ!)」
ドゴッ
苦し紛れに出した一撃が、男の鳩尾に入った
男は腹を押さえるように苦しむがーー
こちらを歯切り仕立てて見ていた
🇯🇵「あっ…その…ごめんなさい」
男「舐めやがってぇ!!」
🇯🇵「うわっ…!!」
気づいた時には投げ飛ばされていた
そこらに散らかっていた物が背中に直撃し、痛みが走る
もはやこの男に自分は半殺しにされると、悟ったのか
🇯🇵「待ってください!私は東亜管理連合の者でして…」
男「関係ねえやオラ!!」
と、ナイフを取り出し走り込もうとした瞬間
「うおっ!?」
男は足がひっかかり、思いっきり転倒した
危うくナイフは日本の目の先まで届いていた
日本は驚きと危険を回避したことにより、目を丸くする
「ったく…そんぐらいにしとけよ」
男「なっ…日帝さん!?」
後ろから現れたのは景品を沢山持って余裕そうな表情を見せた、彼だった
🗡️「認知してるのか。なら話は早い」
男「なっ…何の用だよ!」
先程の威勢とは一転、男は日帝の行動にいちいち恐れ慄いている。
🗡️「最近お前ら東西組の対立が酷いと聞いてるぞ、西側とは話しつけたんだが、東側とも話をつけたくてなぁ。会わせてくれないか?
全く顔を出してくれないからなぁ」
男「だからハメたのか…汚ねぇ野郎だ!組長が黙ってないぞ!」
すると日帝は男が持っていたナイフを持ち
🗡️「ほう…汚いことしてる奴が汚い言うとは
笑わせてくれるじゃないか。なぁ?なぁ!」
不適な笑顔で男にナイフを突き出して迫る
鬼気迫る演技に、日本はただ空いた方が塞がらず、見ているだけだった
男「わ…わかったよ!!今度言ってやるから!勘弁してくれ!」
🗡️「ならとっととこの場を去れ!組長にすぐに伝えろ」
男「すっ、すいませんでしたぁぁぁ!」
男は情けない声でパチンコから逃げて行った
深呼吸した日帝はびっくりしている市民を見て
🗡️「もう大丈夫だ」
と、笑顔で接した。
🗡️「さてと、次は…」
下に目を向けると、こちらを睨んでいる男が1人いた
2人が向かったのはある街中薬局。「漢薬店」
ここでは日本・日帝親子と面識のあるある女性が1人で毎日働いて営業している
カランカラン…
「いらっしゃいませー…えぇ!?」
🗡️「すまん。少し手当してくれないか?金は払う」
🇯🇵「あ…ども」
「日本…何その傷…どうしたの?」
🇯🇵「えっと…その…」
助けを求める様に日帝を見るが、彼は自分で言えと感じる。仕方なく日本は経緯を説明した
「なんでそんなリスキーなことするの…」
🇯🇵「今思うと自分もそうお思います…何故わざわざ私を囮にしたんですか!」
🗡️「簡単だ。お前に慣れさせるためだ。口ばかりだけでなく、実状も知っておいた方がいいしな。それに俺は最初はよくこうなって君の父親に…」
そのあと、父親の昔話が続いた。父の痛みを聞いたところで、自分の痛みが和らぐことはないのに
🗡️「話がズレたな。だが、ここまで踏み込んだのは数年ぶりだ」
🇯🇵「え?」
🗡️「日本が来る前も何人か行ってたんだが、東側は断固として動かなかった。以前はしつこくやってれば動いたんだがな」
🇯🇵「やはり今回は本気ということですか…」
🗡️「その通りだ。奴らも西側とケリつけたくてウズウズしてるのかもしれんな」
「あの…私達は大丈夫なんですか?巻き込まれませんよね?」
🗡️「何を言ってる。巻き込ませないのが俺達の仕事だ。なぁ?」
日帝は笑顔でこちらを向くが、日本は顔を怪我してるため、表情筋を上手く動かせない
ガーゼを当てようとすると
🇯🇵「痛っ!うっ…」
「ごめんね!ごめん…痛いよね」
🇯🇵「謝らなくて大丈夫ですぅ…」
🗡️「てか思ったんだが、お前小さい時江戸爺さんから散々武道教わったよな?何故それを
使わなかった?」
🇯🇵「人を殴るために武道は使うものに非ずって…倣ったんですよ!」
すると日帝は日本の顔に近づき、頬をつねる
🇯🇵「いたたたたた…」
🗡️「抜かした事を言うな!相手はナイフだったが、銃だったらどうする!お前は今ここにいないのだぞ!」
🗡️「…もっと考えろ。じゃなきゃ、死ぬぞ」
日帝は小声で続ける
🗡️「お前は知らないかもしれないが、この仕事をやって十数年、殉職したやつはごまんといる。皆揃いも揃って守る力を備えてなかった。
だから…、否。先に帰ってる」
日帝は深く息を吸い込んで頭を抱え、店を出て行った。「だから」の先が聞こえなかったが、
日本には彼なりの思いは十分に感じ取ったような気がした
夕日が窓に差し込んでいる
日本は湿布、ガーゼ、絆創膏諸々貼ってもらった
🇯🇵「本当にありがとうございます!助かりました!」
「いやいや!言われたことをしただけだから…」
🇯🇵「じゃあ私はこれで」
「待って」
去ろうとする日本の手をとる
「…無茶しないでよ」
その握っている手は、わずかに震えている
🇯🇵「もう大丈夫だから!心配しないでくださ…いててて…」
やはり表情を崩すと痛みが走る。日本は頬を抑える
🇯🇵「じゃあさよなら!」
走り去っていく日本を笑顔で見送る小姐姐
と、そこに
「お姉ちゃんただいまー!」
「パラオ!もう帰ってきたの?」
🇵🇼「今日ね、虫さん沢山捕まえたの!お姉ちゃんにも見せるね!」
「う、うんいいよ…」
どうか兄さんと日本が、争うことがありません様に…
「ん?」
ネオン煌く夜の街の一端にある建物。そこは
赤が充満する組織のアジトだ
「どうした?」
「今妹から嫌な気配がしたアル…」
「相変わらずシスコンだな。おーい、ウォッカはどこだ?」
と、そこに
「書記長!またもや東亜連合から会合の知らせが…」
「いつも通り黙殺しろ」
「いやしかし今回は脅されたとのこと…そしてこちらをご覧ください」
見せられたのはあのとか脅されていた下っ端とは別の下っ端が盗撮していた
その写真と動画を見た男は飲んでいたウオッカの瓶を机に置く
「Становится интересно.」