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前書き
本作は【堕肉の果て】第二部 五章『続メダカの王様』の副読になります。
生物、用語、場所などの解説版となりますので更に理解を深め、お楽しみ頂ければ嬉しいです。
本編のネタバレ要素もありますので、まだ本編を未読の方はそちらから読んで頂く方が楽しんで頂けると思います。
数日間の副読編の投稿に続き、第三部 六章『リベルタドーレス ~解放者たち~』の投稿を予定しておりますので、引き続きお付合い頂ければ大変嬉しく思います。
人物・悪魔・神様紹介編では、本編に登場する人物と悪魔、神様の紹介をさせて頂きます。
(※名前のみの登場も含みます)
人物・悪魔・神様紹介編
■登場した人物
【 観察者/幸福(コウフク)聖邪(セイヤ) 】
ナガチカと美雪の一人息子、コユキと善悪の孫にあたる。
『観察者』としてナッキとナッキの周辺で起こる出来事を観察している中で自身の過去を振り返る事となる。
ハタンガ村で暮らしていた頃、当時十七歳だった聖邪は、肉体が崩壊していく謎の病に冒された。
様々な策を講じるも肉体の崩壊は止まらず、見かねたカーリーが自身の依り代である幸福(コウフク)昼夜(チュウヤ)(聖邪の父方の曽祖父)の肉体を受け渡し、自らの真核で聖邪のアートマンを守った。
カーリーと融合した聖邪(観察者)は『甚(はなは)だ不確かではあったが『魔神』として、二度目の生に向き合う事になったのである。』 ……そして現在に至る。(824、825話)
【 幸福(コウフク)長短(ナガチカ) 】
ハタンガ村の『抵抗者(レジスタンス)』のリーダーで科学者、善悪のイトコ幸福(コウフク)光影(ミツカゲ)の一人息子であり、観察者(幸福(コウフク)聖邪(セイヤ))の父親。
コユキと善悪が悪魔達を率いて空に旅立った後、リーダーを任されてきたナガチカだったが…… 紆余曲折あり、美雪と聖邪、他の仲間達も去ったハタンガ村に只一人残り、彼が『家族』と呼ぶジローとユイ、その他の動物達と日々を過ごしていた。(ナガチカ曰く、『停滞』を選択した)(817、824話)
ナッキ達に出会い語り合う中で自分本来の役割を思い出し、ハタンガ村から旅立つ決心をする。(845話)
【 幸福(コウフク)美雪(ミユキ) 】
コユキと善悪の一人娘、ナガチカの妻。
息子、聖邪の肉体が崩壊し始めた時、自身の回復系スキルで何とか食い止めようとするが崩壊は止まらず、その後、カーリー、オンドレとバックルと共にメット・カフーに助けを求める為、イギリスのグリニッジ天文台を目指し旅に出る。
数年後、聖邪が意識を取り戻した時、美雪はかなり憔悴しきった様子だったらしい。
聖邪がナガチカの事を尋ねても美雪が語る事は無く、その内モンスターの手に掛かって命を落としてしまった。(823、824話)
【 ペジオ/結城(ユウキ)ペジオ 】
結城(ユウキ)昭(アキラ)と吹木(フイギ)悠亜(ユア)の息子。
無口で控えめな性格と孤独を好む性質(たち)で、二十数年前、壮年に差し掛かっていたペジオは、たった一人『ペジオの池(現美しヶ池)』の周囲で、自身のスキルを利用し『キメラ作り』の研究と実験を行っていたらしい。(796、799話)
『魔力草』についても何やら研究していた事がヘロンの話しからも伺える。
しかし、ある日突然誰にも告げずにハタンガ村から逐電し、現在も行方不明。(817話)
【 オンドレとバックル/虎大(コダイ)(兄)と竜哉(タツヤ)(弟) 】
イラとルクスリアの息子達。
虎大(コダイ)と竜哉(タツヤ)は老爺(ろうや)になったが……
