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⊂(ᴖ ̫ᴖ )⊃
第1話
おまけで付いてきたオ×ホがOmrと繋がってたらしい
⚠️Wki×Omr⚠️
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夜20時頃
オケの収録を終えた若井は、車から降りて 振り返ると大森に手を振った。
「元貴、おつかれ
また明日ね」
大森が車の後部座席の窓から顔を出すと、小さく頷いて手を振り返した。
「うん、また明日」
若井が笑顔で頷くと、ゆっくりと車が発進する。
走り去る車を見送っていると、大森が最後に手だけで挨拶してから窓が閉まった。
若井は、くるりと振り返ると自宅マンションへと歩を進めた。
大森を乗せた車のエンジン音が遠ざかるのに比例して、若井の仕事モードも薄れていった。
そして一度スイッチが切れると、雪崩のように疲れがやってきた。
帰宅するだけだと言うのに、とても億劫に感じる。
しかしむしろ、好都合だ。
明日は朝早くから撮影がある。
無駄に余力を残して、ベットに入る方が上手く眠れず辛い。
マンションの自動扉を通ると、エレベーターへ向かう。
エレベーターをボタンで呼び出すと、一階に待機していた箱がすぐに開いた。
八階に到着すると、エレベーターから降りて右に曲る。
部屋を三つ通り過ぎると、そこが若井の部屋だ。
ロックを解除したスマホをかざして鍵を開ける。
玄関で靴を脱ぐと、座りたい衝動に駆られたがどうにか抑え込んだ。
しかし、どうにも体力がない。
若井は、すり足でクローゼットへ向かった。
着ているコートを脱ぐと、自動で消臭をしてくれる箱の中にかける。
続けてリビングへ向かうと、お風呂のお湯を張っておく。
その間に、夜ご飯を済ませる。
今日は特に眠気が強い。
とにかく早く寝たい。
若井は大きく口を開けると、欠伸をした。
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若井は就寝前の用事を全て終わらせると、ベッドに潜った。
やっと休めた身体が、グッと伸びると眠気を運んでくる。
若井は、微睡みの中で幸せを感じた。
このまま、眠れるだろうと安心して瞳を閉じる。
しかし、しばらく経っても眠りに付けなかった。
若井は何回か寝返りを繰り返したが、増していく不快感が身体を包んだ。
「…はーぁ」
若井は息を吐き出しながら、起き上がった。
そういえば、喉が乾いている気がする。
若井は起き上がると、枕元においてあるペットボトルを開けて飲んだ。
これで眠れるだろうと、もう一度ベッドに潜る。
それから10分は経っただろうか。
若井は、まだ眠りに付けていなかった。
ここまで来ると原因は何となく分かる。
やたらと冴えている頭に、下半身の不快感。
こういう時は、発散しないと眠れない。
若井は仕方なく起き上がると、ベット横にある机の引き出しを開けた。
若井はこういう夜が苦手だ。
なので引き出しには、筒状のアダルトグッズを常時させている。
しかし、引き出しを開けるとそこにはローションしか入ってなかった。
慌てて記憶を辿ると、数日前に最後の一つを使用した記憶が蘇る。
「…うっわ」
焦っている時に限ってこうなる。
若井は、追加の注文を忘れた過去の自分を恨んだ。
だが、気分はそういう方向に傾いてしまっている。
今更、すやすやと眠れる訳がない。
若井は絶望を振り払うように、もう一段下の引き出しを開けた。
ここには、コンドームや予備のティシュが入っているので開けても意味は無い。
それでも、一縷の希望をかけて少し漁るとティシュの裏に目線が行く。
そこには見慣れない薄いピンク色の箱があった。
パッケージには “新感覚” “生感” などの文字が並んでいる。
若井はそれを手に取ると、観察した。
すると、これが筒状のアダルドグッズだと言う事が分かった。
しかし、若井はこんな物を頼んだかなと首を傾げた。
それに、下の方の引き出しにあるのも妙だ。
そこまで考えた所で、若井はふっと思い出した。
そうだ、おまけで付いてきたやつだ
同時に、律儀に手紙まで添えてあった事も思い出した。
だが、若井には気に入っている別バージョンがある。
それに、おまけと言われると試供品のようなイメージがあり躊躇を覚えた。
だが捨てるのも気が引けて、ここに入れたんだ。
若井は、自分の運の良さに感動した。
これがなければ、手を使うことになっていただろう。
そうなれば、燃焼不足になる事は目に見えている。
若井はありがたいと拝みながら、箱を開けた。
取り出してみると、とてもシンプルな作りだ。
とくに仕掛けも無さそうな見た目が、初めて買ったのはこのタイプだったなと過去を思い起こさせる。
それでも、手よりはマシだろうと若井はローションを手に取ると筒の中に流していく。
十分に濡らしてから、どんな具合だろうと中指と人差し指を差し込もうとする。
「ん…?」
若井は、眉間に皺を寄せた。
ゴムの弾力が強すぎて指が入れずらい。
もしかして、お湯を使って柔らかくするタイプかもしれない。
若井はもう一度、パッケージに目を通してみる。
しかし、それらしい事は書いてない。
若井は人差し指をローションで濡らすと、もう一度入れ込む。
しかし指先程度なら入るが、その先の締め付けが強すぎる。
どっちにしろ、この硬さでは楽しめないだろう。
めんどくさいな
若井はそう思いながら立ち上がると、お湯を用意するためにリビングへ向かった。
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若井は40度程度のお湯を用意すると、筒状のおもちゃをお湯に浸した。
これの素材が分からない分、溶けてしまう可能性も考えて温度は低めだ。
