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uplt
地雷さん🔙
⚠attention⚠
これはめ/め/ん/と/も/り/様 及びmmmrの皆様の二次創作作品となっております
ご本人様に関係は一切ございません
この小説がご本人様の目に届くような行為はお辞め下さい
また、私がこの小説で収益を得る等の行為は一切ございません
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upと私の関係は 、 少しおかしなものだった
幼馴染と言うには言葉が足らず 、 腐れ縁と言うには少し柔らかい
__ そしてここはいつもの音楽室。
私がピアノの鍵盤を引くと息を合わせてupがヴァイオリンの弦を引く
その時間は、最高に楽しく 、 美しく 、 幸せだった。
だが 、 時が経つにつれ 、 音の距離も関係的な距離も遠くなっていった 。
私の音は人の心を麗し、
upの音は日常に溶けていく __ 。
放課後の廊下は夕日が差して 、 綺麗としか言いようがない空を見つめる
lt「 … 綺麗だなぁ 、 私の心と違って 。 」
そんなことを呟きながら 、いつもどうり音楽室へ向かう 。
廊下を進むと 、 何故かいつもは誰もいない音楽室から音色が聞こえた 。
とても上手いとは言い難いような不器用な音
私の目線に映ったのは 、 真剣にヴァイオリンを引く人影
__upだ 。
しかし 、 いつものおちゃらけている雰囲気ではなかった
その姿に 、 どこか懐かしさを覚える 。
__私は迷わず、upの隣でピアノの鍵盤を弾いた。
up「 …! 」
upは一瞬驚いたような 、 はっとしたような顔をして 、 ピアノを引く私を見つめた 。
お互いに何も言っていないのに、合意したような表情をして、楽譜を開く
__同時に鳴らしたのは、同じ音、同じメロディ。
けれど 、 私とupの音は完全には重ならなかった 。
ほんの少しだけ 、 ピアノが先に息を吸って 、 ヴァイオリンが遅れて追いかける 。
その ” ずれ ” が 、 昔から変わらない私たちそのものみたいで 、 胸の奥が 、 きゅっとした 。
けれど 、 upは私を見ない。
ただ 、 楽譜だけを見つめて手を動かしている 。 でも 、 その音は確かに 、 私の音を探していた
。
私も何も言わない 。 鍵盤を叩く指に 、 余計な感情を乗せないようにして 、 ただ 、 upの音に寄り添う 。
音楽室に響く旋律は 、 完璧じゃない 。 むしろ 、 どこか不器用で 、 危うい 。
それでも 、 昔と同じだった 。
言葉を交わさなくても 、 視線を合わせなくても 、 『ここだ』 と分かる場所 __ 。
曲が終わると、 余韻だけが音楽室に残る。
upは小さく息を吐いて 、 いつもの調子に戻る前の 、 ほんの一瞬だけ 、 柔らかく笑った 。
up「……やっぱ、合うな」
それは感想で 、 独り言で 、 きっと 、 それ以上でも以下でもない言葉 。
私は答えない 。
ただ 、 ピアノの蓋に手を置いて 、 その言葉を胸の奥にしまって 。
この関係に名前はない 。 約束も 、 未来の話もない 。
それでも確かに 、 同じ音を鳴らしたこの瞬間だけは 、 何にも代えがたくて 。
___まるで音色がした約束のように。