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影にのせて伝える想い ー 🍗🍫
生きている人間ならば、誰しも日向に出ると” 影 “が付きます
女性なら女性の、男性なら男性の。
子供なら子供の、大人なら大人の。
様々な形がありますが、これは全て” 自分の形 “です。
え?自分以外の影の形?
聞いたことがありませんね。
嗚呼、昔本で読んだことがあります。自分以外の形の影が出来ていたら、
貴方のことが好きだったが亡くなってしまい結局想いを伝えられなかったという方が、貴方に影を通して想いを伝えるためにやってきた、とか。
しかし、これは一種の都市伝説のようなものなので、本当かどうかは分かりませんがね。
________
私の影は時々、
男性の形になります。
のあさんと買い物に行っている時も
「それでね!」
「うんうん」
「えッ、?」
「え、なに ?笑」
「えとさんの影が、っ … 」
「私の影?」
そこに映っていたのは、髪が短く、細身だががっちりとした体型。
確実にこれは男性の影だ。
「何これ、」
「それえとさんの影ですよね、?」
周りには私とのあさんしか居ない。
のあさんの後ろには、ちゃんとのあさんの形の影がついているので、この男性の影は私の影ということになる。
「ぇ怖ッ … 」
「影が変わることなんて普通有り得ませんよね」
「 … うん、」
私たちが何とか出来る訳では無いので、このまま放っておくことにした。
私はのあさんとの買い物から帰った後、すぐに調べた。
「” 影 自分以外 “っと、」
「は … !!?」
正直驚いた。
私のことが好きだったけど、亡くなってしまった人 …… ?
誰だろう。
身近で亡くなった人といえば … いや、あの人は絶対に無いだろう。
だってあの人は …
私の告白を断った人だから。
数日後
「じゃっぴー」
「ここどうやればいいのか分かんないんだけど、」
「あーそこはね、ゆあんくんに __ 」
「ごめん、なんでもない」
「 …… 」
「の、のあさんなら、知ってると思うよ、!」
「 …… うん、ありがと」
「うん … 」
毎日動画を撮って編集して、という多忙な日々に影のことなんてすっかり忘れてしまっていた私だが、
じゃっぴとのさっきの会話で思い出してしまった。
ゆあんくんは、
今は亡き私の想い人。
「 … のあさん?居る?」
「えとさんですか?」
「うん、編集で分からないとこがあるから教えて欲しいんだけど … 時間大丈夫?」
「分かりました、いいですよ!」
「ありがと、」
力尽きた。
連載にするつもり無かったんですが、需要あるなら続き載せます。
ばいばい~