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✝️「ロノ!バスティン!天使たちは、、、」
⚔️「もう倒した」
🦋「そうだったんだ、、、え、もしかして二人で?」
🍳「いえ、ベリアンさんと三人で、、、 」
🕯「じゃあベリアンはどこに、、、?」
⚔️「主様とともにどこかに行ってしまった」
🪡「え、それって結構まずいのでは!?」
💮「主様と二人きりって、、、怒られるの一択しかねぇよ、、、ベリアン、ご愁傷様、、、」
🧸「何言ってるんですかハナマルさん!ベリアンさんを探しに行かないと、、、」
🐾「匂いは、、、もうないですね、、、」
🗝「はぁ、、、ベリアンさんは一体何をやらかしてしまったんでしょうね、、、」
🌹「この前は紅茶がどうとか言ってましたけど、さすがにその事ではないっすよね、、、」
🦾「んな事より早く探すぞ。ベリアンさんが傷つく前に 」
✝️「ボスキ、、、この前みたいなことはするなよ 」
🌟「でもどうやって探すの?」
🍷「人気のない所を探していけばいいんじゃないかな?二人きりになるってことはそういうことじゃない?」
✝️「なるほど。そうしましょう!それぞれの階に分かれて探した方がいいと思います」
🕯「そうだね。じゃあそうしようか」
🪡「、、、、、、、、あれ?ラトは?」
🌹「そういえば見てないっすね、、、、」
🪡「またどっか一人で行っちゃったの!?」
🕯「これは、、、ラトくんも探す必要があるね、、、」
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第四章 頼りと支え
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第十二話 ハンカチ
人けの少ない廊下を抜け、談話室のような少し広いところに入った。
先に入った主様は背を向けたままで、感情が読み取れない。
少し怯えながらもドアを閉めた。
主様と二人きりの空間。
あ、でも今ならあのことを聞き出せるのではなんでしょうか。
そう思い、口を開こうとしたその時、主様が振り返った。
💍「、、、いつから?」
主様の、鈍く私を見据える目が怖かった。
💍「、、、いつから気づいたの?」
🫖「えっと、、、気づいたとは、どんなことに_」
💍「惚けないでよ!!」
🫖「!」
💍「ベリアンの行動も、イベントの出来事も、全部全部前回とは違うんだよ!!」
前回、、、?
だから、主様は動揺なさっていたのですか、、、?
💍「前回は、あの時まで気づかれなく過ごしてた、、、上手くいってる過程だった、、、なのに今回は違う!過程が違う、出来事が違う、ベリアンが違う!!」
私が気づいていることに、主様が気づいた。
きっとさっきの出来事で確信がついたんですね、、、。
私が気付けば、執事達にも広がる。
バラされて、主様の計画は失敗に終わる。
愛されて庇われて死ねられるくらいなら
なら、なんと言うんですか?
最初から嫌われるよう仕向ければ
仕向ければ、どうなるのですか?
何もかもを救うため
何もかもなら、
主様も、笑顔でいられることは出来ないのですか?
人類を救う。
そのために、主様一人だけが苦しまないといけないのですか?
人類が救われたら、主様も救われるんですか?
主様がそこまでする責任は、なんなんですか?
疑問は、主様を知る度に増えていく。
何も知らない私を、まるで混乱させるかのように追い詰める。
💍「いつからなの!?答えて_」
🫖「教えてください!!」
💍「!?」
どうしてどうしてどうして、、、。
知ると疑問が増えていく。
どうしてどうしてどうして、、、。
答えを出されない疑問が出てくる。
どうしてどうしてどうして、、、。
知る度に過去を後悔する。
どうしてどうしてどうしてどうして、、、。
何故私は、
💍「ベリアン!?」
どうして私は、
🫖「ヒック、、、ヒュッ、、、泣」
分からないということに、これだけの不安を感じるのでしょうか、、、。
頬に一筋、雫が流れ落ちた。
視界はボヤけ、主様の顔もまともに見れない。
すると、優しくふわふわしたものが顔に当てつけられた。
🫖「?」
💍「そ、そんな、、、泣かんといて、、、」
主様の懐かしい口調。
そういえば、屋敷ではこんな風に少し方言が出いましたっけ、、、、。
あれ?懐かしい、、、、?
