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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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初めて蜂楽のプレーを見た時、その場にいた誰もが目を奪われた。




彼の巧みなボール捌きは、踊るようなドリブルを生み出し、思わず息を飲むほどの衝撃を与える。




常人とは逸脱した目前の才能に、周囲の人々は感嘆と、困惑の声をあげた。








あれから一年が経ち、俺は高校二年生となっていた。クラスには自分を含め、三人のサッカー部員がいる。


「さっき部長と会ったんだけど、着替えたらグラウンドに並んどけってさ」

「そっか今日だったな、新入生歓迎」

「そ、去年は緊張したよな〜」


級友は遠い目をして言った。

歓迎会では、毎年恒例で新入生の自己紹介と決意表明、そしてレギュラー陣との交流試合が行われる。たしかこの級友は「日本一のストライカーになります!」と宣言していた。


「今年は俺らも迎える側かあ」

「レギュラーだから試合にも参加できるしな」


俺と級友は、三人いる二年生レギュラーの内の二人なのだ。


「新入生なんてみんなコンテンパンにしてやる!」

「はは、程々にな」

「何言ってんだよ、高校サッカーの厳しさを教えてやるんだ。去年の俺たちのように!」


去年の交流試合で、俺たちは大差をつけられて負けた。つい数日前まで中学生だった一年生と上級生、それもレギュラーメンバーとの試合だったため、当然の結果だったのかもしれない。ただ、あの試合はそう簡単に説明できるものではなかった。


「まあ、いつまで経っても学ばないようなやつもいるけどさ」


俺は、それが「誰」を指しているのか言われずとも理解してしまった。


「そんな言い方は……」

「でもそうだろ。ドリブルは上手いけど、パスしてくれないし。しても絶対取れないようなとこに出すしさ〜」


その発言に、俺は口を噤む。

肯定も、否定も出来なかった。言っていることは間違ってないけれど、ただなんとなく、それに同意してはいけない気がした。


「なあ、今日のこと、あいつに伝えておいてくんね」

「俺が?」

「そう、だって俺、嫌われてるし」

「そんなことはないだろ」

「いやいや、絶対そう!この間話しかけた時も無視されたし。お前は結構話してるじゃん」

「いや、俺だって事務的なことだけで……」

「まあまあ、それでもうちの部——いや、うちの学校では一番話せてる! 自信を持っていい!」

「なんのだよ……」


仕方なしに、俺は自席を立ってそいつの元へ行く。そいつ——蜂楽は、何をするでもなく、ただ窓の外を見ていた。「あの、さ」声をかけると、ゆっくりと目が合う。

その瞳は、窓からの光を返すだけで、何の感情も感じとれなかった。


「えっと、今日の部活のことなんだけど……」

「聞こえてたよ」


そう、なんでもない事のように蜂楽は言った。そして席を立つと、そのまま教室から出ていった。

俺が罪悪感や後ろめたさを感じる間もないくらい、呆気なく、その姿は見えなくなっていた。














next.


♡…200






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やべぇ


ブルロにハマりました


ちなみに推しは蜂楽と凛ちゃんです((


学パロ書いてみました!


原作無視です(殴


笑顔で可愛い蜂楽は後ほど出てきますよ〜!


よかったら♡押してってね!





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