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あじさい。
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#塩レモン
comi
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ゆきむら
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眩しくキラッと窓を貫通して俺の目元で光る日差しで起きる
今日はひっさびさのオフ!
一日中オフだしそれに今日は恋人のはやとも完全オフらしいから尚更嬉しい
最近はデートとかできてなかったから
家のデートもいいけどなぁ
と朝から恋人との予定を考えながら
体を起こす
するとすぐに違和感が俺を襲う
なんかお尻と耳に変な感覚がある?
頭の上らへんというか…
少し触ってみるとふさっとした何かが頭についていた
もう少し触ってみると
猫の、
「耳?」
まってまって?マジかマジかきついきつい
いや本当にこれはやとのいたずらじゃ
と生え際を触ると
うん完全に俺の頭から生えてやがる
イタズラではなさそう
感覚もちゃんとあるし
自分で触ってるけど結構くすぐったい
眠気は消え去り焦りが俺を支配する
しっぽも確認すると
黒色の綺麗なしっぽがシーツの上を
ふるっと元気そうに動き回っていた
…何から、言えば、
なんか変なものでも食べたかおれ?
いいや食べてないはずだけど
ならなんで?どういう?
神様のいたずら的な?
それともドッキリ?
…まぁとりあえずはやとに言わなきゃだよな
嘘だ!とか言われそうだなぁ
嫌々この耳どちらにせよ見せないとダメなのか
嫌だ、めっっっっっっちゃいやだ
許可なく触ってきそうだし
ご褒美?とか言ってきそうだし
そもそも恥ずかしいし
でも言わなきゃなんないし
隠し事はしないって決めたのもあるけど
ワンチャンはやとが何かした可能性も捨て難いからな……
覚悟を決めて
隣で布団かぶって寝てるはやとを起こそうとゆさゆさと体を揺らして
「はやとー?起きて」
と何秒か声をかけていると
がばっと急に起き上がるはやと
でもそれより驚いたのは
はやとにも耳と尻尾がついていたこと
見た感じ犬のしっぽと耳だ
おいマジかよこいつまでも??
ってことは、はやとが何かしたわけじゃないのか?
「おはよじん、、え?」
ですよねそうなりますよね?
でも貴方も何ですよはやとさん
はやとは興味があるのかジリジリと近寄ってきて耳を優しく触ってくる
いや真顔でしかも無言で耳触られるのとかなんか気が引けるんですけど…
触られてる感覚?感じ?としては
くすぐったいけど耐えられるレベルだ
「まじじゃん…ご褒美?」
うん、やっぱそれ言うよネー
でもはやとは自分に耳としっぽが生えていることに気づいてない様子だった
「いやはやとも犬の耳としっぽ生えてるよ」
「え?!まじ?」
俺が指摘するとすぐに確認する
そしてほんとだとわかると、
へにゃりとふっかふかのベットの上に力なくに倒れる
何やらぶつぶつ唱えているようだが気にしない
いつも大型犬みたいなはやとが
本当に大型犬みたいになるとはね、
夢にも思わなかったよ
えてかこれ夢なんじゃ??
と疑い頬を引っ張ってみると
「ぃでぇ」
ちゃんと痛いから夢じゃない
認めたくない!
何で俺まで生えてんのよー、いいよはやとだけで
お揃い好きすぎだろ。
と呆れているとはやとがまた急に起き上がって
「まぁ今日は休むしかないよなあ」
そう話すはやとの耳は少し垂れている
ちょっとしょげてるみたいだ
いや仕事好きすぎるだろ…と言うか今日もともと休みだよ
忘れんな大事な1日完全オフの存在を
少しは俺に甘えてくれたっていいんですけどね…
恋人になってからも変わらないこの距離感にうんざりしてたし
もういっそ俺からいうべきなのか?
なんて1人抱え込んで悩んでいると
「じーんとーー!!」
急に元気になったはやとに抱きつかれる
ぎゅーっと背中に腕を回され
足でがっちりホールド食らった
なんなんお前さっきまで
しゅんって犬の可愛い耳垂れ下げておきながら
あぁ、でもすぐに犬さんは気分が変わったりするんだっ…たっけ?
そこまで忠実再現?しなくていいのよ
あとシンプルに重たいし
今は減量中らしいけど
アイドルが減量中とかあんまり聞かないし
なんでそもそも減量すんの?
って不思議がってはいたけど
…いや重たいよちゃんと
減量なんて嘘なんじゃねぇの?
