コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
派手髪のピアニストが欲しい。
優しいおにいちゃんみたいな。
思い描いてた通りの涼ちゃんに出会ったすぐにバントに誘って、いいよぉ、ってふにゃりと笑って着いてきた涼ちゃん。
「今日から一緒にやろうとおもって、誘った、えぇっと名前?」
その時は名前も知らないで誘って、思い返せば俺も相当変な奴だったな···
「藤澤涼架です、よろしくね~」
その笑顔にドキッとした、可愛いなぁこの子···無垢な笑顔で自己紹介してて、それに噛みついたのはギターで同級生の若井だった。
「はぁ?!なんだよ、いきなりなんでそーなる元貴···」
当然の反応だ。
「絶対これからのうちのバンドには、ええっと、涼ちゃんがいると思ったから」
「嬉しい〜、これからよろしくね」
にこにこと手を差し出してきた涼ちゃんの手を取ることなく、若井はブツブツと不満を漏らす。
しゅん、として手をどうしたらいいか困ってた涼ちゃんの手を俺は握った。
「こちらこそ、よろしく」
柔らかくて指も細くって、けど少し緊張してたのか?ひんやりした手は離したくないくらい、気持ちよかった。