五分程度つけると、取り出す。
そして、タオルでよく拭いた。
もう一度、ローションを垂らすと入口に指を当ててみる。
やはり、さっきよりも柔らかくなっている。
若井はホッとしながら、中指を入れ込んだ。
すると、ゴムが指を締め付けるように縮んだ。
若井は驚いて息を飲んだ。
まるで本物の様にゴムが動いたので、一瞬ぞっとした。
しかし、すぐにそれは期待感へと移ろいだ。
本当に新感覚かもしれない。
若井は、さらに具合を確かめようと指を揺らす様に動かした。
その度に不規則にゴムが締まる。
若井は、これは売れるだろうと確信した。
有名になる前にいくつか買っておいた方がいいかもしれない。
まさに新しい感覚に、若井は我慢が効かなくなった。
早速、下の先に筒を当てるとゆっくりと挿れていった。
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これより少し前、大森は自宅のソファーで何をするでもなく天井を見つめていた。
時計の針が、時間の存在を伝える中
大森は、いつの間にか答えのない思考の迷路に迷い込んでいた。
それを、スマホの通知音が中断させる。
「…あ」
通知を見ると、社員からの業務LINEだ。
すぐに既読をつけて返信をする。
そして、やっと立ち上がるとお風呂へ向かった。
適当に服を脱ぐと、洗濯機の中へ投げ入れる。
洗濯のボタンを押すと、服が回り始めた。
それを確認してから浴室に移動すると、シャワーのハンドルを捻った。
この日も結局、シャワーを浴びただけで終わらせた。
ここ2.3年は湯船を使っていない。
それ程に忙しいという事実もあるが、単純に入らなくても気にならない体質だ。
適当に身体を拭くと、寝巻きに着替えた。
洗面台に立つとドライヤーを付けて、髪を乾かす。
ある程度乾いた頃、突然身体に寒気が走った。
しかし大森は疲れてるのだろうと思い、特に気にしなかった。
すると、次は身体に痛みが走る。
「って、」
さすがに、大森もドライヤーを止めてしばらく静止した。
なんだろう
珍しい種類の痛みだった。
鈍痛というより、ピリッと痛むような
今後の活動に響くような続く痛みなら嫌だなと、大森は憂いた。
しかし、再び痛みが走る。
「っ、く…」
大森は謎の痛みに、その場で蹲った。
頭の中が、疑問で埋め尽くされた。
痛みの箇所は分かったが、それがさらに疑問を増やした。
まるで、後ろの穴を指でグリグリと刺激されているような感覚だ。
大森は慌てて立ち上がると、リビングに向かった。
あまりに未体験の痛みなので、寄生虫とかなんじゃないかと変な想像までしてしまう。
急いでスマホを取ると、検索エンジンを開く。
大森は、今の症状を検索した。
すると、痔の可能性や炎症など数多くの可能性が並ぶ。
大森はピンと来ないので、さらにスクロールした。
流すように読んでいると、検索結果にチクチクとした激しい痛み、違和感という記載があった。
あ、これかも
さらに調べると “消散性直腸肛門痛” という文言が出てきた。
“予告無しに訪れる肛門の激しい痛み”
“夜間に多い” “ストレスが原因”
大森は、やっと納得するとソファーに寝転んだ。
気がついたら痛みも収まっているし、考えすぎかもしれない。
こういう性質がむしろ、ストレスを生むのかも
そう思うと、途端に眠気がやってきた。
まだ夕食を食べていなかったが、めんどくさかったので寝室に足を進めた。
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大森はベッドに入ると、うとうと微睡んでいた。
すると、突然下腹部が暖かくなった様な気がした。
大森は微睡みから飛び起きると、布団をめくる。
下半身を見つめるが暗くて、よく見えない。
大森は、恐る恐るシーツに手を伸ばした。
白いシーツはいつも通りの質感でサラサラとしている。
大森は、ひとまずホッと息を吐いた。
この年齢なのに漏らしたんじゃないかと一瞬、恐怖がよぎった。
しかし、すぐに思い直す。
じゃあ、この感覚はなんだろう。
大森は、じんわりと暖かい下腹部を撫でた。
今日は変な事が多い。
見て見ぬ振りをしたい気持ちと、手遅れになる前に動くべきと言う気持ちが揺れる。
結局、大森は再びスマホを手に取った。
例のごとく、検索エンジンを開く。
やはり大事にならないのなら、大事にしたくない。
お腹 熱い とワードを打ち込むと検索をかける。
すると、胃腸炎や盲腸炎などの文字が並んだ。
それぞれの症状として “熱感” や “右下腹部の痛み” など説明がある。
どれも、ピンと来ない。
熱感という症状は、こんなに熱く感じる物なのだろうか。
大森は自分の頬に手を当てると、微かに汗をかいていた。
なんか変
この思いが、どんどんと膨らんでいく。
だが、他に目立った症状はない。
今の症状だって大袈裟に騒ぐには、小さすぎる。
だから大丈夫、今は寝よう
大森は何かから隠れるように、頭まで布団に埋まった。
明日になれば、全部解決してるはず
心の中で何度も唱えた。
しかし、そんな願いを打ち砕くように再び寒気が走った。
「う、」
大森は布団を、ぎゅっと握りしめた。
さっきと同じ症状だ。
悪い予感がじんわりと広がる。
すると案の定、下半身に痛みが走った。
大森は、どうにか落ち着こうと息を吐いた。
ストレスを掛けすぎたのかもしれない
そうだ、寝不足だからかも
この痛みを正当化する為の理由が、頭をグルグルと回る。
しかしそれでも痛みは収まらず、むしろ入口の違和感がさらに奥に広がった。
「っ、」
大森は膝を抱え込むようにして、小さくなる。
確実に無視できる一線を超えている。
今すぐ、誰かに連絡を取るべきだ。
大森をそれを理解しているが、まだこの症状が無くなる事だけを願っていた。