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名前の通り、異形ネタです。
私の解釈しかありません
地雷があるなら即Uターンを強くオヌヌメします。
アメ日メインですが、日本総受けです。
では!
『今、人が異形というものになってしまうウイルスが流行っています。このウイルスについて専門家は〜』ブチッ
徹夜明け、朝電で帰ってきた頭では何も分からなかった。
上京したてで、少し調子に乗って買った高いソファ、今はすっかり色あせてボロボロになってしまったソファにもたれかかって、じっと何も映らないテレビを見る。
反射のせいで自分の顔が見えて、嫌になって、天井をみる。
はぁ…
「会社、い゛き゛た゛く゛ね゛ぇ゛〜〜〜〜」
泥のように眠りたい気持ちを抑えながら、ネクタイを締めた。
ゆれる、揺れる、電車。
普段は通勤ラッシュでパンパンの電車が、不思議と空いていた。
おかげで座ることが出来る。
座席に座って、うとうとと微睡んだ。
…………え?
悲鳴が聞こえた。
夢かと思ったが、近くの人もびっくりしてるので違うらしい。
焦って周りを見渡すと、左側で、血まみれになっている女性が横たわっていた。
近くにいるのは……
アメリカさん?
いや、いやいやいや、よく見ろ。
片腕はないし、謎鈍器持ってるし、頭はバラのトゲ?があるし……
違う、うん。
隙を見て逃げようと思った瞬間、ソレは距離を詰めていた。
「は……?」
片目にはバラが咲いていて、もう片目は真っ黒、他にも言いたいことは沢山あるが……ソレは……紛れもなく…………
アメリカさんだった
「zulyupia!saaninasawanuutihaki!sigisetida〜?」
何を言っているのかは分からないが、完全にアメリカさん。
「あ、あ゛ぁ゛!!異型!異型がいるぞ!」
急に近くの人が叫び始めた。
それと同時に騒がしくなる車内。
アメリカさんは少しうるさそうに眉にシワを寄せると、
「mittowa」
と言って周りを血の海にし行った。
何が何だかわからなくなって、とりあえず、電車から降りた。
そこからひたすらに走った。
あまり運動は得意じゃないから、息が上がる。横脇腹が痛い。
家、実家に帰りたい。
どこかこの場所から離れたホームに向かおう。
あぁ、夢なら良かったのに!!!