私は一体、どこで主様の方言を、、、、
ここで、優しく涙を拭いてくれる物に目が移った。
これは、、、
🫖「ハンカチ、、、、」
私が昔、主様が屋敷に来た時にあげたハンカチ。
改めて見つめると、所々傷ついてしまったのか、修復した跡が見つかる。
色も落ち、元の色とはだいぶかけ離れた色をしている。
主様は、今までずっと使ってくれていた?
今思えば、街で泣いている迷子の涙を拭いていたのもこのハンカチだった。
それだけで、温かいものが込み上げてくる。
私がハンカチのことに気が付くと、主様は気まずそうにハンカチをポケットに戻し、俯いた。
💍「泣かせるつもりはなかったの、、、ごめんなさい」
🫖「いえ、、、私も、急に泣き出したりしてすみません、、、」
💍「ベリアンが謝る必要ない!うちが悪いんや、、、」
そう言いきった主様は、自分の方言が出ていることに気づき、またもや俯いてしまった。
🫖「、、、主様」
主様がおずおずと私を見上げる。
🫖「教えてくださいませんか?」
主様の力になりたい。
🫖「主様のことについて」
私が言いきったすぐ後、部屋のドアが突然開かれた。
目の前には、ラトくんが微笑みながら立っていた。
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第十三話 主様の秘密
おや、ここはどこでしょう。
天使のサイレンが鳴り、みんなと外に出たところまでは良かったんですけど、、、。
いつの間にかまた室内に入り込んだようですね。
今頃フルーレがカンカンに怒りながら、私を探しているかもしれませんねぇ。
とりあえず、ここはどこでしょう?
人けがないですね、、、。
長い長い廊下です。
これでは、私を探すフルーレが迷子になってしまいますねぇ。
❤️🩹「おや?」
ふと、声が聞こえてきた。
この声は、、、ベリアンさんと主様でしょうか?
進むにつれ、はっきりと声が聞こえてくる。
この部屋でしょうか。
少し光が漏れているドアの前に立ち、こっそり話を聞く。
うーん、、、。
これじゃあ何の話をしているのか分かりませんねぇ。
主様とベリアンさんは、小声で話しているようだ。
しかも、ベリアンさんは泣いているようです。
気になりますねぇ。
私はドアを開け、目を見開いた二人を交互に見つめた。
❤️🩹「私も混ぜてくれませんか?主様の秘密についてのお話」
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❤️🩹「実は私も気になっていたんです。主様のこと」
💍「それは、、、なんで?」
ラトくんを向かい入れ、三人は座り込んだ。
ラトくんの発言に、主様が眉を八の字にしながら問う。
嫌われるよう仕向ける、ということは忘れているようだった。
❤️🩹「主様には、悪意が感じられないからです」
💍「悪意、、、?」
❤️🩹「主様、よく執事達を傷つけるような言葉を言いますよね」
💍「うん」
❤️🩹「意図的にではないですか?」
💍「、、、、、、、、、」
❤️🩹「それに、さっき見てましたよ」
💍「え?」
❤️🩹「主様が、ベリアンさんの涙を吹いているところ」
💍「ッ、、、、!」
❤️🩹「時折、執事たちを心配している素振りも見つけてましたし、、、」
💍「そっ、、、かぁ、、、ラトにも、、、」
再び主様は暗い顔をした。
バレていたことに相当落ち込んでいるようだった。
眉を寄せ、俯いている主様に、私はなるべく優しめに声をかけた。
🫖「主様」
主様が、目線だけ向ける。