『虎大の爺さんは年に似合わず矍鑠(かくしゃく)そのもので、身体強化魔法の達人で普段からローランドゴリラ由来の魔獣相手に稽古をつけていたそうだし、竜哉爺(じい)は生活魔法の大家として村中の女性の憧れの的だったらしい』(825話)
一章~三章でもモテてたしイケメンだったし、そのままイケお爺になった様子。
カーリーと美雪のグリニッジを目指す旅に同行し、聖邪がカーリーと融合した後は美雪と聖邪の元から旅立って行った。
【 コユキと善悪 】
一章~三章までの主人公で、ガッツと闘魂溢れる『真なる聖女』と『聖魔騎士』。
美雪の父母、聖邪の祖父母にあたる。
聖邪がまだ赤ん坊の頃に、地球をデイモスから守るため仲間の悪魔と共に空へ旅立った。
【 リエ 】
コユキの妹、三姉妹の一番下の妹で『六道(りくどう)の守護者』のリーダー。
強大な悪魔であるスカンダとガネーシャを従え、世界中を巡ってモンスターを退治しつつ、依り代だった経験を持つ生き物を集め、ハタンガ村で地球を救う為様々な研究をしていた。
幸一(コウイチ)はリエの旦那様、空手家であり、火器の扱いもお手の物で夫婦揃って戦闘力は高め。
しかし、リエは戦いの中で倒れ、さらなる戦いを求めた『六道の守護者』メンバーはハタンガ村を去ってしまった。(796、811、818話)
【 リョウコ 】
コユキの妹、三姉妹の二番目の妹で『オニギリ友の会』のリーダー。
フンババとカルキノス、ヒュドラを主軸に結成した『オニギリ友の会』だが、リエと同じくリョウコが倒れた後メンバー達は、『様々な研究結果を世に広げるべきだ』とハタンガ村を去っていった。(818話)
■登場した悪魔・神様
【 ストラス 】
『歌と金属の魔王ストラス』、大空を統べる魔王で王冠を戴いた巨大な鳥型悪魔。
魔神王ルキフェル直属の魔王で、コユキと善悪(ルキフェル)と共に空へ旅立つまで、ヘロンを依り代に顕現していた悪魔(鳥の神、天空の王、鳥の長者)。
オリジナルの姿は足が長い梟(ふくろう)だがゴイサギに姿を変えることもある。(795話)
【 リブラ 】
ベルゼブブ(アルテミス)の副官だった、誇り高い虫の悪魔のリブラ。
ドラゴを依り代にして顕現していたがストラスと同じく、依り代たる体をドラゴへ返し、コユキ&善悪(ルキフェル)と共に空に旅立って行ってしまった。(788、791、795話)
【 ジローとユイ 】(811、817、818話)
アーバンでパリシュトゥな大都会東京の上野動物園に居たカバの夫婦で、数多いる生き物(家族)の内、ナガチカ一番のお気に入り。
過去、ジローはパズスの、ユイはラマシュトゥの依り代だった為かなり早い時期から魔獣化している。
二体はナッキより遥かに大きな個体で、何やら暴の気配も漂わせており、初めてコユキとナガチカと出合った頃から比べると悪魔化(神様化)が進んでいる様子…… ナッキから見るとかなりの迫力だったみたい。
ジローはパズスから防御系のスキルを、ユイはラマシュトゥから回復系のスキルを受け継いでいる。(824話)
【 カーリー 】
大精霊や精霊王たちに君臨する精霊神、スプラタ・マンユ最強の魔王シヴァの奥さんで、スカンダ&ガネーシャ兄弟のお母さん。
魔剣ダグル・バリザを振るい、時空系のスキルを発動する。
コユキ&善悪と他の悪魔達が空へ旅立った際、カーリーは地上に残りコユキ&善悪と『存在の絆』を結んでいた者達(地上に残った者達)を引き受けた。
しかし、聖邪(セイヤ)の肉体の崩壊を止めるため、カーリーは依り代にしていた昼夜(チュウヤ)の肉体を聖邪(セイヤ)に渡し融合した。
以後、カーリーを主にしていた『存在の絆』は使用できなくなっていた。(821、824話)
