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第二章 知りたくなかった真実
冷え切ったドアノブを握りしめたまま、僕は立ちすくんでいた。
どうしても、リビングへ一歩を踏み出せない。
部屋の向こうからは、お母さんとお兄ちゃんの声が聞こえてくる。僕を置き去りにするかのように、二人はきらきらとした未来の話に花を咲かせていた。
明るくて、優しくて、希望に満ちあふれた声。
それを聞くたびに、僕の心には羨ましさと嬉しさ、そして――ほんの少しの絶望が混ざり合う。胸がぎゅっと締め付けられるように苦しい。
こんな日々がこれからもずっと続いていくのだろうか。そう思うと、僕は自分の心をすり減らしながら、ただ「我慢」し続けなければいけないような気がしてならなかった。
だけど、今そんな暗い感情に囚われている場合じゃない。
あんなに楽しそうな二人の輪に入るのだから、僕だって無理にでも元気なふりをしなければならない。
そんな妙な使命感を胸に、笑顔でいる準備をしていた、その時だった。
漏れ聞こえてくる二人の会話の隙間から、お母さんの、低く呟くような声が耳に届いた。
「引っ越しまであと3日しかないんだから、少しは弟に優しくしてあげなさい……」
「それに、早く伝えてあげなさい。あの子は、あなたのことが大好きなんだから」
その直後だった。
お母さんの口から、さらに衝撃的な言葉がこぼれ落ちた。
……頭に雷を打たれたみたいだ、という表現があるけれど。まさにあの瞬間、僕が味わった衝撃を伝えるためにある言葉なのだと、今ならはっきりとわかる。
それは想像以上に辛いことであり、とても驚くようなことなのだと知ってしまったから。
2章終わりです!
読んでくださった方ありがとうございます!
僕は、今まで小説をお風呂の中で書いたり
お布団の中で書いたり、ノートに書いたりしていたんですけど、ここの作品は全部パソコンでカチャカチャうってるんですよ!
(3回しかやってないけど)
結構すごい進歩じゃないですか!!
褒めてくれてもいいんだぞ…?
コメント
1件
うわあ……リビングの前で立ちすくむ主人公の心情、すごくリアルで胸がぎゅってなったよ。家族の楽しげな声と、自分だけ取り残されてるような感覚……それでいて「元気つくらなきゃ」って無理に笑おうとする健気さが切なすぎる。 お母さんの「弟に優しくしてあげなさい」の衝撃で終わる2章、続きが気になって仕方ない…!引っ越しまで3日ってカウントダウンも怖いなあ。 PCでカチカチ書いてるの、めっちゃ進歩じゃん!布団の中で書くのも味があって好きだけど、褒めてあげたいよ〜😌