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其の後は授業が進んでいっていつの間にか放課後になっていた
残念乍ら私が帰るマンションの方向に家がある人は居なかった
報告書を作成し,メールで送った
其の後は明日の準備をして風呂に入った
風呂を上がるとタイミング良く首領からメールが帰って来た
メールを見れば政府はプロの暗殺者を送るそう
しかも明日教師として
悪影響を及ぼさないか心配だ
名前はイリーナ・イェラビッチ
世界で1,2を争うハニートラッパーじゃ無いか
其れに私と同い年だ…
取り敢えず返信をして今日気付いた殺せんせーの弱点などを送る
ピコン
返信が早い
森「《弱点を見つけるのも良いけど他の子と仲良くする事も忘れない様に
任務だけど気楽にね》」
気楽にか…
学生らしい事をすれば良いのだろうか…
だが学生らしい事とは何だろうか
…今日莉緒が云っていた恋愛だろうか
明日莉緒に聞いてみよう
翌日
教室に入りすぐに莉緒に話し掛ける
『なぁ,莉緒』
中村「どうしたの?恋花」
因みに女子達とはかなり打ち解けてタメ&呼び捨て迄に進化した
『恋愛とは何だ?』
中村「お!興味ある?!」
『少し気になってしまって…』
中村「うーん…好きな人は居ないんだっけ?」
『多分…』
中村「うーん…多分好きな人と聞かれて1番最初に浮かんで来た人が好きな人かな!」
『好きな…人…』
考えてフッと国木田が頭に浮かんだ
嗚呼,私国木田が好きだったのか
気付いたら恥ずかしくなって顔を赤らめてしまった
其れを見た莉緒に揶揄われてしまった
HRが始まると言われて急いで席に座る
因みに私は赤羽の隣だ
其の後ろに氷花と敦が,その右斜めに叶恋だ
国木田,烏間先生,殺せんせー,イリーナが入って来た
何故イリーナは殺せんせーにベタベタしているのだろう
国木田「…其奴はかなり特殊な躰つきだが気にしてもらえないと助かる」
殺せんせー「ヅラです」
イリーナ「構いません!!」
かなりの演技派だな
烏間「本格的な外国語に触れさせたいとの“学校の”意向だ
英語の半分は彼女の受け持ちで文句は無いな?」
殺せんせー「…仕方ありませんねぇ」
カエデと渚の話し声が聞こえる
カエデ「…なんかすごい先生来たね
しかも殺せんせーにすごく好意あるっぽいし」
渚「…うん
…でもこれは暗殺のヒントになるかもよ
タコ型生物の殺せんせーが…人間の女の人にベタベタされても戸惑うだけだ
いつも独特の顔色を見せる殺せんせーが…戸惑う時はどんな顔か?」
残念だな渚
普通にデレデレだ
カエデ「…何のひねりも無い顔だね」
渚「…うん。人間も“あり”なんだ」
呆れてるじゃ無いか
イリーナ「ああ…見れば見るほど素敵ですわぁ
その正露丸みたいなつぶらな瞳
曖昧な関節
私とりこになってしまいそう♡」
殺せんせー「いやぁお恥ずかしい」
其処がツボな女は居ないと思うぞ
まさかハニートラップが効くとはな…
報告書のネタが出来たな
其の後,国木田,イリーナ,烏間先生を除いて全員で校庭に出てサッカーをし乍ら暗殺をしている
叶恋「はいパス!」
『はい暗殺!』
あ,かわされた
〜其の頃 国木田視点〜
イリーナ「いろいろと接近の手段は用意してたけど……まさか色仕掛けか通じるとは思わなかったわ」
烏間「…ああ
俺達も予想外だ」
国木田「まさか効くとは…」
だがそれならかなり活躍するだろうな
イリーナ・イェラビッチ
職業は殺し屋
美貌に加え,10ヶ国語を操る対話能力を持ち
如何(いか)なる国のガードの硬い暗殺対象(ターゲット)でも本人や部下を魅了して近付き至近距離から容易く殺す
潜入と接近を高度にこなす暗殺者と資料で見たが…
烏間「だがただの殺し屋を学校で雇うのはさすがに問題だ
表向きのため教師の仕事もやってもらうぞ」
夜桜も俺等も表向きの為に生徒として教師として居るからな
扉を開け乍らイリーナは云った
イリーナ「…ああ,別に良いけど
私はプロよ。授業なんてやる間も無く仕事は終わるわ」
大丈夫だろうか
もし夜桜に何かあったら…
って,何で俺はこんなにポートマフィアの幹部の心配なんてしてるんだ!
〜国木田視点終了〜
イリーナ「殺せんせー!」
サッカーをし乍ら暗殺をしているとイリーナが殺せんせーを呼んだ
イリーナの後ろに少し離れて国木田がやってくる
イリーナ「烏間先生と国木田先生から聞きましたわ。すっごく足がお速いんですって?」
殺せんせー「いやぁそれほどでもないですねぇ」
イリーナ「お願いがあるの」
…暗殺の計画(プラン)を居ないうちに考えるのか…其れとも…
イリーナ「一度本場のベトナムコーヒーを飲んでみたくて
私が英語を教えている間に買って来て下さらない?」
殺せんせー「お安い御用です
ベトナムに良い店を知ってますから」
あ,行ってしまった
磯貝「…で,えーと
イリーナ…先生?授業始まるし教室戻ります?」
イリーナ「授業?…ああ各自適当に自習でもしてなさい
それとファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる?
あのタコの前以外では先生を演じるつもりも無いし
「イェラビッチお姉様」と呼びなさい」
E組「…………」
あーあ,皆黙ってしまった
カルマ「…でどーすんの?
ビッチねえさん」
敦&月紫姉妹「ブーっ!!!!!!」
ビッチ…?
カルマ「あんた殺し屋なんでしょ?
クラス総がかりで殺せないモンスター
ビッチねえさん1人で殺れんの?」
イリーナ「…ガキが
大人にはね,大人の殺り方があるのよ」
ザッとイリーナは私と渚に近付く
イリーナ「夜桜恋花と潮田渚ってあんた等よね?」
私達?私達の共通点といえば…殺せんせーの弱点などを調べて居るくらいしか…
渚「?」
『そうだが…もしかして情』
情報が欲しいのか,そう書こうとしたら遮られてしまった
キスをされて口を塞がれてしまったのだ
国木田「なっ?!!!????!!」
月紫姉妹「恋花姉さん?!」
『ん〜!』
10HIT
『んん…』
20HIT
『んぁ…』クタ…
30HIT
イリーナ「後で教員室にいらっしゃい
あんたが調べた奴の情報聞いてみたいわ
ま…強制的に離させる方法なんていくらでもあるけどね」
とさ,と私は其の場に崩れ落ちる
直ぐに国木田が来てくれて
国木田「大丈夫か?」
と言って屈んで手を差し伸べてくれた
其の手を取る事さえ恥ずかしかったが手を取って国木田に寄り掛かり乍らも立ち上がる
イリーナ「その他も!!有力な情報持ってる子は話しに来なさい
良い事してあげるわよ
女子にはオトコだって貸してあげるし
技術も人脈も全て有るのがプロの仕事よ
ガキは外野でおとなしく拝んでなさい
あと少しでも私の暗殺を邪魔したら殺すわよ」
このクラスは彼女がプロの殺し屋なのだと実感しただろう
でも大半はこう思った筈だ
この先生は…嫌いだと