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あの日はバイトも休みで友達と遊んでから家に向かった。
何も無い田舎道で丁度夕日が沈んでいくのが見えた。
「そうだ、綺麗な夕日を写真に残そう。」
そう思ってポケットからスマホを取り出した。
「カシャ」誰もいない所に私のシャッター音が鳴り響いた。
ゆっくりしてたらもう18時になっていた。
「早く帰らないと!」そう思い急いで自転車を漕ぎ出した。
だいぶ家に近ずいてきたとき、1人の男の人に声をかけられた。
「君少し止まってくれないか?」
私は聞き間違えかな?と思ったが、1度止まることにした。「どうかしましたか?」すると、
「近いうちに病院に行った方がいい。いいね?」
そう言われた。
突然の事で頭が回らなかったが、「はい、分かりました。」と一礼をしてまた自転車を漕ぎ出した。次に後ろを振り向いた時にはその男の人はいなかった。
次の日になり、私はまた自転車で学校に向かった。教室に入り友達に「今日から4連勤でバイト入ってるよー」と、愚痴をこぼしてると顧問の先生に呼び出された。「あのね、バイトない日に部活ってできる?」断る訳にはいかず、「いいですよ」と、返事をしてしまった。
その時私は男の人に言われていた事をすっかり忘れていた。もし、この時覚えていたら未来は変わっていたかもしれない。