この作品はいかがでしたか?
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あれから、しばらくして、無事、息子を出産。あまりの痛さに耐えきれず泣いて、照の腕、強く握って…(笑)
照「すっげー力(笑)」
○○「…だって……」
照「でも、すごいな。命懸けだもんな。」
○○「ん、めちゃくちゃきつかったけど、顔みたらそんな疲れも吹っ飛ぶね…」
2人で産まれた我が子をみながら会話。
照「○○、ありがとう。」
○○「ん?こちらこそ。ママにしてくれてありがとう…」
ちゃんと、産めた、この手にある重み。
可愛い我が子。愛する人との命。
○○「たくさん、笑って、すくすぐ育ってね。」
照「しっかり、守るから。安心して生きろ!息子!笑」
学校終わりに康二くんと、辰にぃに連れられひなのちゃんもやってきた。
ひなの「赤ちゃん見てきた!可愛かった!ひなのの弟ー!」
深澤「めちゃくちゃ可愛かった!」
康二「○○ちゃん、お疲れ様やな!これ、食べれる?」
○○「ん?え!これ!康二くん特製の!」
康二「せやで?(笑)これから大変やろから、しっかり食べて体力つけなんやろ?笑」
○○「嬉しい!ありがとう!」
しばらくして、看護師さんが赤ちゃん連れてきてくれて。
照が抱っこし、康二くんがたくさん写真撮ってくれた。家族写真も出来た…
名前は、光希(みつき)。
私たちの光で、希望だから。
幸希と、なやんだけど、光を照らすって意味も込めて。親子っぽいでしょ?笑。
あれから数年。
ドタバタと毎日がすぎていく。
光希も、3歳になり、今や年少さん。
優しい子に育ってる。
みんなが色々手伝ってくれるから、ほんとに助かってる。
もうすぐ3人目が産まれるから、今はその準備に追われてる。次は女の子。
ひなの「もう、お姉ちゃんも大変!」
なんて、お姉ちゃんをやってるひなのちゃんもまだまだ可愛い。時々、ママのとこに泊まりに行ってるひなのちゃん。
この間は、照抜きで、ひなのちゃんのママと、お茶してきた。
なんか、すごい仲良くなっちゃって(笑)
照はちょっと複雑そうだけど(笑)
ひなのちゃんママも、色々あって、阿部ちゃんと、お付き合い始めたそう。
阿部ちゃんは照にちゃんと報告してた。
照も、阿部ちゃんなら安心したって。
ひなのちゃんは、好きな時に、好きな方で過ごすスタンスになった。そして、ひなのちゃんのもう1人の妹ちゃんも、今は幸せに暮らしてると。
皆それぞれ、乗り越え、幸せな道を歩いてる。
深澤「こないだ、父さんに会った」
○○「え?大丈夫だったの??」
深澤「まーた女連れてたわ…」
○○「……」
深澤「でも、なんか幸せそうだった。」
○○「…え?」
深澤「ありがとうって言われたよ。それと、○○にも謝ってた。」
○○「…いまさら」
深澤「だよなー。だから、もう、俺らに構うなって言ってきた…」
○○「それで良かったの?」
深澤「……」
○○「辰にぃ?」
深澤「ん、いい。ただ、父さんも幸せ見つけれたんだなって思ったらさ、なんかホットした。あんなやつなのに…」
○○「辰にぃにとっては、唯一の親だもんね?やっぱり、どこかに、愛情あったんだよ。お父さんだもん。」
深澤「……っ。」
そう言って静かに泣く辰にぃをそっと抱きしめ背中を撫でた。
深澤「あ……照に殺されるかな、俺…」
なんていきなり言うもんだから笑ってたら…
照「分かってんなら、今すぐ…」
○○「ちょ、照!?いつから…」
照「ん?さっき…てか、さっさと離れろよ!」
そう言って、照の方に引き寄せられ抱きしめられた。
相変わらずヤキモチ焼きの旦那さん。
○○「…もう///」
そして、それがまたちょっと嬉しく思ってしまうし、変わらず照の腕の中は安心してしまう。
深澤「さ、俺も康二のとこいこー。」
照「さっさといけよ!」
深澤「そんな、怒んなくてもいいじゃん?」
照「それだけ元気ならもう大丈夫だろ?(笑)」
深澤「………うん、もう大丈夫。ありがとう照。○○。」
あ、照、知ってたんだ…
照「ふっか。もう、お前も素直に幸せな道、自分から歩けよ?」
深澤「うん。分かってる。」
そう言って、辰にぃは帰ってった。
それから数日後。
同性婚認定書とともに、2人の写真が送られてきた。
照「……良かったな」
○○「…康二くんがお兄ちゃんか!」
照「うわぁ、それはやだな(笑)」
そんなこといいながら、2人で笑いあった。
その写真送られた数時間後、2人から突撃訪問をくらい、後日、みんなでお祝いパーティ開いた。
幸せの形は人それぞれ。
だけど、これからも、笑って明るく生きていきたいな。みんなと……
_______________𝐹𝑖𝑛.
コメント
2件
素敵なお話ありがとうございました(*^^*)幸せの形は人それぞれ、今が幸せならいいですよね☺️ またお話待ってます♡