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「さ、冴君?」
冴「冴でいい」
って冴が言ってきたので俺は冴と呼び捨てで呼ぶことになった。
冴「世一…」
「え?」
冴「世一って呼ぶ」
俺は少し焦っていた。だって親からも余り世一って呼ばれなかったんだぜ?そしたら今日、初対面で会った人に世一って呼ぶって言われたら少しは驚くだろ?親には出来損ない、役立たずって呼ばれてるし、他の人からは潔って上の名前で呼ばれてるからね驚くのは当たり前だ…
って考えてたら冴から呼ばれた。
冴「放課後一緒に遊ぶぞ」
「え!良いの?こんな俺で…?」
まさかの言葉に俺は嬉しさと驚きを隠せなかった。だって初めて放課後一緒に遊ぼなんて言われたらねぇ〜嬉しいに決まってるよ。まぁ俺だったらの話だけど
冴「お前だから言ってんだよ」
「え、あ、…」
冴「じゃあ、また放課後な」
「え!ちょっt…」
冴「◯◯公園な」
って言った瞬間、冴は歩いて行った。
(え、絶対に行かないといけないやつじゃん…最悪…)
って考えてたらいつのまにか放課後になってたから俺は急いで◯◯公園まで走った。そしたら目の前に冴が居た。
冴「遅い」
「ご、ごめん」
冴「まぁいい早くサッカーやるぞ」
「え?サッカーやるの?」
って俺は疑問に思った。なぜなら俺はサッカーのルールなんて知らなかったからだ。でも何であの時、出来たの?って話しだろ?俺にも分からない。何となくボールを蹴ったらゴールして勝っただけだ。
冴「サッカー以外に何がある?」
「え、あ、いや、そのー…」
冴「なんか言いたいことでもあるのか?」
「えっと、俺…サッカーのルール…知らない…です」
冴「はあああああ!!」
潔:ビク!!
俺はあまりにも冴が大きい声を出すからびっくりした。
冴「世一…お前あの時なんでサッカーできたんだよ?…」
「え?ただ単にボール蹴ってゴールして勝っただけ?だけど??」
俺は首を傾げて言ったら冴が大きなため息をした。
冴「はぁー、俺が一からサッカーのルールを教えてやる」
「え?わかった?」
冴「サッカーってのは、ーーーってなってーーーーがああなったらアウトだ。んで、ここがーーーーーーなる。最後にーーーーーーーーーーーーーーーーってなるわけだ。分かったな?」
「んえ?まぁ、うん…多分」
冴「んじゃあ、やるぞ」
「え?もう?ルール聞いたばっかじゃん!」
冴「やった方が早いだろ」
「え、確かにそうだけど…一回、練習しよ!」
冴「無理だ、早くやるぞ」
「え、うそ…」
冴「先に3点取った方が勝ちな」
「ちょっと待って」
冴「始めるぞ」
「え、」
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