未来:先生、何で昨日あそこにいたんですか?
教室に戻った俺は昨日の事を聞いていた。
獬:それはな、俺もお前達と同じでアレについて気になってるからだ。
未来:そうなんすか...
獬:安心しろ、言ってねぇから。そのかわりにお前達アレについて何か知ってるか?
未来:!?、気づいてたんだね。
獬:あぁそうだ、それにお前が理解が出来る奴で良かったよ。
未来:放課後、知ってる事教えますよ。
獬:あぁ、わかった
そんな、物騒な会話をした俺は授業に向かうことにした。
未来:本当にあの先生は何を考えてるんだ。
そんな事を思っていたら、授業終了のチャイムが鳴った。
駿:今日一緒に帰ろうぜ
未来:すまん、先生に呼び出された。
駿:まぁ、お前の授業態度だとそうなるか。
駿は笑いながらそう言った。
駿:じぁ、今日の7時に俺の家に来れるか?
未来:多分な
駿:一応、期待はしておく。それじゃ、また後で
未来:あぁ
獬:それじゃあ、知ってる事について話て貰おうか。
未来:わかった、他言しないと約束してくれよ。
獬:安心しろ、俺はお前達の味方だ。俺にやれる事は手伝おう。
未来:本当だな。
獬:俺は嘘はつかない。
未来:そうだな
俺は、アレについて知ってる事を話た。
獬:マジか
未来:合ってるかどうかは、わからないけど。
獬:それでも、いい事が知れたよ。ありがとう
未来:じゃ、俺はこの辺で。
獬:そうだな、気をつけて帰れよ。後何か困った事があったら、言えよ。
未来:そうします。
そんな返事をして学校を後にした。
ピーンポーン
駿:珍しく早く来たな。
俺は、そんな事を思いながらドアを開けた。
駿:珍しく早かったな
霊:そんなことないよ
そんな会話をした俺達は、リビングへと向かった。
霊:ねえ、未来について話したいことがあるの。
駿:霊は、突然そんな事を言ってきた。
駿:どうしたんだ突然?
霊:いや、あいつはどう思ってるかが気になってね。
駿:確かにな、それは俺も気になってたな。
霊:そうでしょ
駿:未来は多分まだ、恨んでると思う。
霊:やっぱりか...
駿:知ってたのか?
霊:いや、この前あいつの家に行ってさ、見ちゃったんだよ。
駿:何おだ?
霊:写真だよ。
駿:!!
霊:しかも、警察から電話もかかってきてた。
駿:まさか、あいつ犯人を見つけようとしてるんじゃないだろうな。
霊:そのまさかだと、思ってる。
駿:思い出してみたら、学校での様子も変じゃなかったか。
霊:確か、アレについて話してた時だったよね。
駿:うん、後
霊:後?
駿:いや、なんでもない。
霊:そっか
駿:それよりもさ、そろそろ来るんじゃないか。
霊:そうだね
時計を見ると、時間は6時55分だった。
ピーンポーン
家のインターホンが鳴った。
【完】