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今中希美
29
あんにん
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#まな👻🌙の小説記録会
公園のベンチ。
普段こんなことしないけど、今日は家に帰りたくない
この季節の変わり目、気温差、気圧差に世の中やられる人多いみたい。
私もその一人。
仕事では完璧仕事速い、人当たりもいいと評価され
家では、ちゃんと考えてるから大丈夫だろう
友人も少ないがちゃんといる。
それでも、誰にも言えないけど、心に抱えた黒いものが、私を支配する。
涙が出る。
私恵まれてるはずなのに、満たされない。
消えたい。
もう、つかれたな。この世に未練はないかも。
けど行動はしない。そんな勇気もない。
あぁ、涙溢れちゃった。もう出し切るまで止まらないだろうな
渚「なんで泣いてんの」
〇〇「え?」
渚「見たことある人いると思って近づいたら泣いてたから」
〇〇「つかれちゃった」
渚「そっかそっか。今は泣いちゃえ。」
〇〇「ううっ、」
渚「ハンカチある?あ、ティッシュのがいい?」
〇〇「ティッシュがいい、ありがと」
渚「なにかあった?」
〇〇「特にこれがあったって訳じゃない、蓄積、かな?」
鼻水ぐちゅぐちゅで鼻声で、声をつまらせながら話す私にあわせて、ゆっくり話を聞いてくれた
渚「季節なのもあるよな、わかる」
〇〇「いまの時期だけってわかってるけど、今日だけが1番しんどくなっちゃっただけかもだけどさ、涙出るなぁって思って」
渚「普段、泣かないよな」
〇〇「人前で泣くのなんて久しぶりだよ」
渚「あと慰められてもむずむずしてる?」
〇〇「なんか、なんて言えばいいのか、なんて反応すればいいのか、わかんない。」
渚「あんまり、慰められたことない?」
〇〇「ないかも。心当たりがない」
渚「誰にも?」
〇〇「うん。そういうの恥ずかしいから、弱音はいたりしても、泣いたことないかも」
渚「でもほんとは、隣で話聞いて、共感してほしかったんじゃない?」
〇〇「そう、なのかもしれない」
渚「恥ずかしいことじゃないよ。誰にも言えないなら、涙出そうになったら俺のこと呼んでよ」
〇〇「なんで?苦しくない?」
渚「苦しくない。むしろ、いつも完璧な〇〇の弱いところ、好きだよ。いいことも悪いことも俺に話してよ。」
〇〇「好きって、なに」
渚「そういうんじゃなくて、いや、間違ってはないけど、弱ること〇〇にもあるんだなって。」
〇〇「私は別に完璧じゃないよ。そう見えるだけだから」
渚「いつも、頑張ってるんだねお疲れ様。今は、今だけは、頑張らないで、弱ってる姿もきれいだから」
コメント
1件
あちゃさん、読ませていただきました。冒頭の「家に帰りたくない」という一文に、もう胸がぎゅっとなりました。仕事では完璧に見えるけど心の中はぼろぼろで、涙が止まらない――その感覚、すごくリアルで共感しました。そこに現れた渚さんの「なんで泣いてんの」って、軽やかだけど優しい声かけが絶妙でしたね。「慰められたことない」って主人公が言うところ、じんわりきました。弱さを見せていいんだよって言ってくれる人がそばにいることの尊さを、静かに描かれていてとても好きです。続きが気になります。素敵な作品をありがとうございます🌷