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翌日,私はラフ目の服装で髪を切ってる人をドキドキしながら待っていた
え?ラフ目の服装あったのかって?
フリフリのシャツがあったので赤いスカートと共にそれを着ています
しばらくするとチャイムが鳴ってアルにぃが玄関に行く
浮奇「《やっほ〜結ちゃん》」
『!《浮奇さん!》』
確かに浮奇さんは手先が器用そうだ
ケーキとかよく食べさせて貰ってたなあ
浮奇「《えーとブルーシートを敷いてその上に椅子置いて結ちゃんにケープ被ってもらって……じゃ,切るよ》」
はっ!準備がもう終わってる…!
ジャキン,とハサミの音がする度に私の髪が落ちる
段々と左右が整っていく感じがする
浮奇「《メッシュ部分は切られてなかったから,そのまま残して……うん,出来た》」
ケープを外して浮奇さんは鏡を持ってきて私に見せる
『わぁ…!』
物凄く可愛くなってる…!
中也「お,めちゃくちゃ短くなったな」
太宰「凄ーい!物凄く可愛くなってる!」
なんだかんだ新旧双黒,みさねぇまでとはいかないけど,かなりのシスコンになってしまったな…
四葉「肩ぐらいまでになったけど,それでもアレンジ出来る長さじゃん!」
中也「せっかくだしアレンジしてリトとデートしに行ったらどうだ?」
敦「そうして来なよ!服も今の髪の長さにピッタリだし!」
イッテツ「今リト君暇してるし」
美咲「駅前に新しく出来た喫茶店パンケーキがめちゃくちゃ美味しいらしいよ!」
アルバーン「《浮奇〜!結を思いっきり可愛くして!》」
浮奇「《オッケー任せて》」
あっという間に私は浮奇さんに髪をアレンジされてリト君とデートする事になった
『…………なんでツインテール…』
色んな人にジロジロ見られて恥ずかしいんだけど
リト「結,か?」
『リト君』
リト「似合っ…てる…///」
リト君は顔を真っ赤にしながら言う
なんだか私も恥ずかしくなって顔が熱くなる
『は,早く喫茶店行ってパンケーキ食べて帰ろ』
リト君の手を引っ張って喫茶店に向かう
喫茶店に入ると,可愛らしい内装で良い感じの曲が流れていた
席に案内されてメニュー表を見る
確かにパンケーキがめちゃくちゃ美味しいと言うだけあって,パンケーキの種類が多い
チョコソースとかクリームも増量出来るんだ
『あれもこれもどれも美味しそう…』
あ,これが1番美味しそう
色んなフルーツがたくさん乗った,クリームたっぷりのチョコソースがかかったパンケーキ
『ねぇリト君!これ美味しそう』
リト「おお,めっちゃ美味し…そ…
結,それカップル限定のだけど大丈夫か」
『へ!?』
ま,まぁ,私達は仮にも恋人同士だし…
『だ,大丈夫だよ!
仮でも恋人同士だし…』
リト「あ,おう…すいませーん」
店員「はい,ご注文はいかがなさいますか?」
リト「このカップル限定のフルーツとホイップクリームたっぷりパンケーキとオレンジジュース,チョコミントアイスとアイスコーヒーをお願いしても良いですか?」
そんな名前だったのか
というか,リト君私がオレンジジュース好きなの知ってたっけ
いつも学校で飲んでるからそれ見て覚えててくれたのかな
店員「フルーツとホイップクリームたっぷりパンケーキはカップル限定となっておりますが,本当に恋人でしょうか?」
あー,装う人がいるから聞いてるんだろうな
するとリト君は立ち上がって私の方に来る
リト「結,ごめんな?」
『どうしたのリトくっ』
リト君は店員さんに見せつけるように私にキスをした
店員「あらぁ…///
では,少々お待ちくださいね〜」
店員のお姉さんはニヤァ,という顔をして厨房の方に向かってしまった
リト君は平然とした顔で席に戻った
暫くして頼んだものがやってきた
私は何を話したら良いのか分からなくて,黙々とパンケーキを食べる
リト「結〜」
あ,と口を開けた
パンケーキを食べたいのか
私はパンケーキを切って先程まで食べていたフォークに刺してリト君の口に入れる
リト「うまっ!
フルーツの酸味とホイップクリームとチョコソースの甘味が合うわこれ」
ん?あれこれって間接キスになるんじゃ…
カッ!と顔が真っ赤になる。物凄く熱い
リト「気付いた?」
そんな私を見て頰をほんのり赤くさせながらリト君はニッと笑っていった
あー,ずるいなぁ
恥ずかしくってパンケーキをかき込んだ
リト君もチョコミントアイスを食べ終わって飲み物も全部飲み終わっていた
お会計はリト君が払おうとしていたので急いでお金を出した
そこからどうやって家に帰ったのか分かんなくて,気付いたらリビングのソファに座っていた
さっきの事を思い出して顔にクッションを当てて思わず叫んだ
『ア”ア”ア”ア”ア”ア”!!!!!!』
芥川「!?(ビクッ)」
奏斗「何してんの?」
セラフ「荒れてんねぇ」
アイ「みゆゆこんな声出すんやね」
↑偶々来ていた3人
美咲「リト君の事〜?」
みさねえはそう聞いてきた
『まぁ…』
アイ「本当の恋人になりたいとかか〜?」
にや,とアイは笑いながら言った