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職場体験当日
「ミルコさんに迷惑かけないようにね」
「かけるわけないの!凛岩だって迷惑かけ…るわけないか」
「早いって」
僕はみんなとは別の飛行機に乗りギャングオルカの事務所へと向かった
ギャングオルカヒーロー事務所
「雄英の愛石凛岩です。本日から一週間よろしくお願いします」
「来たな、ビシバシ鍛えるからな?」
「覚悟しております」
ギャングオルカ、僕の中では結構好きなヒーロー
「いいコスチュームじゃねえか」
なんか変更されてる…緑のふらっとスーツだったのに白色パーカーにされている…
インナーは緑だけど、でもとても動きやすい
「さぁ早速戦闘訓練だ、俺に個性を使ってみろ」
「わかりました…!」
ギャングオルカの足元から岩を生やすと僕は背後に岩兎を回らせて僕は真正面から突っ込む
ギャングオルカは僕に手を伸ばしてくる、その手を避けて攻撃を仕掛ける
数十分後
「つっかれた…キツ過ぎる…」
僕は地面にへこたれてしまった。
「個性の使い方、行動の予測、戦闘の繊細さはいいが…肝心の体力が無いな、これからヒーロー活動と共に体力も付けていくぞ」
「はい…!」
ミルコヒーロー事務所
「雄英の愛石風花なのです!本日からよろしくお願いしますなの!」
「おっ来たな!ヒーローのミルコだ!あんたの活躍観てたよ!いい戦いぶりだった!だけど…」
「だけど…?」
「攻撃が大雑把だ、油断やデメリットの高いやり方が多いな、ヒーロー活動に伴って戦い方を詳しく教えてやる!」
「はい!」
数日後
「マイロ!やれ!」
「はい!」
僕は今ヴィランと応戦を終わらせ、そのヴィランを拘束した所だ
「だいぶ戦闘にも慣れてきたな、体力も付いてきたし、下手したらそこら辺のプロヒーローよりも…いや!お前はまだまだだ!もっと鍛えてやるわ!」
「ありがとうございます…!」
こう言う少し優しい所が僕は好きだ
でも体力がない事は事実だし…前世でも運動は苦手だったな…
「…なぁ、一回その岩の奴しまって戦ってみろ」
「あー…これしまい方わからないんですよね、この前に個性で色々試していたら偶々出来ただけで」
僕は岩熊を指先で突きながら話した
「でもたまにシュバって消えてるだろ?それは違うのか?」
「僕の個性、正確には岩じゃなくて「石化」なんですよ、砂埃とか石、その気になれば岩などを土台にして石化、形を整えて操ってるんです」
「…つまり、その逆もできると?」
「その通りです、だから消してるではなく限界まで小さくしてるが正しいと思いますよ」
手のひらに乗せた岩熊を試しに見えるぐらいまでに小さくしてギャングオルカに見せた
「まぁでも不思議なのが、自分で意思持ってるんですよねこいつら、全員違う考え方を持つし体力もあるし」
「…無意識に動かしている、と言う可能性は?」
考えた事も無かった、そういえば前世の僕も無意識にやってしまう癖とかあったな…
「ちょっとやってみます」
僕は動かさない事、こいつらの性格もろとも気にしないぐらいの思いで、するとピタッと岩熊達の動きが止まった
「そのまま自分の体だけ動かせるか?」
そう言われて前世でオロルに教えてもらった体術を軽くやってみたらさっきよりも体がスラスラと動かせた
「やはりその個性、体力をガッツリ消費するらしいな、でも止め方がわかったならそこから広がる事は多い」
「そうですね、でもこれをすぐにできるほどまでに慣れないと使いこなせないです、難しい」
僕は顔をしかめた、最初は動かせる岩を作ってそこから形を整えてーって感じで作った物がこんな所で足枷になるなんて、でもメリットの方が確実に高い
「とりあえず事務所に戻るぞ、お疲れ様…じゃねぇ!」
「わかってますよ」
ツンデレだなぁ…そう思いながら僕は事務所に向けて足を運んだ
ヒーロー事務所
僕は他のサイドキック達とニュースを見ていた、内容はヒーロー殺しステインの事
「…ここ、飯田君が居た所だ、大丈夫かな?」
「エンデヴァーが居たらしいから、平気だろうな、大丈夫だよ、」
「…ん、すいません、電話です」
「おー、行ってらっしゃい」
僕は席を立った
「焦凍、大丈夫?」
『あぁ、急に電話掛けてすまねぇ』
「いいよ、それよりもさ、ニュース見たよ」
『…あぁ、親父が来てくれて助かった」
「…あれ、焦凍が戦ったんじゃないの?」
焦凍の声が止まった、言わなかった方がよかったのだろうか
『なんでわかったんだ?まさか本当に心が…?』
「ふふっ、なんと無くだよ、僕は友達だから知ってるんだよ」
画面の先でアワアワしている焦凍が想像できる、 やっぱ焦凍をからかうのは面白い
僕は電話を切って事務所に戻ろうと後ろを向くとギャングオルカが立っていた
「わぁ!?あ、居たんですね…!すいませんすぐに戻ります…!」
「なんの話をしていたんだ?」
「…友人と職場体験の状況を、」
果たしてどこまで聞いていたんだろう、出来ればあんま聞いて欲しくない
「今の学生って友達と通話するのが普通なのか?」
「そうなんじゃないですか?多分」
「多分ってなんだよ…w」
「笑うと可愛いですね…w」
「笑ってない!」
ー最終日ー
「ありがとうございました…!お世話になりました」
「おう、頑張れよマイロ」
「はい…!」
次回 備えろ期末テスト