TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

カクテルに秘めた思い _ yt × ymt

一覧ページ

「カクテルに秘めた思い _ yt × ymt」のメインビジュアル

カクテルに秘めた思い _ yt × ymt

1 - カクテルに秘めた思い _ yt × ymt

♥

3,548

2023年03月27日

シェアするシェアする
報告する



大飛「」     優太『』


大飛→マスター

優太→客


大飛side



毎週木曜、午後9時

このバーに必ず現れる人がいる

オシャレに服を着こなしすイケメン

頼むカクテルは毎回違う

この人との出会いは1年ほど前__




カラン コロン


「 いらっしゃいませー 」

『 1人なんだけど、空いてる? 』

「 空いてますよ、お好きなお席へどうぞ 」


そう言うとその人は俺の目の前のカウンター席に座る

“ 変わってるなー ”

俺の目の前に座る人は今までいなかったから直感的にそう思ってしまった


「 何飲まれますか、? 」

『 じゃあ…“ スクーリュドライバー ”で 』

「 …かしこまりました、少々お待ちください 」


そう言って俺はカクテルを作り始める

体が作り方を覚えているため、何かを考えながらでもできるようになっていた


「 お待たせいたしました、スクーリュドライバーです 」

『 ありがと 』( 飲

『 ん、うまっ 』


美味しいと言って貰えて安堵する

不味いとか言われたら最悪だから


『 おにーさんイケメンだよね 』

「 へ、?ありがとう、ございます 」


急に話しかけられてびっくりする

プラス急に褒められてドキッとする胸


「 お客様もイケメンですよ 」

「 惚れちゃいそうですもん、笑 」


この2つの言葉、どちらとも嘘では無い

本当のことを言うとめちゃくちゃイケメンで俺の好みの顔

それに加え惚れてしまった、俗に言う一目惚れである

俺はゲイだから恋愛対象は男なのだ

…かっこいいなぁ


『 ふっ、ありがと 』

『 ぁ、カクテルおすすめある? 』

「 おすすめ、ですか? 」

「 でしたらこの、“ エンジェルキッス ”がおすすめですよ 」

『 へー…だったらそれ1つ 』

「 ありがとうございます 」


俺はカクテルに乗せて思いを伝える

これだったら絶対バレないから


「 エンジェルキッスでございます 」

『 ありがと』( 飲

『 あ、これも美味し 』

『 おにーさんのカクテル美味しい 』

「 お褒めの言葉、ありがとうございます 」

「 お客様にそう言って頂けて光栄です 」

『 …優太、お客様じゃなくていいから 』

『 あとタメでいいよ、堅苦しい 』

「 ぇ、ですが…」

『 いーから、俺の名前呼んでみて 』

「 ッ… 」

『 ほら、早く 』

「 …ゆーた、 」( 照

『 ん、それがいー 』( 微 笑


そう微笑む優太がとても綺麗に見えた

この日から優太は毎週のように俺のバーに来てくれている




そしてまた今日も優太が来てくれた


カラン コロン


「 !、ゆーたいらっしゃい 」

『 ん、大飛お疲れ 』


今ではタメで話す仲にまでなった

俺は相変わらず一目惚れしたあの日から優太のことを恋愛対象として見ている

優太に気づかれないように

ひっそりこの思いは胸に抱いて


「 今日は何飲む? 」

『 あー今日は“ ライラ ”にしようかな 』

「、ん 了解」


優太は色々なカクテルを知ってる

カクテルを作ってるわけじゃないのに

いつもメニュー見ずに頼む


「 はい、どーぞ 」

『 サンキュ 』( 飲

『 やっぱ大飛のカクテルが1番だわ 』

「 そんな事言っても何も出てこないよ笑 」

『 お世辞じゃねーよッ 』

『 じゃあ次大飛のおすすめ 』


これも毎回恒例

優太は自分のものを頼んだら次は俺のおすすめを聞いてくる


「 んー、“ アプリコットフィズ ”かな」

『 じゃあそれで 』


今日も俺はカクテルに思いを乗せる


「 俺これ結構好きなんだよね 」

『 へー、“ 振り向いてください”ね 』


ドキッと心臓が音を立てる


「 …優太何言ってんの?笑 」

『 俺知ってるよ、大飛が俺のこと好きなの 』

「 ッ…そんな訳ないじゃん笑 」

「 俺と優太は友達でしょ?笑 」


今まで気づかれないようにと鍵をかけていたこの思い


『 俺が大飛のこと好きだって言ってもそれ言うの?笑 』

「 へ、嘘ッ… 」

『 嘘じゃねーよ、お前鈍感すぎ 』

「 ッ…やばい、嬉しすぎッ… 」( 泣

『 ちょ、大飛泣くなよ笑 』

『 ほら、こっち来いよ 』( 手 広

「 うぅ… 」( 抱 着

『 大飛、俺と付き合ってくれませんか? 』

「 はいッ、! 」

『 一生離さない 』( 口 付

「 !?、ゆーたイケメンすぎ… 」( 照

『 お前は可愛すぎだよ 』


俺の心に閉じ込めておくはずだった思いは

まさかの結末でハッピーエンドを迎える

イケメンすぎる俺の恋人、一生離れることはできないだろう



毎週木曜、午後9時

このバーに訪れる俺の恋人


カラン コロン


「 やっほー、優太 」

『 お疲れ、大飛 』( 頬 口 付


入ってきたらすぐキスをしてくれる優太


『 じゃあ今日は“ モーニンググローリーフィズ ” 』

「 …お誘いって捉えていーの?笑 」

『 好きなよーに笑 』

「 ふっ、優太らしーね 」

『 それが好きなんだろ? 』

「 どんな優太でも好きだよ 」


カクテルの意味を知っている俺と優太

俺はカクテルでする会話がたまらなく好きだ


『 やっぱ大飛のカクテルが美味いわ 』

『 もう他のもの飲めねーな 』

「 お世辞言っても別に何も出てこないよ 」

『 別になにか貰いたくて言ってる訳じゃねーよ笑笑 』

『 大飛おすすめ、どれ? 』

「 俺はねー“ シェリー ”」

『 ふーん、 覚悟しとけよ?笑 』

「 臨むところ笑 」


俺は店の看板をOPENからCLOSEに変える


『 閉めちゃっていーの? 』

「 ゆーたとの方が大事だからいーの 」

『 まじお前可愛すぎ 』( 口 付 、舌 絡

「 ん”んッ、んぁ…♡」

『 大飛エロ 』

「 うるさいッ、」( 赤 面

『 大飛、愛してる 』

「 …俺も、ゆーたのこと愛してる 」( 微 笑

『 ッ、今日は優しくできねーかも、♡ 』


優太の目が雄の目に変わる

“ ぁ、喰われる… ”

そう思った時には、もう遅かった






最近カクテルの意味を調べるのにハマったかけるであった

オシャレに書くって難しいね…


カクテルの意味 おさらい

・スクーリュドライバー         『 貴方に心を奪われました 』

異名         『 女殺し 』

・エンジェルキッス             『 貴方に見惚れて 』

・ライラ                       『 今、君を想う 』

・アプリコットフィズ           『 振り向いてください 』

・モーニンググローリーフィズ   『 貴方と明日を迎えたい 』

・シェリー                     『今夜は貴方に全てを捧げます』

この作品はいかがでしたか?

3,548

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