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月城 蓮桜音
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水羽
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山富士女史について、少し補足すると…
一昨年前の暮に寺は正月用のアルバイトを雇った。山富士女史は離婚したばかりの女性で有り、長期アルバイト希望者だった。当時の門跡の亜漕は、彼女を尼僧見習いとして雇った。
金隠氏「だけど、あんた、修行もそこそこだし、こんな不景気な寺の尼僧ったって大変なだけだよ。」
山富士「修行は毎週、満腹寺の大僧正のところで読経だの習字だのをやっています。大僧正は黒木夫人はダメだって言ったそうだけど、私には『是非おやんなさい』って言いました!フン」と鼻息が粗い。
金隠氏は黒木ダリアという、もとポルノ女優で、富豪の後妻だった女も亜漕と懇意だった事を思い出した。彼女は山富士ともう一人、古田リカと言う若い修行尼も行き場が無く、暫く居候させていた。
「黒木夫人は何でダメなんだ?」「感情にムラがある人は向かないんだって。」と山富士女史は勝ち誇った様に言った。
山富士女史は、かつての、あき竹城と言う女優にそっくりで有る。金隠氏はなんとなく合点が言った。(厚かましさは山富士の方が上だ)と思った。
「まあ、しっかりおやんなさい。私は本山に戻るから」と彼は言った。
コメント
1件
第2話、読ませていただきました!山富士女史の「フン!」っていう鼻息の荒さとか、勝ち誇った口調がもうリアルで笑ってしまいました(笑)。黒木ダリアの話がちらっと出てきたのも気になるし、金隠氏が「厚かましさは山富士の方が上」って心の中で思ってるところ、すごく人間観察が細かくて好きです。寺の中の人間関係、もっと知りたくなりました!続き楽しみにしてます!