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ここ
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5.幸せ
絶対に
あの後、家族で抱き合って寝ていた。起きた時、だんご三兄弟みたいで笑いそうになった。嬉しかった。久しぶりに家族と笑えて。
「いふー!ないこー!ご飯よー!」
はーい!っとお兄ちゃんと私が言う。ご飯よー!っと呼ばれることに嬉しい。
「いただきます!」
座ってご飯を食べる。私もこの中に入れて嬉しい。食べ進めていると、お母さんがこんなことを言う。
「いふ、学校ではマスクにメガネしているの?」
「え?」
「可愛い顔が台無しよ。」
「それ、俺も思った!」
お兄ちゃんと、お母さんは顔を合わせ、ねー!っという。え?意味がわからない。だってこの『 醜い目』を…。いや。今は違う。
「どっちも外していく。イメチェンする!!」
私は言う。
「そうこなくちゃ!」
2人とも言う。するとお兄ちゃんが口を開く。
「あ!そうそう、俺りうらと付き合ったのー!」
ニコニコ言うお兄ちゃん。お母さんと私はびっくりした顔を見合せこういう。
「おめでとう!」
「ありがとう!」
照れくさそうに言う。すると、
「てか、時間大丈夫そう?」
お母さんが時計を見て言う。
「だめー!!!」
お兄ちゃんが急いで食べる。
「お兄ちゃん、私もう行くよ?」
「え?」
何気のない日常が楽しい。神様、私生きてて良かった。
お、おはよう…。イメチェンしたから、教室に入るのが怖い。
「ねぇ、あれいふちゃん?」
「ちょー可愛い!」
「俺狙っちゃおうかな?」
ヒソヒソと話す声。
「おはよー!」
肩をバン!っと叩き挨拶をするしょにだ。
「おぉー!イメチェンしたの!?かわい!!」
ニコニコ言うしょにだは少し気持ち悪かった。
「しょにだ、ごめんけど気持ち悪い…」
「え?」
ふたりで笑う。すると、あるひとりの男の子がくる。
「あの、!放課後、屋上に来てください!」
「わ、わかった…」
しょにだはなにかに耐えている。何に耐えてんだ?
「ついにかー!やっと気づいたかー!」
独り言を言うしょにだは怖かった。
放課後になり、屋上へと行く。
「あ!来てくれたんですね!」
呼んだのそっちやんっと思いつつ、要件を聞く。
「あぁ…。えっと、す、好きです!付き合ってください!」
というのと同時にバン!っとドアが空く音が聞こえた。
「待って!」
そこにはほとけの姿。
「ぼ、僕も好き!!こんな僕で良ければ付き合ってください!!」
勢いのある告白。思わずクスッと笑う。私は決まっている。あの日から。
「よろしくお願いします!」
そう言い、ほとけの手を取った。ほとけは嬉しそうな、泣きそうな表情。一方告白した初めの男子は泣きそうな、悔しい表情をしていた。
「そうだよな。俺じゃ不釣合い…」
ブツブツといいながらどっか行った。
「ほとけ!これからよろしくね!」
「うん!」
お互いに見つめ合う。私はあの日から随分変わった。それもほとけのおかげ。ほとけ、私をあの日、救ってくれてありがとう!ほとけのことを沢山しれて嬉しい。でも、ほとけとはどこかであったような?…あ!そうか!あれは…
私が幼い頃。毎日、公園に通っていた。そして、ある男の子に、会う。
「今日は何して遊ぶー?」
「この絵本持ってきたのー!」
「泥団子作ろー!」
そう言う彼。思い出した。私は、ほとけと随分昔にあっていた。私はずっと、ずっと前にほとけに恋をしていた。なぜ忘れたのか。それは、辛かったから。考える暇がなかったから。こう考えるとほとけに救われてばっかりだな。
「何してるのー?かえろー!」
ほとけがいう。
「まってよー!」
私は駆け足でほとけの方へ向かう。
「ふふっ」
私は笑う。
「どうしたのー?」
「なんでもなーい!」
「ひどーい!」
何気のない会話。私は、この人と永遠を違うことを宣言した。
コメント
3件
「5.幸せ」読んだよ! いふが家族と笑い合える日常、ほんとに温かかった…「だんご三兄弟」の表現、思わずほっこりしたわ。イメチェン宣言からのクラスの反応、しょにだの「気持ち悪い」ツッコミも自然で笑った。 そして屋上のダブル告白!ほとけが飛び込んできたシーン、胸熱すぎたね…「よろしくお願いします」で手を取ったところ、じーんときた。 最後の幼なじみ伏線も最高!救われてばかりのいふが、今度は自分で幸せを掴みに行く強さを見せてくれて、こっちまで嬉しくなった。 しほちゃん、この温かさと甘さ、しっかり届いてるよ!次も楽しみにしてる🔥