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神に嫌われている。
ー新小説ー
第1話 プロローグ
俺はゾムだ。まぁ軍の兵。
その中でもトップクラス…なんだっけ。
それくらいの強さを持ってるらしい。
俺。自覚はあまりしたくないかな。
だって、
それは遡る事何年か前ー
「ねえねぇ××!」
「なんやゾム」
「あっそぼーっ!ギュー」
「少し痛いしキツいからやめて…」
「あ、ごめん」
「それはいいよ。何して遊ぶ?」
「ん~、どっか行こーよ!」
「分かった。」
名前は思い出せないけど、
物静かな子だったなぁ。まぁ遊びになれば真剣になってたけどw
「あっハはッ!ほらー!××!こっち!」
「待てやゾムー!」
「やな こった~!」
「~💢」
それは、遊んでた時。
その時もまだ戦争してて。突然、
あの子が俺に言った。
「…!ゾム!逃げて!早く!」
「なんでや?何もないやん」
「いやッ!急いでッ!」
「嫌や!俺お前と遊んどるから!」
「…ゾム、じゃあちょっとかくれんぼしようや」
「ええで!お前が鬼な!」
「はいはい…じゃあ60秒数えるで。」
「おっけー!」
俺は隠れた。結構自信ある!✨って思ってたかな。覚えてねぇや!
隠れてから、 50,51,52,53,54,55って、
俺も数を数え始めた。60秒経って、見つけに来るはずなのに。
何時間待っても、何日待っても、あいつは見つけには来てくれなかった。
俺が隠れ場所から発見されたのが、それから2日後。7時位に見つかった。
「大丈夫ですか!ゾムさん!」
「お前、誰だ?」
「私は軍の行方不明者を探す者です。あなたは3日間、行方不明だったんですよ!」
「…え?…ど、どういうこと…?」
「俺、××にかくれんぼしようって、言われてここに隠れてたんやぞ…?」
「××さんは…」
他の国へ行きました。
「……は…?」
そう告げられた時、背筋が凍った。
あいつは、何事もすぐに俺に言ってくる。なのに、なんで何も言わずに行ったんだ?かくれんぼしようって、隠れてただけなのに…!
「ゾムさん、母さんや父さんが待ってますよ!行きましょう!」
「…うん」
その事を考え出すと、会いたくて、たまらなくなって、涙が溢れ出てくる。
今になってやっと意味が分かって、それと昔とはもう変えられないから…
どうしようも何も出来ないのが悔しい。
だから、俺は強くなったってワケ。
あいつが行った国は敵国のu国らしい。
軍の兵隊となってから分かった。
今は位が上がって幹部だが。
いつか、世界から戦争が消えたら、
いつか、世界が平和になったら、
あいつとまた会えるのかな。
第1話 プロローグ
ー完ー