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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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ー昼前ー

ぐちつぼ視点

君が無理をしている気がした.

何より昔の自分と重ねてしまって,不意に手を伸ばした.


でも,届くはずの距離に居る君の顔は何かに追われている,…縛られている様な,そんな顔をしていて.

掴めなかった.

昔俺はらっだぁに救われたのに.

呆然としたまま数十分が経って,ようやく腰をあげ,自国に帰る事にした.


君が走った方向とは逆の自国を目指して,歩いた.


らっだぁ視点

どうしよう

がむしゃらに逃げてきてしまった.此処が何処かも分からない.


でも違う,いや違わないけど怖かったんだ,…ばれるのが

みんな優しい

自国のみんな,同盟国のみんな.


俺自身,自分が無理をしているのは分かってる,けど.

それを優しいみんなが知ってしまったら…

昔みたいに…みんなが無理をしてしまったら.


どうしても言えない,多分,死んでも.

ここどこだろ,

…今日,晩御飯食べれるかな…






ぐちつぼ視点

…らっだぁは見つけたけど,まだ報告もできていない.

ただ意思は決まった.



…らっだぁを,みんなで助けよう.

俺は昔らっだぁに救われた

他の人も,らっだぁに救われた人は多い.

絶対助ける.


…まぁそれにしてもあいつは…変わんないなぁ.


雨が降りそうな曇り空を見つめながら,そう考える.



とりあえず皆に報告か…

確か運営国かららっだぁを探して欲しいと言われているのは,ここと日常国.

一旦コンタミさんに連絡か,依頼主だし…


プルルルルルル…(電話)



コンタミ視点


らっだぁ,最近元気がないからなぁ…我々国とWT国は最近多忙らしいから連絡しなかったけど…最悪連絡しようかな


医務室で書類整理をしながら考え事をする.きょーさんとレウさんがらっだぁを探しに行っている間,俺はやることがないからね.


そんな時,携帯が鳴る.


プルルルルルル…(着信音)


あれ,電話だ


cn「もしもしー?」

gt「はい,ぐちつぼですー」

cn「あ,どの様なご要件で?らっだぁ…ですか?」

gt「そうっすね,運営国の西辺りにらっだぁが居て…逃げられちゃったんですが…走っていった方向は我々国に近かったと思います」

cn「了解です,ありがとうございます…」

gt「はーい…」


gt「…あと,らっだぁって最近どうなんですか?」

cn「うーん…まぁ,元気がないように見えますね…,私は医師を兼ねているのでらっだぁと関わる機会は他の幹部より少ないんですが」

gt「そうですか………」

cn「でもなぜそんなことを?」

gt「いやぁ,実はらっだぁ少し話したんですがどうも疲れている雰囲気でして…健康診断行っていないそうじゃないですか.心配でね…」

cn「なるほど…情報ありがとうございます,じゃあここら辺で…」

gt「はーい.」


…,探るか…

君の弱音と溺れたい[rd]

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うん神作やな

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