【 レグバのラダ達 】
※レグバとは
ラダの精霊共の総称で東西南北を示す運命神のこと。
源星ガイアを象徴する最も古き四柱の神達。
東の【 デスティニー・ラダ 】、西の【 フューチャー・ラダ 】、南の【 ロット・ラダ 】、北の【 フェイト・ラダ 】の四柱。
【 メット・カフー(正一さん/オハバリ様) 】
源星テイアを象徴する最も古き神。
本拠地はイギリスのグリニッジ。(833話)
【 蟹(カルキノス)とお猿(フンババ) 】
リョウコがリーダーの『オニギリ友の会』のメンバー。
ナガチカの話によると、ナッキ達が恐れ戦いていた水路の凶悪な魔力の正体は蟹(カルキノス)で、元々『美しヶ池』の上部に居たのが、寝相が悪く水路の方まで転がっていったらしい。
ナガチカがカルキノスに声を掛けに行った時、カルキノスの表面は化石化していたそうで、ナガチカ曰く、『もう少し長く固まっていたりしたらぁ、あのお猿を呼んで投擲(とうてき)で崩して貰うしか無かったですからねぇー!』だそうだ。
観察者も『蟹? それにお猿、か…… と言う事はリョウコさんが倒れた後も、あの二匹、いや二柱は現世(うつしよ)に残ったって事かな? ふむ……』と考察していた。(808、826、851、858話)
【 スカンダとガネーシャ 】
シヴァとカーリーの息子達で、リエがリーダーの『六道の守護者』の主力だった。
今現在、二柱の神がどこで何をしているのかは不明。
【 クロノスやウラヌス 】
ティターン族の魔神であり、ルキフェル、バアル、アスタロト、サタナキアの共通の親。(833話)
ここからは……
コユキ&善悪と共に空へ旅立った主な悪魔(神様)達です。
<四柱の魔神(最高位の悪魔)>
【 魔神王ルキフェル 】
長男、悪魔達のカリスマ、アートマンはコユキと善悪の中に分かれて入っている。
元ニブルヘイム(コキュートス)の主。
【 アスタロト 】
次男、別名ポセイドン。
ムスペルヘイムの主。
【 バアル 】
三男、別名ベルゼビュート、冥府の王ハデス。
ヘルヘイムの主。
【 サタナキア 】
ルキフェルの双子の弟、別名サタン。
ニブルヘイム(コキュートス)の主。(786話、795話)
<スプラタ・マンユ>
【 オルクス 】長男 神速(グリゴリ)の(トウ)オルクス
【 モラクス 】次男 強襲(エピドロミ)の(トウ)モラクス
【 パズス 】 三男 壁(スクリラ)の(トウ)パズス
【 ラマシュトゥ 】長女 改癒(テラペイア)の(トウ)ラマシュトゥ
【 アジ・ダハーカ 】四男 虐殺(スコトーノ)の(トウ)アジ・ダハーカ
【 シヴァ 】五男 破壊(シントリーヴィ)の(トウ)シヴァ
【 アヴァドン 】六男 蹂躙(カリンマ)の(トウ)アヴァドン
<バアル配下の主な悪魔達>
【 ハミルカル 】ハミルカル・バルカ、ハンニバルとハスドルバルのお父さん。
【 ハンニバル 】ハンニバル・バルカ、有名なカルタゴの将軍で、ハミルカル・バルカの息子。
【 ハスドルバル 】ハンニバルの弟であり優秀な副官。
【 イーチ 】ベル・ズール・イーチ、ダキア王、本名はイーチ・オラシュチエ・ダキア・ブレビスタ。
【 アルテミス/ベルゼブブ 】アヴァドンの双子の妹、口白(クチシロ)(ラー)の奥さん。
<アスタロト配下の主な悪魔達>
【 ネヴィラス 】男型、真紅(クルムズ)の悪魔、フルーレティとは双子の兄弟。
【 サルガタナス 】女型、真蒼(マーヴィ)の悪魔、アガリアレプトは弟。
<元々善悪に従っていた悪魔達>
【 ガープ 】『病』の悪魔。
【 ベレト 】『騙』の悪魔。
【 ゼパル 】『情』の悪魔。
【 カイム 】『答』と『欺(あざむき)』の悪魔。