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「 ん”ーーー!終わったぁ…… 」
時間は日付を跨いだ頃、作業に没頭していたら
こんな時間になってしまった。
既に飲んでいたペットボトルの中身は空、
ずっと同じ場所にも居たしちょっとした気分転換にでも、と思いリビングに向かえば
ダイニングテーブルの電気だけが光っていた。
ただ席には誰にも座っていなくて
消し忘れたんかな、とかないこが席を外して
戻ってきていないだけなのかな。とも考える。
コップに飲み物を入れようとキッチンに
立った時、視界に入ったベランダに桃色の
髪色が見えた。
そこには煙のようなものも見えて夜景を見ているんじゃなくて煙草を吸ってるんだと確信した。
表では「煙草なんて吸わないんだけどな」とか
言っているけれど、裏ではたまに吸っているのを見かけたりする。
事務所では見たことがないし本当に家だけで、俺だけが知っているんだろう。
飲み物を取りに来たことも忘れてベランダへ
足を運び、ゆっくりと扉を開ければ
音に気づいたないこがぱっとこっちを振り向く。
「 まろ、まだ起きてたの? 」
「 ないここそやで、作業してたんよ 」
「 この時間まで?お疲れ様、 」
煙草を片手に遠くを眺めている横顔を
見るとやっぱりイケメンだよな〜って思う。
これは俺だけの秘密だけど、デートの時にさりげなく車道側を歩いてくれる所とか
雨の日に傘を持っていなければ迎えに来てくれる所とか。
彼氏らしいさり気ない行動がイケメンだったりする
まぁ喋れば変態なんだけど。
「 ねえ、まろ 」
「 ん? 」
突然俺の頬を掴んで見つけてくる。
そうすればふっ、とたくさんの煙を顔に
吹きかけられる。
確か煙を顔にかける意味は『今夜お前を抱く』
って意味だったような…..。
「 っ、え 」
「 んふ、寝室で待ってるね。 」
イケメンスマイルをして煙草の火を消すために
灰皿へ押し付け部屋の中へと戻っていって
しまった。
まさか俺がこんな誘い方されるなんて思っても居なかったけど……。
俺もベランダを後にし、準備の為に
風呂場へと向かった 。