ピッー!ピッー!
耳が痛くなるような音がオペ室に響く
もぶ「くそッ…!」
もぶ「どうしてッ!」
もぶ「左心室にはあれほど気をつけてッ…!」
それを俺はどうしようと思いながら焦りながら見ていた
nk「どッ、どうしますかッ?あれだったらさっきの先生を((((」
もぶ「馬鹿を言うなッ!!」
もぶ「あいつはッ…あいつはッ…!」
もぶ「ヒュッ…!」
まるで今から殺されるとでも言わんばかりの顔でとある男を見つめていた
−−−「でも僕言ったよね~?」
−−−「その患者は”僕にしか”治せいない患者だってニコ」
もぶ「うッ、うるさいッ!」
もぶ「この患者は私のオペを承認したッ!」
−−−「じゃあどうする?」
もぶ「ッッ…!」
−−−「どうする?」
−−−「自分の変なプライドを守るか…」
−−−「患者を殺すか…」
nk「……わぁッ…」
あぁ…
悪魔みたいな人だ…
もぶ「ッ…」
−−−「さてニコ」
−−−「オペも無事に終わって何よりだ…」
−−−「では…」
もぶ「ヒッ…!」
−−−「大丈夫ですよ?」
−−−「そこまで難しいゲームではないのでニコ」
−−−「Noir ou rouge ?」
もぶ「ッ…赤ッ…だッ…」
−−−「承知しましたニコ」
−−−「カランコロン…」
もぶ「ッッ…来いッ…!来いッ…!」
−−−「~♪」
カラン…
−−−「おやぁッ~!これは残念ニコ」
−−−「赤ではなく…黒だったようですねニコ」
もぶ「そッ、そんなぁ゙ッ!」
−−−「では…」
−−−「全財産の代わりに…」
nk「……ッ…ゴクッ…」
これが俺が初めて悪魔に会った最初の日…
そして…
もぶ「おい!中村ぁ゙!」
nk「はッ、はいッ!」
もぶ「ここ!安藤教授に出すのになんて報告書だッ!」
nk「なッ、何か悪いとこでもッ…?」
俺は先日のオペ室に現れた男のことをみっちりとその報告書に書いた
怒られる理由が分からず首を傾げることしか出来ない
nk「これに誤字などは見当たりませんが…」
もぶ「馬鹿ッ!あんな医者を題材にしたら安藤教授がどう思うか考えろッ!」
これが世にいう差別というやつだろうか
実際彼はすごく腕の良い医者だった
それをそのまま書いて何が悪いのだろうと
新米の研修医
中村 半夜 (ナカヤ)は思っていた
−−−「フフッw」
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コメント
3件
え??最高っじゃあないっすかかっこよすぎて頭打つける
わぁぁぁ✨️めっちゃ好きです!続き頑張ってください!