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コメント
4件
かわいいとか堂々と言っちゃうprちゃんずるかっこいい !!!! tgちゃん、照れたり悩んだりしてる姿 きゃわすぎて滅 ……
もう返事が全部ずるいよ〜prくん、 そんなprくんとのバレンタインでこんだけ悩めるtgちゃんなんかいいなぁ〜🥹 当日どんな感じなんだろー?
『バレンタインまであと3日』
tg視点
―バレンタインまで、あと3日。
スマホの画面が、まだ光っている。
《ぷりちゃん:意味のある人って、俺含まれとる?》
(……っ)
ちぐさは、ベッドに仰向けになったまま、
その一文をじっと見つめていた。
(そんなの……)
答えなんて、決まってる。
(含まれてないわけ、ないじゃん)
でも、それを今ここで言ったら。
それはもう――
バレンタインの意味が変わってしまう。
(……だめ)
指を動かしかけて、止める。
打っては消して、消しては打って。
《ちぐ:……》
未送信の文字だけが増えていく。
(ここで言ったら、当日、渡す意味なくなるでしょ……)
深呼吸して、ようやく送った。
《ちぐ:それは》
数秒。
既読がつかない。
(……考えてる?
それとも、にやにやしてる?)
心臓が落ち着かない。
やっと、通知。
《ちぐ:当日まで内緒》
すぐに、既読。
《ぷりちゃん:》
《ぷりちゃん:え》
《ぷりちゃん:それ、俺が一番気になるやつやん》
ちぐさは、思わず顔を埋めた。
(……もう)
《ちぐ:だって、意味あるから》
送った瞬間、
「重くない?」って不安が遅れてくる。
でも、取り消せない。
数秒後。
《ぷりちゃん:》
《ぷりちゃん:ほな》
《ぷりちゃん:俺、含まれてる前提で生きてええ?》
(……なにそれ)
《ちぐ:勝手に決めないで〜!》
《ぷりちゃん:えー》
《ぷりちゃん:じゃあ、期待だけしとく》
(それが一番ずるいって分かって言ってるよね)
胸が、ぎゅっとする。
その次の日。
「ちぐ、眠そうやな」
朝の教室。
隣の席から、いつもの声。
「……ちょっとね」
(原因、あなたです)
なんて言えるはずもなく。
ぷりっつは、机に肘をついて、
ちぐさをじっと見る。
「なに」
「いや」
にやっと笑って、
「当日まで内緒、って顔やなと思って」
「……顔に出てる?」
「めっちゃ」
(最悪)
「でもまあ」
ぷりっつは小声で言う。
「それ込みで、可愛いけど」
「っ……!」
「ちょ、声!」
慌てて睨むと、
ぷりっつは楽しそうに笑った。
(……ほんと、調子狂う)
授業中。
ノートを取りながらも、
ちぐさの頭は別のことでいっぱいだった。
(あと3日)
(ちゃんと渡せるかな)
(ちゃんと、受け取ってもらえるかな)
不安はある。
でも――
(あのメール、否定されなかった)
それだけで、
少しだけ勇気が出る。
バレンタインまで、あと3日。
まだ「好き」は言ってない。
まだチョコも渡してない。
でも――
もう、気持ちだけは
はっきり並んでしまっている。
ーーバレンタインまであと3日ーー
♡>>>>2500