私は微笑みながら言葉を紡いだ。
🫖「どうか教えてください。主様が何故、こんなことをしているのか」
途端に主様は、目線を迷わせ、顔をひきつかせた。
怯え、困惑、不安。
そのような感情が読み取れる。
それでも私は、主様を見つめながら続けた。
🫖「私は、ずっと誤解をしていました。でも、フィンレイ様との話を聞いてしまい、気づきました」
💍「ぇ、、、」
主様は目を見開き、私を見つめる。
🫖「これは演技であると」
主様は視線を下に落としていき、ゆっくりと瞼を開き閉じしていた。
🫖「そのことに気づいてから、色々な疑問を持ち始めたんです。何故主様は子供にだけ優しくするのか。何故主様は料理を無理やり口に押し込んでいるのか。何故主様は嫌われるよう仕向けるという行動に陥ったのか」
主様は、やがて瞼が重くなり、目を閉じた。
🫖「全部答えて欲しいとは言いません。ですが、これだけは教えて欲しいのです。何故主様は、こんな状況に陥っているのか」
主様が目を開け、思い詰めた表情で私を見る。
私は主様を見つめ、真剣な表情で伝える。
🫖「私は、主様のお力になりたいのです」
主様は、やがて泣き出した。
❤️🩹「もちろん、私もですよ。主様」
主様がラトくんを見遣る。
❤️🩹「私は、ベリアンさんほど主様を思いやってはないと思いますが、私から見て主様は、優しい人です。私、優しい人は好きです」
主様の涙は止まらない。
❤️🩹「なので、私にも、本当の主様を見せて欲しいです」
ラトくんが穏やかな表情で主様を見つめる。
涙が主様の頬を伝い、輪郭をなぞり、そして地面を濡らした。
🫖「私たちを頼ってください、主様。私は、私たちは、主様の味方になれます。私たちは、主様の執事ですから」
主様が、静かに、静かに涙を流す。
私とラトくんは、主様が話せる時が来るまで、ただその様子を静かに見守っていた。
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第十四話 不明な記憶
🪡「うーん、、、、ここにもいませんね」
🕯「もっと奥を探してみようか」
🪡「はい」
ベリアンさん、大丈夫かな、、、、。
ベリアンさんが傷つく前に
いくらベリアンさんとて、涙を流さないような完璧な人じゃない。
誰しも支えが必要だと思う。
早く見つけないと、、、、!
🕯「フルーレくん」
ミヤジさんが小声で俺にアイコンタクトする。
ミヤジさんの目線の先には、ひとつのドアがあった。
ゆっくり近づいて行き、中の様子を伺う。
💍「、、、、だから、こうしてるの」
主様の張り詰めたような声が聞こえた。
🫖「そうだったんですね、、、、」
優しそうなベリアンさんの声も。
❤️🩹「なるほど、、、、主様は本当に優しい人ですね」
包み込むようなラトの声も。
ってラト!?
ミヤジさんの合図を読み取りながら、息を殺し続ける。
💍「優しくないよ。これは、、、、うちが始めちゃったことやから、、、、」
主様の声。
いつもはこんな声出さないのに、、、、。
主様の声は、とても弱々しく、切なかった。
💍「うちに責任があるから、、、、やから、うちが終わらせんと、、、、」
🫖「主様が、私たちを大切に思ってくれて始まったことです。主様だけが苦しむことじゃありません!」
💍「ベリアンたちは、、、、なんも悪くないのに、、、、」
主様の声が、滲む。
きっと涙で滲んでる。
こんな脆い主様は、知らない。
知らない?
知ってるはず。
知ってる?
俺は今、何を見てる?
