テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
この町では、 知らないことより、
知らないふりを する事のほうが多い。
それは、昔からそうだった気がする。
朝の教室は、いつもと同じ音で 満ちていた。
窓際の席で あいつが笑っている。
声は、やけに明るい。
前の方では、彼女が 誰かの肩を叩いて
また 笑いが広がる。
俺は それを聞きながら、鞄を 机に掛けた。
別に、嫌いじゃない。
うるさいと 思うことはあっても、
居心地が 悪いわけじゃない。
ただ、ここでは 余計なことは言わないほうがいい。
椅子を引いて座ったとき、指先が
机の中の 何かに触れた。
「君は、見ていた」
高等学校 一年A組
出席番号 1番
名前:相沢 零
読み仮名:あいざわ れい
出席番号 7番
名前:河野 瑞希
読み仮名:かわの みずき
出席番号 11番
名前:佐々木 祈
読み仮名:ささき いのり
出席番号 23番
名前:原 佳苗
読み仮名:はら かなえ
担任
名前:小林
コメント
1件

新しい話もプロローグだけで面白そうだと感じました。楽しみにしています