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Aisukuri7
111
48
ふくろう
47
夜も遅くなって、王様ゲームはようやく終了。
「いや〜おもろかった!」
「腹痛いくらい笑ったわ」
メンバーたちは片付けをしながら、まださっきの空気を引きずっていた。
特に——。
「なぁ、じゃぱぱ」
「ん?」
「“付き合ったらだめ?”って何?」
「うわまた始まった」
一気にニヤニヤし始める全員。
じゃぱぱは苦笑いしながらジュースを片付けてるけど、耳はまだちょっと赤い。
「いや、ノリっていうか……」
「ノリであんな顔せんやろ!」
「ガチだったじゃん!」
「うるさ!」
その横で、たっつんはソファに埋まって顔を隠していた。
「たっつんはー?」
「返事しないんですかー?」
「せぇへん!!」
即答。
なのに。
じゃぱぱが近くに来た瞬間だけ、ちょっとだけ静かになる。
それを見逃すメンバーじゃない。
「距離感変わった!」
「意識してるやん!」
「お前らほんま黙れ!」
⸻
やがて解散時間。
「じゃ、また明日ー!」
「おつかれー!」
みんなが順番に自室に帰っていく。
そして最後に残ったのが、じゃぱぱとたっつんだった。
妙に静か。
さっきまであんなに騒がしかったのに、二人きりになると急に落ち着かない。
たっつんは下を向きながらぼそっと言う。
「……じゃぱぱさ」
「ん?」
「みんなの前でああいうこと言うなや」
じゃぱぱは少し笑った。
「ごめん。思ったより本音出た」
「っ……!」
たっつんが一気に黙る。
じゃぱぱはたっつんを見つめながら続けた。
「でも、嫌そうじゃなかったから」
「……」
「ちょっと期待した」
その言い方がずるかった。
たっつんは視線を逸らしたまま、小さくため息をつく。
「……期待くらいなら、勝手にしとけば」
数秒沈黙。
そして。
「それ、かなり嬉しい」
じゃぱぱがふっと笑った。
たっつんは「知らん!」って言いながら部屋に戻ろうとする。
でも、自然に並んで歩き始めた。
少しだけ肩が触れる距離で。
続くー
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