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※バナナ王国、ラマンダーについての捏造
✵✵✵✵✵
バナナ王国。昔、リンゴ帝国に攻められ、壊滅した。だが、その王国の生き残りであるバナナ王が、散り散りとなったバナナ王国の国民を集め、リンゴ帝国を攻め、リンゴメスを打ち破り、リンゴ帝国はバナナ王国の配下となった。(リンゴ帝国の国民の扱いはバナナ王国と同じ扱いなので関係は大丈夫である。)
そして、その地下に幽閉されていたリンゴ姫と再会を果たした。
その後、リンゴ姫と婚姻を結び、王国を再建した。
そしてその後、その一粒種のバナナ王国第1王子・トキが生まれた。
ちなみにこれは余談だが、その王国の名前は最後までリンゴ姫とバナナ王子がかなり揉めていたようだ。
さて、バナナ王国が滅んだ原因となった人がもう1人。暗黒魔術師・ラマンダー。
そのラマンダーは今、バナナ王国の地下深くに幽閉されている。
✵✵✵✵✵
「こんにちわ。ラマンダーさん」
と、その一粒種のトキが入ってきた。それに気づく者がひとり。暗黒魔術師・ラマンダーだ。
「また来たのですか?物好きですね、バナナ王国第一継承者。トキ」
トキはぽやんとした表情でラマンダーに近寄った。
「お話しましょ?」
「ほんっとに物好きですね・・・あなたは」
と、ラマンダーは軽く呆れたようにそう答えた。
「怖くないのですか?私はあなたの父親と母親の居た国を滅ぼそうとした邪悪な悪者なんですよ?いつかあなたを殺そうとするかもしれまそんよ?」
と、ラマンダーは軽く脅すように問いかけた。普通の子供なら、ここらで怯えて泣くかもしれない。すると、トキはぽやんとした表情で答えた。
「ラマンダーさんは怖くないです」
そうトキは答えた。その答えにラマンダーは目を丸くした。
「確かに、お父様とお母様の国を滅ぼそうとしたし、僕を殺せるかもしれない。けど、今、ラマンダーさんは僕のことを殺そうとしてこないじゃないですか」
「・・・気が変わって突然殺すかも知れませんよ?」
そう聞くと、トキは答えた。
「僕は、ラマンダーさんのこと、“怖い”って思ったことは一度もないです。」
と、トキは無邪気に答えた。それがとても可笑しくて、眩しくて、ラマンダーは思わずトキの頭を撫でた。
✵✵✵✵✵
「こら、トキ」
牢屋をこっそり出ると、外では両親が。
「・・・トキ、またラマンダーに会ったのか?危ないからやめろっていつも言っているだろう」
と、父親は困ったようにそうトキに言い聞かせる。
「でも、お父様。今は行政も不安定です。ですので、今はラマンダーさんの力を借りるのも手ではありませんか?」
そうトキが言うと、父親も母親も目を丸くしていた。すると、母親は少し困ったように笑い、トキの頭を撫でた。
「トキ、あなたは賢いわね・・・でもね、彼がしてきたことを簡単に許すことは出来ないのよ。・・・少し難しいかしら?」
すると、トキは答えた。
「確かに、彼がしてきたことは到底許し難いことです。でも、だからってそれをずっと恨み続けても何もなりませんよ?」
と、トキはそのまま部屋へと帰って行った。そんな息子の背中を見ながら、父親は軽くため息を着いた。
「・・・頑固なのは、誰に似たのか・・・」
そう零すと、母親がクスッと笑った。
「貴方じゃありませんか?」
「かもなぁ・・・」
と、その夫婦はトキを見守っていた。