まぁとにかく早く離れてもらわねば
「ちょ、あいついしきついって」
「なんでよ!ここ誰もいないんだからいーじゃん!」
ぴょんぴょんとベットの上で座ったまま跳ねるはやと
…それと同時に俺も揺れるからやめてくれ
「はぁ…もう本当いいから離れろよ」
はやとの方を向き誠心誠意真心込めて伝える
だけどはやとは俺の目を見つめず
なぜか後ろの方を見ている
「…ふーん?そう言う割には」
はやとが足を指差す
指をさした方に視線を向けると
はやとの足にしゅるっと巻きついている俺のしっぽが見えた、きがした
いやいやいやあれは幻覚だ
そうだきっとそう
もう一度確認する
完全に俺のしっぽだしはやとの足に巻きついてる
目の前の事実から逃げたくて俯く俺を見て
はやとが放った一言
「本当は離してほしくないんでしょー?」
「…いいし別に」
ぼそっと呟く俺の声を聞き取れなかったのか少し首を傾げて
「え?」
いやもしかしたら聞こえてたのかもしれない
俺があんまりにもマジトーンで話すから
少し驚かせてしまったのかも
「はやとがいなくても、俺寂しくねぇし」
そう思う気持ちはあるのに
ありもしない嘘偽りの気持ちがどんどん口から出ていく
違うこんなこと言いたいんじゃない
度のすぎたツンデレは今は必要じゃない
変に距離感だって詰めようとしてない、
なのにどうしてこんなこと言っちゃうんだろう
自分に腹立つくせに
この口は止まらない
「前々から思ってたけどさ、もう友達みたいなもんじゃない?俺らって、恋人になっても距離そんな変わんないしだったらいっそのこと」
俺が次の言葉を言う前にはやとが俺の口を両手で押さえてきた
口元は痛くないけどはやとの視線が痛い
あ、俺今最低なこと言ったんだ
自分で言ったくせに
なんで俺がこんなにも悲しんでるんだ?
悲しんでるのは、はやとの方なのに
勝手な被害者ヅラしたくないのに
なのに
「…ごめん。」
口を塞がれながら小さくそう言った
本当はもっと声を張って言いたかったけど
そんな空気じゃないし
泣きそうになって喉が震えている
だからこんな声しか出せなかった
それに対してもごめん
酷いこと言ってごめん
悲しませてごめん
こんな俺でごめん
せっかくのオフなのに最悪だ
とせめてちゃんと目を見てもう一度伝えようと顔を上げると
ほぼ凶器みたいな振り回し具合のしっぽと
にっこにこに笑ってるはやとがいた
「え?」
「いやうん、かわいいなぁって」
かわいいな?どこに今可愛い要素が?
混乱する俺を見てまた笑う
な、え???ついに疲労で感情機能壊れた?
「なん、で?怒ってないの?」
怖いけど聞いてみると
「だって思ってないんでしょ?」
「う、ん」
なんでわかるのこの人?
待ってマジで怖い今
しっぽも耳もぴーんと立っている感じがする
耳にもしっぽにもでるんだな感情って
はやとはしっぽにですぎてるな…
「恋人ってだけで距離変わってないのは本当っぽかったけどね〜」
そこまで気づいてるのほんとに怖いって
なに?俳優さんはこんなところまで見抜くわけ???
もう占い師で食ってけよ
だけど例えあの言葉が嘘でも
一瞬はやとの悲しむ顔が見えたから
それは嘘でも謝りたい。
「でも、嘘でもあんなこと言ってごめん」
俺の言葉で少し空気が重くなったかと思えば
「いいよ!それよりせっかくのオフだし!おうちデートしよ!」
はやとが明るく飛ばす
耳も尻尾もふりふり忙しそうに動き回る
その姿につい「ふっ」っと笑ってしまった
でも確かに
せっかくのオフだ、楽しまないと!
「…うん!」
はやとはいつも事をスマートに済ませてくれる
俺が引き摺らないように
引っ張ってくれてる
あぁ、ほんと
「好きだなぁ」
「え?何急に?エクレアでも欲しいの?」
「ちげぇよ笑!」
次はお家デート編です
別のストーリーと同時進行中なので
更新遅めになります。
それではまた。
コメント
7件
2人ともに、耳と尻尾が生えてしまう展開はあまり見かけた事がないので、ワクワクします 🩷さんが犬、というのはすごく同意です 💛さんが猫ちゃんなのも良いですよね…尻尾が巻き付いてるの、想像したら可愛いくて仕方ないです ゆっくり続きをお待ちしております
吉田さんは猫認定です(?)
わあ、猫耳と犬耳カップル尊すぎる〜〜!🤍🥀 朝起きたら突然獣耳が生えてる設定、びっくりだけど可愛いし、じんとはやとの距離感にじんが悩んでるところ、めっちゃ感情移入しちゃった。 「好きだなぁ」って小さく呟くとこ、最高に甘酸っぱいね。お家デート編楽しみにしてるよ〜!