『ん…ここは何処 ?』
目を覚ますと私は病室のベットに居た
周りには誰かいる訳でも無く
ポツンと私1人
カーテンを開け外を見るととても暗い夜だった
周りを見渡すとベットの近くには
物や、何処から落ちてきたか分からない
ガレキばかり
状況が把握しきれていない私は
病室を出て誰か居るか探していたら
廊下の奥から誰か叫んでこちらに来ていた
『おーい ! 勝手に病室を出ちゃダメじゃないか 』
私は彼にここが何処か何が起こっているのか
他にも人が居るのか沢山質問をした
彼は頭をかき悩ましそうに言った
『ここは精神科病棟だよ。多分…他にも人は居るんじゃないかな? 』
なぜ自分が精神科病棟に居るのか
分からないが今はそんな事
どうでもいい気がした。
私は彼が誰だかその方が気になった。
『僕は君の兄さ名前はともきだよ。もしかして覚えてない?』
私は彼が兄という事がとても
信じられない気がした。
けれど今は何も思い出せない。
自分の名前さえも。
私は彼に自分の名前を教えてもらうことにした
私の名前は【とき】らしい
ピンと来ないがそれも記憶がないせいなのかも
しれない。
『まさか君が記憶喪失になるとはね。驚きだよ』
『…私ここから出たいんだけど何か知ってる?』
『全ての扉を見て回ったんだけど、全てサビていて動かない。 』
『隠し扉のようなものはないの?』
『多分あるさ。』
それを聞いた私は彼を置いて
歩き出した
彼は走って私の隣に来て言った
1人で何処か行くのは危ないと
彼は私と一緒に探すらしい
こちらとしては1人の方が楽なのだけど。
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