コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そこから毎日俺は桜のもとへ行くようになった。いじめられている話なんてしない、桜の話す内容は明るい方がいいだろうと思っていた。 「でさ、そしたらその男子が転んでさ」「ふふふ、なんですかそれ」 笑ってる君がこんなに愛しい。でももう同性に恋して迷惑かけるようなことはもうしたくない…したくないのに。 もし、桜にこんなこと伝えたら嫌われるかな?もしかしたら同性とか恋愛とかについて分からないけど教えたら分かってくれるかな?いや、嫌われる?どっち? 「…..さん!….ねさん!」 「茜さん!」 「うおっ!」大声で呼ばれビックリした俺はベットに座っている桜の方に目を向けた。 「ご、ごめん!考え事してた。どうした?」 と聞くと 「す、すみません声がしなくなったので大丈夫かなと思いまして。考え事なんですね…少し安心しました。」 「うぅごめん!ってあっ!やば、もう帰らないと。」といって俺は荷物を持って「またな」と言って病室を出た。
帰らないといけないなんて嘘。 考え事がばれてしまうような気がしてとっさに出ていってしまった。 そう思いながら歩いているとある店が目にとまった。 「なんだあれ雑貨屋か?」 と思い俺は入ってみるとにした。 中に入ると俺はあまりの凄さに声をあげた。 「うわ、すげぇなんだここ!」周りには花で作られた絵やしおり、キーホルダーなどがたくさん飾られていた。 「花で作る作品に興味がありますか?」「ま、まぁ綺麗だなーと思いまして」 「良ければ何か作ってみませんか?」「え?いいんですか?俺今あんまり金持ってないですけど。」 「もちろん大丈夫ですよ」
「え?2つ作るんですか?」 「はい、ペアものを作るので、自分と大切な人に渡すのも大切な人と好きな人に渡すのもありですし。」 「じゃぁ俺と好きな子の分としてお願いします。」