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ある日。お泊まり会でのこと。青野くん、小桜さん、秋音さん、山田、俺で静岡県の旅館に行った話。温泉を上がった直後。
「温泉楽しかった〜!てか〜ねーーー!立花なんで来なかったの?!」
「しょうがねーだろ…多分立花さんなりに事情があったんだろ…。」
「まあまあ。りっちゃん…」
立花さんが来るはずだったのが、急きょ来れなくなってしまったらしい。誘ったのは秋音さんだけど………だか、夜中、事件が起きてしまう。
そして事件が起きた 夜中。 俺は夜中の12時くらいに目が覚めた。だか隣にいた青野くんがいなかった。青野くんは布団の外で座っていた。
「………青野くん?大丈夫?」
「はーっ…はぁ、はぁ」
「ねえ…っ?!熱い!」
「佐伯?」
「青野くん!熱あるよね?!」
青野くんの肩を触ると、素人も気づくくらいに熱かった。
「ほっといて…大丈夫だから……っ。」
「そうやっていつも無理して!」
「まず、いったん布団入ろ?」
「うん…ゴホッゴホッ」
ピピピ
体温計の数値は衝撃的だった。
「さっ、38℃?!」
青野くんはすぐ寝てしまった。熱が高すぎるので救護ボックスに入った冷えピタを貼った。でも呼吸がとても浅くて早い。それほど辛いのだろう。
俺は心配で眠れない。辛そうな親友をおいで寝るわけにもいかないし、寝たいとも思わない。
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2時間後。夜が明けた。俺は眠くて仕方ない。
「?」
「青野くん?」
「青野くん!大丈夫?」
「青野?!熱高くね?!」
「青野!大丈夫?!」
「みんな………心配かけてごめん……。」
朝だから医務室が空いているはず。なので、秋音さんに医務室の人を呼んできてとお願いした。
青野くんはただの風邪で、数日で回復した。良かった。
.END.