『フルーレは、とても優しいから、、、、』
『うちが悪いんや、全部、、、、震』
『ごめんなさい、、、、泣』
知らない。知るわけない。
だって主様は、、、、
『捨ててちょうだい』
『いらないわよこんな服』
とても辛烈で、、、、
『ごめん、、、ごめんね、、、フルーレ、、、、泣』
いつ?どこ?どこでこんな主様を?
知ってる知らない見てた見てない聞いた聞いてない。
俺は、、、、俺は、、、、?
なんなんだ、この記憶は、、、、_
❤️🩹「おや?」
🪡「!?」
ラトに気づかれた__
🫖「どうかしましたか?」
❤️🩹「ふむ、、、いえ、なんでもありません」
気がしただけだった、、、、?
🕯「、、、、」
ミヤジさんが合図をした。
俺は静かにドアから離れ、合図通りに行動した。
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第十五話 ドア越しで
🦾「、、、、、、、、」
✝️「こっちにはいないみたいだな、、次はあっちを探すぞ」
🦋「そうだね」
🌹「一体どこに行ったんっすかね、、、、」
🦾「、、、、、、、、」
うぅ、、、、うっ、、、ありがとう、、、
今でもあいつの泣き声が、鮮明に蘇ってくる。
言いすぎたのかもしれない。
でも、反省はしない。
したくもない。あんな奴に。
するだけ無駄だ。
、、、、でも、
嗚咽を必死に殺し、静かに涙を流すあいつの、
弱々しく震えるあいつの、
どこかに罪悪感を覚える。
こんなことは初めてだ。
こんな感情にふつふつと怒りすら沸いてくる。
なんなんだ。この気持ち悪さは。
まるで気付けと警告しているような、なにか得体の知れないものが、記憶の底から這い上がってくるような、、、、。
目の前からミヤジさんとフルーレが走ってくるのに気づき、嫌な思考を振り払うために軽く頭を振った。
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🕯「あのドアの所だ」
✝️「あそこですか、、、、」
🦾「、、、、、、、、」
まるで任務の時のように、皆が声を沈ませる。
🦋「とりあえず、他の執事たちも呼んできますね」
🌹「あ、それなら俺も行くっす」
ハウレスと俺は、足音を消し、ドアに近づいた。
✝️「、、、、、、、、」
🦾「、、、、、、、、」
🫖「、、、、ですよ。安心してください」
💍「私に、、、、できるかな、今更そんなこと、、、、」
❤️🩹「私もサポートしますよ、主様」
ベリアンさんは、、、、大丈夫そうだ。
良かった。
何故かラトもいるが、、、、。
今の主様は、あの時のように、、、、__。
俺は聞き逃さぬよう、ドアに耳が食い込むくらいに集中していた。
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🌟「こっちにいるの〜?」
ボクは、薄暗い廊下を歩いている。
それも、足音立てずに!
🌹「そのはずっすよ」
🦋「今、ミヤジさんたちも一緒だよ」
🌟「へぇ〜そうなんだ〜」
返事もしつつ、目線を後ろに向ける。
ルカス様とナックは、何やら二人で話し込んでいる。
🌹「あそこっす」
ローズくんが声を潜め、指した方向には、ボスとハウさん、リボンくんにミヤジ先生がいた。
ハウさんは眉を寄せながらドアの向こうを伺っている。
ボスに関しては、もうそのままドアにめり込んじゃいそうなくらいに耳を傾けていた。
気になったボクは、ボスと同じようにドアに耳をくっつけてみた!
その後に続き、ルカス様とナックもドアに近づく。
❤️🩹「、、、、主様は、何がそんなにも不安なのですか?」
ラトっちだぁ!
でもなんでここに?
💍「それは、、、、だって、、、、!」
あぁ、そっか。主様もいるんだった。
はぁーあ。
途端にやる気が失せた。
今回の主様は、大っ嫌いなんだよね〜
まるで貴族みたいな態度しちゃってさぁ、、、、。
正直言うとウザイんだよね。
でもでも、お利口なボクは、
ルカス様の言うことを聞いて、従ってあげてるんだよね!
