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3人の売り娘

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3人の売り娘

9 - 助けてくれた理由

♥

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2025年04月15日

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こんにちは!圖阿です!
前回の続きからです!


どうぞ!






          ・・・



🦁side




強盗退治の後、俺はやって来た城の馬車に連れられて城に帰った。


手当をした後、案の定親父に何であんな無茶をしたのかなど言われたが、俺たち3人は特に話をしなかった。




🦁「………なぁ、あいつらに俺らがこの国の王子ってバレてしまうたんかな…?」


🍣「………たぶんバレたと思う」


🤪「まぁ、あの状況じゃしゃあないよな…?」


いくら変装をしていたとは言え、城の馬車が来てしまえばその変装も意味はないか。


🦁「…………あいつらと、もう会えへんのかな…?」


王子とバレてしまった以上、俺たちがよくてもあいつらはためらうかもしれない。


旅人からしたら、一つの国の王族と知り合って、面倒なことになるのは避けたいだろう。




初兎のこと……もうちょっと知りたかったんやけどな…。




空気が少し暗くなった頃、メイドの1人がやって来た。


メイド「失礼致します。皆様にお会いしたいと言う方が3名ほどいらっしゃるのですが……」


🍣「今は会う気分じゃないから、追い返して」


メイド「………それが、自分たちの名前を出せばわかってくれるとおっしゃていて……なかなか帰ってくださらなくて」


🤪「………名前?」


メイド「はい………りうら、ほとけ、初兎……と名乗る売り娘のようなんですが…」


🍣🤪🦁「ッッ!!??」


🦁「そ、そいつら全員頭の色がド派手やったんとちゃうんかッッ!?」


メイド「へぇ?…は、はい…確かに赤色、水色、白色と派手な髪色でしたが…?💦」


その言葉を聞いて、俺たち3人は即座に3人のもとに向かった。





門番「何度も言うが、ここはお前らのようなよそ者が来ていい場所じゃないんだ…!」


門番「わかったら、とっとと帰れ!」


🐤「こっちだって、何度もいいますけど、ないくんたちに会わせてもらえないなら帰りませんッ!」


門番「…ッ…!…先ほどから、ないくんだのイフくんだの、あの方々をそのように呼んでいい権限はお前たちにはないはずだぞッ!!」


門番「この無礼者めッッ!!」


門番の剣が今にも、3人に降りかかる寸前、ないこが門番を止めた。


🍣「待てッッ!!」


門番「……ッ!((ピタッ」


門番「な、ないこ様…イフ様…悠佑様ッ…!」


🤪「ハァッ…ハァッ…!そいつらは俺らの客人や…!」


🤪「剣をしまえ…ッ!」


門番「…ッは…!」


🐤「な、ないくん?……ッ…!」


🍣「怖い思いさせてごめんね…?」


🦁「一旦場所を変えるぞ」





🤪「……落ち着いたか…?」


🐤💎🐇「…………コクッ」


🍣「……はぁ……間に合ってよかったぁ…💦」


落ち着いて話ができるとこに移動した俺らは3人がなぜ、来たのかを聞いた。


すると、3人は顔を見合わせた後、話し始めた。


💎「………あのさ…?」


💎「3人は……何者なの?」


🤪「………俺たちはこの国王子や…」


🐤「………やっぱりそうだったんだ…」


🍣「黙っててごめん。けど、3人を騙すつもりはなかったんだ…💦」


俺たちは、なぜあった時変装をしていたのか、また、どうしてそれを言えなかったのかなどを話した。


🐤💎🐇「……………」


🦁「………呆れたか?」


🐤「……ううん……むしろ、なんかスッキリしたよ♪」


💎「そうそう♪あった時何であんな怪しい格好してたのか分かってスッキリしたし…!」


🤪「……怪しいって失礼やな…笑!」


💎「ほんとのことだもーん♪((ニヒヒ」


🍣「…………ねぇ、3人はこれからも俺らと会ってくれる?」


🐤💎🐇「………?」


🍣「ほら……?…俺たちって王子なわけじゃん…?」


🍣「旅人からしたら、面倒事には巻き込まれたくないんじゃないかって…」


💎「……確かに、面倒事に巻き込まれるのはごめんたけど、友達だからまた会いたいよ♪」


🐤「そうそう♪」


🐤「王子の友達とかレアだしねw」


そう言って笑う2人にないふが歓喜してるのは言うまでもない。


ただ、一つ気になるのが、初兎が何かをずっといいたそうにしては、ためらっていることだ。


こっちから動いてみるか。


俺は初兎に小声で声をかけた。


🦁「…………初兎………どうかしたん?((コソッ」


声をかけると、初兎はびっくりした顔をした後、俺の手をつかんで四人から少し離れた所に引っ張っていった。


🦁「…………?」


🐇「…………………ぁ…あの………何でッ…ウチを助けてくれたんッ?」


🦁「………へ?」


🐇「今までま会った…お、おとこの人はウチのこと体でしか見とらんくて、ほんまに危ない時に助けてくれた人なんておらんかったッ…!」


🐇「な、なのに、会ったばっかのウチのことを体目的でも見いひんし、命がけで助けてくれた…ッ…!」


🐇「……どうしてなん…ッ?」


どうして……っか…


🦁「…………何でやろうな♪?」




🐇「…………ぇ?」


🦁「俺がお前のことを助けた理由は俺自身正直よくわかっとらんのや」


🦁「気づいたら体が動いてた………ただそれだけやで♪」


🐇「……そ、それだけ…?」


🦁「おう♪」


これじゃ駄目やったかな…?




🐇「…………なんや…そっか…((ニコッ」


🦁「……………ッ…!」


🐇「…………なぁ、ゆうくん…?」


🦁「え?」


🐇「これからは、ゆうくんって呼んでもええか?」


🦁「え、ええけど…?」


🐇「……♪」


何が嬉しいのか、初兎は笑顔だった。


そういや、友達でアニキ以外で呼んだの初兎が始めてやな…。


グイッ


🦁「……おわ…ッ!」


🐇「…………あのさ…ゆうくん」


突然初兎が俺の袖を引っ張り、小声で話しかけてきた。


🐇「……変装しとった姿より、そっちのほうがずっとかっこええで♪((コソッ」


そう言って、満足そうにほとけたちの方に戻っていく初兎と不意打ちに負けて、顔を赤くした俺がいた。


🦁「……な、何やったんや…?/////」





3人が帰ろうとした頃、ほとけが俺に話しかけてきた。


💎「アニキ、アニキ…?」


💎「どうやって、初兎ちゃんの心を開いたの?」


🦁「………え?」


💎「………初兎ちゃん、男嫌いで、男性と離す時はいっつも作り笑いなのに、アニキとは普通に笑って会話してたから」


…………あぁ、そうか。


初兎に会った時に感じていた違和感は笑顔だったのか。


💎「どうやったの?」


🦁「………さぁ…?俺にもよくはわからんのや♪w」


💎「…………?」





続く




          ・・・



これは、🦁🐇が進展したと行っても過言じゃないのではッ!?✨


見てくださりありがとうございました!







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