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「…幽李の母親…小鳥 敬子…」「…やっぱり…おかしいと思ったんだよね。」
「…山梨の山奥のお寺から茨城の幽李の実家までは4時間半……今は22時か…でも…行くしか無い…!!」
「…」
(車を走らせてから2時間が経過したところ)
「…あと2時間半か…眠いけど…」
(「居眠り運転でガードレールに突っ込んで死んだら…元も子もないけど…今からなら家に帰れるか…でも…どうしようか…いや…行こう」)
「…早く行かないと」
「…」
(茨城の勿忘村の幽李の実家に着き)
「…すーっ…はぁーっ」
(インターホンを鳴らす)
「…あの…開けてもらっていいですか。」
「あら…七瀬ちゃん?…鍵空いてるから…」
「お邪魔します…」
(幽李の母親が包丁を持って七瀬に向ける)
「…幽李を殺すように指示した人はもうこの世に居ないわ…」
「…は?」
「…幽李の父親…小鳥 賢太郎だわ。」
「…七瀬ちゃんが来る2日前に…事故で…」
「…じゃあ…ゆーりが死ぬ…1日前に…?」
「佐藤に指示をしたのは幽李死ぬ3日前ね…」
「…じゃあ…ゆーりが死ぬ3日前に指示を受けてゆーりが死ぬ1日前にはゆーりの父親は死んで…それから3日後にゆーりは殺されて…」
「…幽李は急に記者になるとか言い出して…私達は必死に止めたんだけど…振り切って記者になっちゃってね…私たちは犠牲者をこれ以上出さないように…幽李を殺す計画を立てたわ。」
「…そんなのってないよ…」
「…もっと止める方法はあったはず…!!殺すなんて」
「…殺すしか無かったのよ!!」
「…は?」
「……何を言っても聞かないから…」
「…殺すしか無かったの…」
「私たちの家系は呪われてるのよ…私たちの家紋は呪いがかかってて…それを変えたりしてしまうと良くないことが起こるんです…あと肌身離さず持っていないと…ダメなんです…それから…私たちが持ったカメラには呪いがかかって…写った人は何らかの理由で死ぬ…」
「…だから記者にはなれない…記者になっても犠牲者が絶えないってこと…」
「…ゆーり…殺したんだ。」
「…えぇ…」
「…わかった。」
(ポケットに入れていたボイスレコーダーを出し)
「…これで…捕まるね。」
「殺したって認めたから…」
(包丁を持って向かってきた幽李の母親を間一髪で避け手を蹴り包丁を拾う)
「…習っておいて良かった。」
「…元々呼んでおいた警察も…そろそろ来る。…あと30分くらいかな」
「…大人しくしてて」
「幽李も死んだ今…小鳥家はもう…ここで終わりね。」
「…呪いの正体は…分からないわ。…伝説の呪術師に呪いをかけられて…それから祓えてないの…」
「…ネックレスは祓えたけど…家紋自体は祓えないってこと?」
「…はい。」
「…もう…小鳥家は継げないけど…。幽李は兄弟居ないし…」
「…終わりか…」
(遠くでサイレンの音が聞こえる)
「…来た」
「…呪いは…私には専門外…私は…ゆーりの仇を取れない。」
「…山梨の有名の神主さんもネックレスの呪いを祓うために…無茶をしてくれた…」
「…根本的な解決は…無理…?」
(警察が幽李の実家に入ってくる)
「…呼んだのは私です。」
「…この人…殺害事件の関係者です。」
「…ご協力感謝致します。」
「…では。」
「…ありがとうございました。」
「私は…これを記事にして出さないと」
(車に乗り込み、七瀬の家へ向かう)
コメント
1件
第6話、読み終えました…。母親の「♡♡♡しかなかった」っていう台詞、すごく重かった。家族だからこそ止められなかった葛藤とか、呪いの連鎖とか、それでも七瀬ちゃんは正義を選んだのが切なかったです。最後の「根本的な解決は無理?」って問いかけが心に刺さりました。つくもがみさんの作品はいつも、救いのない中に一筋の光を感じさせてくれる。続き、気になります…🌙