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#佐伯イッテツ
かさ
17
⚠️こちらは7話からの別のストーリーです
⚠️バッドエンドです
⚠️グロ注意、それでもOKな方はどうぞ
「あっ‥‥ああっ!‥‥っテツ!」
「‥‥美味しい‥‥美味しいよ、ロウ君‥‥」
イッテツが俺の腰を掴み、激しく腰を打ち付ける
俺はシーツを握りしめイッテツの下で体を震わせた
イッテツが腰を屈め、俺の背中に唇を落とす
そして舌で背筋をひと舐めした
俺はギュッと目を瞑る
イッテツが舐めているのは俺の背中にある傷の痕
傷痕と言ってもどれも傷口は塞がってはいない
何故ならイッテツがずっと舐め続けて傷口を塞がないようにしているから
カチカチカチ‥‥
後ろでカッターの刃を出す音が聞こえる
ベッドの上にはカッターやナイフ、千枚通しが落ちていた
その中から今回はカッターを手に取ったようだ
俺は痛みが来るのを待つ
待つことしか出来ない
その瞬間
背中が熱くなり、遅れて痛みが襲いかかった
「ぐっ、あ‥‥あぁっ!」
「‥‥見てロウ君‥‥とっても美味しいそうな色‥‥あ‥‥」
「あ”ぁぁっ!くっ、痛っ‥‥」
深く切られたそこに舌が入り込み強く吸われる
痛さでどうにかなりそうだ
もう何度繰り返されただろう
体には力が入らなくなってきた
「ゔっ!‥‥イッテツ‥‥」
「なに?ロウ君」
そう言うとイッテツは傷口と傷口が重なり合って捲れた部分に歯を当て、肉を噛みちぎられた
「‥‥‥‥!!」
声にならない痛み
もうダメだ
きっとイッテツを止める事は出来ないんだ
きっと血や肉はどこの部分よりも美味しいのだろう
イッテツを狂わせてしまったように‥‥
俺はイッテツの顔に手を伸ばした
そして血のついた唇にキスをする
「‥‥ロウ君?」
「‥‥美味しいか?」
「うん。ロウ君はどこも美味しいよ」
「お前‥‥俺がいなくなったら‥‥どうしたら良いんだろうな」
「なんで‥‥どこにも行かせない」
「ごめんな‥‥俺がもう限界なんだ‥‥だから」
俺はイッテツのお腹を手でさすった
「俺がお前のここに全部入ったら‥‥お前も俺の所に来いよ」
「‥‥ロウ君の所?」
「そう‥‥先に行って待っとくわ。だからお前も早く来いよ」
「‥‥‥‥嫌だ。全部俺の物にするんだから‥‥ロウ君の全部‥‥」
「ゲホッ‥‥くっ‥‥良いよ‥‥全部お前の物だから‥‥他のケーキの奴に目移りする前に俺の所に来いよ」
「行くわけないよ!俺はロウ君だけで充分だから」
イッテツが赤く濡れた俺の身体を抱きしめると自分のそそり立つものを俺の中に突き刺した
俺は口元を真っ赤に染めたイッテツの笑顔を見て、ベッドに置いてあるナイフを手に取った
そして自分の首元にそれを充てる
「イッテツ‥‥今度はケーキもうフォークも無い世界で会おうな」
「どうして?こんなに美味しいのに」
「‥‥もっと美味しいものだってあるんだ。忘れちゃったよな」
「‥‥‥‥どうだったかな」
「じゃあな、イッテツ‥‥約束だからな?」
「あっ!‥‥‥‥ロウ君‥‥?」
動かなくなった俺の身体
その上には夢中で貪るイッテツの姿‥‥
そんなに急いで食べたら腹下すぞ?
俺が早く来いって言ったからか?
まったく今更俺の言う事聞くのかよ
全てを平らげたイッテツが満足そうに手についた血を舐めとる
そして手にしたナイフで自分の胸に突き刺さした
「ご馳走様‥‥ロウ君」
それは赤黒く‥‥
そしてみるみる間に二人分の血液がシーツに染み込んでいった
END.
コメント
4件
あおいです…第8話、読み終えました。 もう、言葉が出ませんでした。冒頭から重くて、痛くて、でも目が離せなかった。 特に「先に行って待っとくわ」ってロウ君が言ったところ、胸が締め付けられました。痛みの中に確かな優しさがあって…。 バッドエンドとわかっていても、最後のイッテツの「ご馳走様」に、何とも言えないやりきれなさが残りました。蒼月さんの描く愛の形はいつも美しくて苦しいですね。格好良かったです…!