瑠美:「失礼します」
桃:「……」
瑠美に腕を引っ張られた状態で渋々と生徒会室に入る。
トントン:「あぁ、瑠美」
トントン:「七瀬も連れてきたのか」
瑠美:「うん。1人やだから着いてきてもらった」
桃:「ニコッ」
トントン:「絶対無理やり連れてきただろ」
瑠美:「え、なんでわかんの」
トントン:「七瀬の目がそー語っとるわ」
私が嫌そうな顔をしているとでも言ってくだせぇよお兄さん
その後トントン…?が瑠美に楽譜を渡して、瑠美は用を済ませたようだった
これだけ?
コネシマ:「あ、七瀬は部屋にのこれ」
桃:「え?」
瑠美:「え、なんで?」
コネシマ:「話がしたいんや」
瑠美:「ごめん先いく(((ボソ」
桃:「うん((ボソッ」
何?
トントン:「ここに座れ。」
桃:「…」
ロボロ:「お前、人いじめてたらしいな」
これか…………花のでたらめだあああああ
めんど
桃:「え?」
シャオロン:「あと、外の不良と遊んでる噂もうあるんやぞ」
桃:「遊んでません」
私が遊ぶわけないが?え?
ショッピ:「全部、花からです」
桃:「………花は今?」
ショッピ:「今日は仕事がないので帰ってもらいました」
桃:「どうして帰らせたんですか?」
どうせこれからやることを見せたくなかったんだろ?
鬱先生:「そんなことより、お前が人いじめて怪我させたんが重要やねん」
桃:「だからやってませんって」
鬱先生:「花が嘘つくわけないやろ」
さっきよりトーンが落ちた
ガチャ
扉が開いた
花:「失礼しま…」
まさにタイミングを見計らったようにドアを開けてくる女がいた
鬱先生:「は、花?!」
生徒会が慌てた
花:「え、なんでお姉ちゃんが…」
演技がうまいな
グルッペン:「まぁいい。花はこいつが本当に2年生をいじめるのを見たんだよな?」
花:「うん…」
花の震えた声と、今にも泣きそうな目が、生徒会のみんなの心を奪ったのだろう。
馬鹿かお前ら
モテるんだから相手くらい選べ
全員の視線が痛い。
表情を動かさない人もいれば、
何かを考えてる人もいる。
花を可哀想に思う人や、
いじめは良くないと注意してるような目もある。
分かってる。
生徒会のみんなが優しいこと。
桃:「なんで、私だけに注意するんですか」
チーノ:「何が?」
桃:「いじめっ子なんてそこらじゅうに居ますよ!」
ついカッとなって大声を出す演技も、私のほうが上手だな
ゾム:「……認めるんか」
何故か悲しそうな顔をして聞いてくる
今日初めて声聞いだぞ
桃:「いじめてるって理由でこんなことしないで欲しいんですけど」
ゾム:「だから、認めるんか」
だから、何故そんな悲しそうな顔をするの
桃:「……はい」
心臓に1本の針が刺さった気がした。
コメント
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え!!ゾムさんどうしたんですか!?