偉いでしょ!すごいでしょ!
あーあ。
ルカス様も、今回の主様には懲りてるみたいだし、早く次の主様に変わんないかなぁ、、、、。
💍「私の行動次第で、みんなの命に関わるの、、、、私が、正しいことをし続けなきゃ、、、、」
🫖「私たち執事達が、死ぬ、、、、ということですね、、、、」
🌟🦾🍷🗝🦋✝️🕯🪡🌹「!!」
ボク達が死ぬ!?
何それどういう意味!?
他の執事達も、動揺を隠しきれていない。
❤️🩹「なるほどなるほど、、、、では、主様」
💍「、、、、ラト?」
❤️🩹「なぜ主様は、子供にだけ優しいのですか?」
ラトっちが質問を再び続ける。
いやいや!それよりもさっきの_
⚔️「、、、、ん?そこで何をしてるんだ」
💮「なーにやってんの?」
突然1階と別邸の執事達が現れた。
急いでミヤジ先生が黙るようジェスチャーし、皆が口を紡いだ。
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第十六話 まとわりつく不安
💍「誰か、、、、誰かを探してたの。まだまだ小さい男の子を」
🫖「男の子を、、、、ですか?」
💍「うん。、、、、誰を探しているのかも、忘れちゃったけどね、、、、」
❤️🩹「それは、、、、」
💍「長いこと繰り返してきたから、最初の頃のことは、もうほとんど覚えてなくて、、、、 」
🫖「そうでしたか、、、、」
💍「で、でも!ベリアンたちとの生活は楽しかったの!現状を、、、、理解するまでは、、、、最初の頃は、あんな事夢だったんだって、簡単に思い込めたんだけどね、、、、」
❤️🩹「主様。そんな顔しないでください。無理に話すことはないのです」
🫖「主様、、、、!泣かないでください、、、、!」
💍「ごめん、、、、ごめん、、、、」
🫖「主様、、、、!」
💍「どうすればいい?どうやったらいい?こんな責任をどう全うすればいいの?どうしたらみんなは死なない?どうしてこんなことになってるの?いつまで続くの?いつになったら終わるの?わかんないわかんない、わかんないよぉ、、、、泣 」
❤️🩹「主様、、、、」
💍「、、、、時折不安になるの。ループはいつまで続いてくれるのかって、、、、」
🫖「、、、、、、、、」
💍「ループが突然できなくなったら、そしたら、みんなは、この世界は_」
❤️🩹「落ち着いてください、主様」
💍「!」
❤️🩹「落ち着きましょう。深呼吸して」
💍「、、、、スゥー、、、、ハァー、、、、」
❤️🩹「大丈夫ですよ。きっとうまくいくはずです。人生は、失敗と成功の繰り返しです」
💍「ラト、、、、」
❤️🩹「、、、、と、ミヤジ先生が教えてくれました。いつでも前向きに考えるのは、難しいです。ただ、不安になった時は、誰かに相談するのもいいのかもしれませんね。ほら、ミヤジ先生とかに」
💍「、、、、、、、、」
🫖「もし、相談するのが難しいようでしたら、無理にとは言いません。ですが、少しは頼ってくださいね、主様」
💍「、、、、そう、、、、だね」
❤️🩹「とりあえず、今日はもう休みませんか?」
💍「え?あ、もうこんな時間、、、、」
🫖「それもそうですね」
💍「そ、その、、、、こんなにも話し込んじゃってごめん。その、嬉しかった。ありがとう」
🫖❤️🩹「!」
🫖「大丈夫ですよ、主様。さぁ行きましょう」
❤️🩹「主様の笑顔が見れて、私も嬉しいですよ」
💍「ふふ笑 じゃあ行こう」
主様が扉を開ける。
音は、廊下にも伝わり、主様が歩みを止めた。
💍「え?___」
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𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭
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