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夕食を食べ終わり風呂から上がるとぺこらがソファに座っていた。
「な〜にしてんの」
「えぇ?何か待ってた。」
「何々?ゲームでもする?」
そう言ってぺこらの隣に座る。
「しねぇよwアンタ疲れてるでしょ。」
「別に疲れてないけどな。」
何で、、バレないようにしてるんけどなぁ
「嘘ペコでしょ。気付いてるのか知らないけどアンタ隈すげぇよ?」
「まあそれは、色々あんのよ。」
あ〜、隈なんて見慣れすぎてあんのか無いのかなんてもう分かんねぇわ。
「色々って?」
「・・・ん〜?」
「まあ良いけどさ、あっ後アンタ今日みたいに早い時間に起きて全食作っとくのやめろペコ。」
「次やったらタコ殴りの刑にすんぞ?」
「いや、タコ殴りってヤンキーかよww」
「しかも獣人が言うと説得力あるね」
「やろうと思えばアンタを殺すことだって出来る。てか茶化すんじゃねぇペコ」
そう言ったぺこらはやけに真剣な目つきをしている。
「ぺこらが急遽住み着いて迷惑かけてるとは思うし、アンタが優しいやつなのも分かった。でもそれで無理をするのは違うペコでしょ。」
「だから話し合って良い解決策探してこう!」
「…..フッ..んはは、おっけ。ありがとなぺこら。」
「まぁぺこらは料理と掃除くらいなら親から教わってるから、アンタが仕事の時とか朝は苦手だけど朝食とか作れるからアンタに全部は任せないぺこ!」
不破の目を見て言うぺこらの顔は活気に満ち溢れていて眩しかった
「てか不破っち明日は仕事あんの?何時?」
「明日はなぁ昼から夕方くらいだったはず」
「おっけー、じゃあ明日は無理して作るんじゃねーぺこよ?!ぺこーらどうせ朝起きれねぇから朝もいらねぇし、昼は適当に作って食べるから。」
「あっ後明日の夜はぺこーらが作るから不破っちはなんもするんじゃねーぺこよ?!」
「えっ流石にそこまでやらせるのは…」「いいから!不破っちからは色々と良くしてもらってるから家事くらいはやらせて欲しいペコ!!」
ぺこらはそう言って念押ししてくる。
「…分かった」渋々承諾することぺこらは満足気に喜んだ。
「じゃあ話は終わりペコ!ぺこーら寝るから不破っちも早く寝ろ。」
「一緒に寝る?」「きも」
「ンハハw」
ぺこらって案外考えて行動してるんだなー何て思いながら不破はベットに入った。
意識が浮上し、また目を覚ます。
「はぁ」寝てから4時間程は経っている。
何時もよりはましか。
手持ち無沙汰に姫がこの前勧めてくれた情報誌を手に取った。これをする事で姫の価値観や趣味を把握し、懐に入りやすくなると同時に会話を楽しませて上げる事が出来る。未だに実践しているこの技は新人だった頃先輩に教えて貰ったものだ。そうして情報誌を読み込んでいく内に夜は更けていった。