テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
11件
もふくんに「おはようダーリン」なんて言われた日にはもう命日ですねwww
あ⋯☆あの世ゆきですね〜☆ ちなみに私の口角って見当たります??
「う、わあ!!」
ドスっという何か落ちた音と大きな声で目が覚めて、その方向を目で追うと案の定dnさんがベッドの下で腰を抜かしていた。おそらく目が覚めて自室ではない部屋、そして隣に俺が寝ていることに気付き驚いてベッド落下、みたいなところだと思う。
「えあ、あ、も、mfく、ん⁉︎」
「おはようダーリン、昨日の事全部覚えてますかー?」
「へ、きのう⁉︎きの…………えぇ、⁉︎⁉︎」
dnさんは顔色を赤くしたり青くしたりを繰り返してついには頭を抱えて黙り込んでしまった。ベッドの上から辛抱強くスリープ状態のdnさんが覚醒するのを待っていると、彼は頭を抱えたままこちらを見上げた。ギギギ…とでも音がしそうな錆びついた動作に笑ってしまう。
「………おれ、mfくんとつきあった…?????」
「やっぱりめちゃくちゃ酔っ払っても記憶はあるんだなー。今後もずっととの恋人依頼延長、誠にありがとうございまーす」
「っえ、え、ほんとうに…?いや、今更嘘だったら泣くけど…」
「待って待って、俺そこまで外道じゃない」
「だって、マジで恋人になったら俺mfくんとたくさんしたいことあるんだよ?いいの?引かない?」
「えっ何何何、興味あるなぁ」
安心させるために笑って言葉を促すと、dnさんはキョロキョロと視線を彷徨わせたあと俯いて顔を両手で隠してしまった。
『dnさん手も首も頬っぺたも真っ赤だな』
全部真っ赤になった彼をぼうっと眺めながら返事を待っていると、両手の向こうから絞り出したようなか細い声が溢れてくる。
「…カップル配信とか、2人でお出かけとか、ご飯とか、何か作ったりとか…………きっ、キスとか、……その先と、か…」
ぽろぽろ出てくる恋人からの初々しくも可愛いやりたいことリストに笑顔になってしまう。俺も、きっとdnさんとやりたいことが沢山ある。俺はベッドから降りてdnさんの手をそっと掴んで降ろさせた。とりあえず今は俺の彼氏さんがどんな可愛い表情をしているのか知りたかったので。
「いいじゃん、2人のやりたいこと一つずつ消化していきましょう。俺、dnさんと沢山こういう話がしたい」
そう言うとdnさんは赤い顔のまま顔を綻ばせて頷いた。とりあえず2人のやりたいことリストを作るところから始めましょうか。