今日も自分だけが土砂降りだ
他の人は笑顔で、楽しそうで、日光を浴びていた
植物は、元気そうに歌ったり、枯れたり、色んな動きをしている
そんな中私だけは雨が降っている
自分で傘を差せずに、いつまでも濡れている
でも、周りはみんな自分で傘を差したり、差し合ったりしている。
ほんとに自分だけは違うんだな、と身に染みてわかった。
__
時間が経った。ある日、変わった人がいた。
それは、傘を差してないのに、差されてないのに、気持ちが晴れている人の事。
その人は曇りのはずなのに、笑顔で、皆に傘を差している。あの人は差され返されてもないし、他人に差している。
なんでだろう。その疑問と一緒に思い浮かべた事がある。それは、あの人にとっての幸せとはなんだろう。そう思った
人に傘を差して、何が楽しいのだろう。自分が濡れて、転んでどん底に堕ちるかもしれないのに。
なんで”他人”を助けようとするのか、
自分には理解できなかった。いや、理解できなかったんじゃなくて、理解しようとしてないのだろう。だって、自分は___
人を虐め、自殺まで追い込んだ人なんだから
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あの人はぼくに話しかけてきた。
「どうしたの?」「大丈夫?」優しくて、低い声がぼくを落ち着かせた。
「大丈夫だよ、?」そう僕はいった
「ほんと?」真っ直ぐな瞳と、優しい声で聞いてくる。
ほんとは助けを求めたい。でも、助けを求める程辛くない。だからぼくは言った。
「大丈夫だよ、!」
自分に言い聞かせる様に言ったら、あの人は言った
「そっか、じゃあさ、僕の話聞いてくれる?」
「え?」思わずそう声を出してしまった。
「だめ、かな?」
「いや大丈夫、」聞くだけなら、いいか、
「僕さ、昔虐められてたんだよね」
「え、?」
胸を針で刺されたような感触を味わった。
「それでさ、僕、結構泣き虫だし、弱虫だからさ、いっつも泣いてたんだよ」
「必死に助けを求めて、でも助けて貰えなくて、ほんとに苦しかったんだ」
あぁ、罪の無い人が虐めを受けてるんだな、
「でもね、とある人が助けてくれたんだよ」
「うん、」
「その人はねぇ、ほんとに優しくて、虐められてる僕を助けてくれた」
「あの時はほんとに嬉しかったなぁ、、」
「今でも覚えてるよ、!」
「……、でもね、今度はその助けてくれた人が虐められたんだよ」
「…、、!?」
「僕を助けたせいでね、」
「…、話を飛ばすけど、その人は、自殺しちゃったんだ」
「っ、、」
息を飲み込んだ。僕が虐めたあの人も、あの人の周りも、僕が苦しめた。僕一人で沢山の人を苦しめた。
「ただそれだけ。話聞いてくれてありがとうね」
「…、あの、」
「ん?」
「ぼくの話も、、聞いてくれません。?」
「うん。、」
「ぼく。昔、人を虐めてたんです。」
相手は、表情を一切変えずに話を聞いている。
「虐めてた内容とかは言いません。」
「うん。」
「それで、話飛ばすけど、その人、自殺しちゃったんです。」
「そっか。、あのさ、質問していい?」
「…、はい。」
「反省してる?」
「もちろんです。って言いたいけど、ぼくは、反省してるかわかりません。だって、どの行動が当たってるか分かんないし、反省してると言う確信はないんですもん。」
「そっか。」
「君はさ、浅瀬 心って言う人を虐めてたでしょ」
「…、!?なんで、!?」
「んー、その人の知り合いだから」
「は、?」
「じゃあ、貴方は何ていう名前ですか、、、?」
「、、七々瀬 杏璃」
「っ、、、?!?!」
「ご……さ…」
「…、」
「ごめ…なさい」
「ごめんなさい、、」
「大丈夫だから、そんな自分を責めないで、」
「ぁ、あ、ごめんなさ、い」
「落ち着いて」
「あ”ぁ、あ、ぁ、うわぁぁあああ”“ッッッッ、!!!‼‼」
「あ”ぁ”ぁ、‼!!!!‼‼ごめんなさッッッ、」
「カヒュッ、ごめ…、な”さぃ」
「……、喚くなよっ!?!?」
「ッッ…、、?!」
「お前よりッッ!!僕らの方がつれぇんだから‼??」
「僕は大切な奴をお前に殺されて、なのになんでお前が喚くんだよ!!!お前は!!! 冷静になれよ!!!!!」
「ぁ”、」
「フー、フー、あ”、ぁ、」
「…、落ち着いたか、?」
「、ぅん…、。」
「お前はな、許されないことをした。けど、それを引き綴りながら生きるんじゃなくて、他の人に幸福を与えろ。彼奴を苦しめた分。誰かに幸福を与えてあげろ」
「…、うん。、」
「僕が傘を差してあげるから、、死ぬまで彼奴を虐めたことを悔め、」
「、、はい。」
それから月日が経った。
それからぼくは人に幸せを感じさせる為に頑張っている。幸せは人によっては異なる。異なるからこそぼくらは頑張らないといけない。どん底に落ちても、必死に藻掻いて、藻掻いて、人を幸せにしていきたい。
END
そして、私からちょっとしたお願いがあります。
この物語に、点数を付けてほしいんです。
10点中何点かをコメントに書いてほしいです。
もちろんお世辞なしの辛口おけ!うち、そんな簡単に傷付かないから。
なんでその点数になったかは、出来れば書いてほしいです。お願いします。
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