テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
オレは廃墟の教会に住んでいた。
何を血迷ったのか朝方に女が1人の赤ん坊を教会の前に置いて消えた。
こいつ捨てられたのか──
『オレと一緒だなお前。』
まず初めにこいつの名前を決めることにした。
何にしようか、こいつの髪は真っ赤で眼は真夜中のような暗さだ。黒は魔の色で人間には避けられているらしい。生まれたらすぐに殺したりするらしい。
「うーん」
「おぎゃっ!」
「よし!決めた今日からお前はルベルだ!」
「あうあうあぁ〜!」
「お?嬉しいのか?」
赤ん坊ルベルのご飯は魔牛の新鮮なミルクを飲ませた。魔法で少し温めてから飲ませたら喜んでいた。
「も゛ぉ〜〜」
「あう〜」
「美味しいかあそうか〜」
ルベルが
「おれぇー!おれぇー!」
「オレを呼んでるのか!?うおー!ルベが喋ったあー!!」
「も゛おおおおぉーー!」
「オレ早く行こうよ!」
「あんま走ると転ぶぞー」
オレらは沼地を出てあっちこっち旅をしていた。
勿論魔牛も一緒だ。
ルベルは12歳になった日にオレと世界を見て回りたいと言ってきたので願いを叶えるためオレとルベルはまず近くの国に行くことにした。
オレの普段の見た目はドラゴンの角と尻尾が生えている。飛ぶ時は羽も生やすこともできるぞ。
だがこの姿で人間のいるところに行けばきっと怖がらせてしまうだろうし下手したら討伐されるだろうな。それは嫌だから旅の中では人間に変身することにした。
鶯色の髪に
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!