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「…ひどく…してよ。若井…」
予想外の答えに息が止まりそうになる。
「…ッ。でもー」
元貴の顔をのぞき込んだら、ふぃとかわされて俺の耳元でかすれた声がした。
「お願いだから…。 ひどく、し…ッ」
最後まで聞く余裕なんかあるわけ無くて、
元貴の唇を無理やりこじ開けて指を入れる。
「あっ…や、わか…ふッ」
胸の小さな突起に舌を這わせると、元貴はがくがくと両膝を震わせた。
(wki目線)
着てたスウェットをランドリールームに投げ捨てると、もう2人を隔てるものは何もなくて。
すぐにでも1つになりたかった。
何でひどくされたいの?
そんなに辛いの?
ラクになれるの?
そんなセリフが浮かんでは消えたけど、口にする事はできなかった。
元貴の顔に
「いいから聞かないで。」
って書いてあったから。
ためらいを捨てて、 元貴の乳首を強弱をつけながら何度も舐めて、甘噛みして。もう片方の乳首を指先で弾く。
「あ…!ふっ…」
耐えきれず声が漏れるのを、元貴は手の甲で抑えようとするけど、先に俺の手が元貴の手首をつかんで浴室の壁に押し付けたから、それは無駄な抵抗になった。
「なんで?こえ、聞きたいよ。」
元貴の声なら何でも聞きたい。
元貴自身はビクビクと震えて、先からトロリと液が流れていた。
でもまだ。
触ってやらない。
「…も、っ…くるし…あ、あ」
元貴はたまらなくなったのか、残ってた片手で自身を触ろうとしたけど、すかさずそれも絡め取って両手首を壁に押し付けられる結果となった。
耳に舌を差し込むと、びくりと元貴が震えるのが分かる。
「ひゃ…あ、あ…っ!も、あ…!」
「もっと。 俺だけに、聴かせて。」
耳元でわざと囁くと、ビクビクと震わせながら先走りが更にトロトロと溢れた。
両手首の自由を奪われて好きにできない辛さから、元貴は腰を振る。
「も…わ、かぃ…さ、わって…」
「触んなくてもイけそうだけど?」
手首を押さえつけたまま、小さくてキレイな口を塞いで舌でめちゃくちゃにかき混ぜてやる。
自然と互いの自身と腹がこすれる姿勢になって、ピチャピチャとイヤらしい音がした。
やっと刺激をもらえた元貴は腰を振って俺に擦り付けてくる。
「…あ!イ、く…あ、あ」
「イかせない。」
触れ合ってた腹を離すと、元貴を抱えて湯船に寄りかからせて腹ばいにした。
もうお互いの先走りで元貴の後ろはぐちゃぐちゃだったけど、 丁度メイク落とし用のオイルがあったから俺はそれを指に塗りたくった。
指をあてがうと、気付いた元貴が驚愕してるのがわかる。
「え、ちょ、わかい…まっ、てっ…
う、ああっっ!」
いきなり2本、奥まで入れて。
ナカをぐりぐりと掻き混ぜた。
「…つッ!あっ、あ、もう…ぁ、やめッ」
元貴はもう涙目だ。
前立腺の辺りを探り当てて、ぐりぐりと刺激してやるとビクンと体が跳ねた。
すんでのところで、指を抜いて、すぐにオレ自身を挿入する。
指とは全然違う質量を受け入れて、元貴の綺麗な顔が苦痛に歪んだ。
「い、っ……!ああ、あ!っ…!」
「きっつ…全部入ったよ、もとき。」
元貴のそこは狭くて、以前繋がった時も苦痛に耐える顔が痛々しかったのを覚えてる。
あの時は予め解したし、少しずつ動いて、慣らして行ったけど。
パンっ
何度もギリギリまで引き抜いて、強く最奥まで侵入する。
パンっ!
「…ひぁ!ちょっ、わ、か、ああっ!」
痛みを逃がしたくて、どこかにすがろうと元貴の手が宙を掴む。
「ここ。握ってて。」
上から覆いかぶさる様に繋がって、元貴の指を絡め取った。
もう片方の手で元貴のを握ると、いきなりスパートをかける。
パンっ
「あ!もう、イ、ああ…あっ!!」
痛みと快感でメチャクチャになって。
元貴はそう喘ぐと俺にしか聴かせない可愛い声で鳴いて、掌の中に白濁を吐き出した。
「ふっ…は、…はぁっ」
肩で息をしながら、いっときだけトロンとした目をしたけど、元貴の中の俺はまだ熱を帯びたままなのに気付いたらしく「ひゅっ」と息を吸うのが分かった。
それと同じタイミングで俺はもう一度腰を激しく動かす。
「 元貴、先にイっちゃったね。 かわいい。」
わざと覆いかぶさった耳元で囁くと、耳に優しく口付けた。
それに元貴が敏感に反応する。
「あ、あ…!ま、た、ああ…ッ!」
「一緒にイこうね。」
再度熱を吐き出しても俺の手を握り続けて離さない元貴を見たら、愛しい気持ちが溢れてブワッと目が熱くなったけど。
(どうか、元貴が抱えたものを少しでも分け合えますように。)
心の中だけでそう想い願って、彼の中に全てを注いだ。
書ききれない…
エピローグ書きます。