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『バレンタインまであと3日』
tg視点
―バレンタインまで、あと3日。
スマホの画面が、まだ光っている。
《ぷりちゃん:意味のある人って、俺含まれとる?》
(……っ)
ちぐさは、ベッドに仰向けになったまま、
その一文をじっと見つめていた。
(そんなの……)
答えなんて、決まってる。
(含まれてないわけ、ないじゃん)
でも、それを今ここで言ったら。
それはもう――
バレンタインの意味が変わってしまう。
(……だめ)
指を動かしかけて、止める。
打っては消して、消しては打って。
《ちぐ:……》
未送信の文字だけが増えていく。
(ここで言ったら、当日、渡す意味なくなるでしょ……)
深呼吸して、ようやく送った。
《ちぐ:それは》
数秒。
既読がつかない。
(……考えてる?
それとも、にやにやしてる?)
心臓が落ち着かない。
やっと、通知。
《ちぐ:当日まで内緒》
すぐに、既読。
《ぷりちゃん:》
《ぷりちゃん:え》
《ぷりちゃん:それ、俺が一番気になるやつやん》
ちぐさは、思わず顔を埋めた。
(……もう)
《ちぐ:だって、意味あるから》
送った瞬間、
「重くない?」って不安が遅れてくる。
でも、取り消せない。
数秒後。
《ぷりちゃん:》
《ぷりちゃん:ほな》
《ぷりちゃん:俺、含まれてる前提で生きてええ?》
(……なにそれ)
《ちぐ:勝手に決めないで〜!》
《ぷりちゃん:えー》
《ぷりちゃん:じゃあ、期待だけしとく》
(それが一番ずるいって分かって言ってるよね)
胸が、ぎゅっとする。
その次の日。
「ちぐ、眠そうやな」
朝の教室。
隣の席から、いつもの声。
「……ちょっとね」
(原因、あなたです)
なんて言えるはずもなく。
ぷりっつは、机に肘をついて、
ちぐさをじっと見る。
「なに」
「いや」
#mzkty
ぷうなさん # ストコン開催
79,800
も ぐ_“ 。
3,876
にやっと笑って、
「当日まで内緒、って顔やなと思って」
「……顔に出てる?」
「めっちゃ」
(最悪)
「でもまあ」
ぷりっつは小声で言う。
「それ込みで、可愛いけど」
「っ……!」
「ちょ、声!」
慌てて睨むと、
ぷりっつは楽しそうに笑った。
(……ほんと、調子狂う)
授業中。
ノートを取りながらも、
ちぐさの頭は別のことでいっぱいだった。
(あと3日)
(ちゃんと渡せるかな)
(ちゃんと、受け取ってもらえるかな)
不安はある。
でも――
(あのメール、否定されなかった)
それだけで、
少しだけ勇気が出る。
バレンタインまで、あと3日。
まだ「好き」は言ってない。
まだチョコも渡してない。
でも――
もう、気持ちだけは
はっきり並んでしまっている。
ーーバレンタインまであと3日ーー
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コメント
4件
かわいいとか堂々と言っちゃうprちゃんずるかっこいい !!!! tgちゃん、照れたり悩んだりしてる姿 きゃわすぎて滅 ……
もう返事が全部ずるいよ〜prくん、 そんなprくんとのバレンタインでこんだけ悩めるtgちゃんなんかいいなぁ〜🥹 当日どんな感じなんだろー?