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二日目も暑い日だった。


 天窓から差し込む直射日光に額が汗ばんだ。


「七瀬、そのポーズは辛そうですね」

「はい、もう倒れそうです」

「熱中症で救急車が来るのは面倒です、ちょっと休みましょう」


 私はベッドの上で大の字になった。するとあの日と同じようにオレンジジュースの缶が目の前にぶら下がった。


「これ、前に飲んでいたでしょう」

「はい」

「一息ついて下さい」


プシュ


 手にした缶は冷たかったが南向きの窓は熱い日差しを連れて来た。のっそりと起き上がった私は陽の当たらない北向きのリビングへと移動した。素足の裏が冷たくて気持ち良かった。


(ーーーーあぁ、生き返る)


 額の汗を拭いて白いブラウスの襟元のボタンを外した。アトリエを振り返ると惣一郎は壁に立て掛けたキャンバスを一枚、一枚前に倒し画絵を確認していた。


「惣一郎、なにか探しているの」

「はい、描きかけの作品をこの辺りに片付けたのですが」

「見つからないの」

「有る筈ですから、待っていて下さい」

「はーい」


 海へと吹き抜ける風が白いカーテンをはためかせた。ベンチに座った私は膝を抱えながら胡桃くるみや楢ならの樹の下を眺めたがそこに白い日傘の女性の姿は無かった。


(そうだよね、こんな暑い時間に散歩する人なんて居ないよね)


 ジュースを飲み干すとそれはやがて汗になって噴き出した。額から頬を伝う雫が胸の谷間に流れ込み、背中の毛穴も全開で汗が滲み気持ちが悪い。


(ーーー汗、拭きたいな)


 私は惣一郎が一心不乱でお目当てのキャンバスを探している姿を確認し、タオルを冷たい水に浸してギュッと絞った。ブラウスのボタンを外して上半身をはだけ、背中や脇、首筋の汗を拭き取った。


(ーーーあぁ、気持ちいい)

「涼しいでしょう」

「えっ!」


 気配も無く背後の柱に寄り掛かり腕を組む惣一郎が気怠い表情で私を見ていた。


「前にもお話しましたよね。裸婦のモデルは涼しいですよ」

「や、そっそれは」

「裸婦は芸術作品です、下劣なグラビア写真とは違いますよ」

「そうですが」

「七瀬も美術科の生徒ですから分かるでしょう」


 惣一郎の言い分はもっともだ。


「そうですが」

「それに、七瀬は私に見られたいでしょう」

「そ、れは」

「見て欲しいでしょう」

「ーーーーー」

「私に見られたい、違いますか?」

「ーーーは、い」


 私はスカートのホックを外しファスナーを下ろした。顕になる白いパンティ、アトリエへ向かう惣一郎の背中を目で追いながら最後の布切れを剥いだ。


太陽は北西へと傾き始めアトリエの中は薄暗い。午後の心地良い風が薄い皮膚を覆う産毛うぶげでそよいだ。素裸になった私は惣一郎の視線に絡み取られ微動だに出来ずにいた。


「そ、惣一郎」


 背もたれのない椅子に座った惣一郎はなにも答えず机の上に麻の布地を広げた。


「なにをしているの」


 そして真新しい筆を無言で並べ始めた。全部で八本、平筆、丸筆、面相極細、ファン扇形と形は様々だ。


「これは硬い、豚」


 惣一郎は私の膝で円を描いてみせた。


「い、痛い」


「これも硬いですよ、ナイロン、でも滑りは良いです」


 今度は膝で円を描き太腿の付け根まで一気になぞり上げた。


「あっ」

「気持ち良いですか、もう一度」

「あっ」


 内股になった脚の間に惣一郎の膝が割り込んだ。


「これはオックス、牛です」

「は、はい」

「チーズは好きですか」

「はい」

「オックスも好きになると思いますよ」


 その筆は膝裏から臀部までジリジリと上り尻の穴辺りを刺激した。


「あっ、駄目」

「気持ち良かったんでしょう」

「駄目です、やだ」

「こうですか?」


 オックスは尻の穴の周りを上下した。


「あっ」

「それでは次」

「え」

「馬、これはあまり面白くないかもしれませんが許して下さいね」


 それは肩から肘、手首をゆっくりと滑り落ち、手のひらの中で前後し円を描いた。


「あ、あっ」

「手のひらで感じるなんて、七瀬ははしたない子ですね」


 そう歪んだ唇、上目遣いの惣一郎こそ、はしたなく嫌らしかった。


「ここからは最高ですよ、期待して下さい」


 なにが最高なのか想像も付かなかったが、小刻みに震える私の股座またぐらには体液が滴っていた。


「ラクーン、たぬきです。毛先が少し柔らかくなって来たでしょう」

「はい」

「此処にはラクーンが良いと思いますが感想を聞かせて下さい」


 惣一郎は筆の持ち手の先で淫毛を左右に掻き分けた。それだけで声が漏れそうになる、そこに筆先が当てられ前後した。


「あっ」

「感想はそれだけですか」

「あっ、ああっ」

「これではどうですか」


 筆先は私の突起の上で細かく震えた。


「ああっ、あ!」

「大きい声を出しても構いませんよ」

「ああっ、あっつ、あーーー!」

「嫌らしい子ですね。もう滴こぼれてますよ」


 筆を股座から抜くと体液が糸を引いた。


「や、やめて下さい」

「なぜ、こんなに喜んでいるのに」

「やめて下さい」

「昨夜もしたかったんでしょう、知っていますよ」


 やはり私の欲情に気が付いていたのだ。顔が赤らんだ。


「リス、やはりここは優しくしないといけませんね」

「あ、あ」


 リスはヘソ周りで円を描き乳房へと向かって跳ね上げた。


「興奮していますね、斑点が出ていますよ」


 惣一郎が言うには女性が性的興奮を感じると下腹がほんのりと桜色に色付き赤い斑点が浮かび上がる、私はその真っ只中なのだと気怠げに呟いた。それはもう否定しようがなかった。惣一郎の盛り上がった場所に私の体液がたらたらと筋を引いていた。


「此処からはあなたが好きな場所です、セーブル、イタチです」

「ーーーーあっ!」


 それは両方の乳房を無作為に撫で回した。その刺激で乳輪と乳首が膨らみ始め喘ぎ声が絶え間なく続いた。


「あっ、ん、あっああ」

「さて、最後です。コリンスキー、なんの動物だと思いますか」

「わか、わかりません」

「テン、赤テンです、最高に柔らかいですから味わって下さい」


 柔らかな毛先が乳輪と乳首に触れた。跳ね上がる腰を掴んだ惣一郎は執拗にその場所を攻め続けた。


「乳房が大きい人は感度が鈍いと言いますが七瀬は違うようですね」

「あっあ」

「今度はリスで撫でてみましょう」


 程よく柔らかいリスが股座に忍び寄り突起を小刻みに攻め、最上級に柔らかなコリンスキーが乳輪を撫でた。


「ああっ、そ、ああっ、やだ、駄目!」

「喜んでいますよ」

「ああっ」


 私の腰と脚が小刻みに震えリスが前後する度にクチュクチュと淫靡な音がした。


(ーーーーあ)


 惣一郎を見下ろすと彼のハーフパンツを私の体液が濡らしていた。


木陰からいつも奥さまがこちらを見ていました

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